2024年09月14日
カナダ政府 キューバでの音響攻撃疑惑の証拠はないと言明
駐キューバのカナダ大使館
Cubadebate、2024年9月14日
「省庁間作業部会は、カナダに拠点を置く職員とハバナにいるその扶養家族が経験した健康症状を、一人または複数の外国人行為者が原因とする証拠はない、と決定づけた」、とカナダ政府は公式サイトに掲載した報告書で述べた。
この断言によってカナダは、いわゆる「ハバナ・シンドローム」におけるキューバに対する姿勢について、米国政府とCIAを孤立させる。というのも2017年から2018年にかけて同国大使館職員が体験したという音響攻撃の証拠が見つからなかったからである。
専門家たちは、RCMP(王立カナダ国家警察)による調査、環境測定、ノバスコシア州保健当局のMOAといった取り組みを通じて、報告された出来事と症状を調査したあと、この結論にたどり着いた。
「既往症、環境要因、通常の病気が、経験した症状の多くにおいて重要な要因であった可能性が高い」、と報告書は指摘している。
そのため、影響を受けた従業員の所属部署の労働安全衛生専門家は、安全作業部会ではなく、健康問題としてこの問題に引き続き取り組んでいく、と発表された。
さる9月1日、キューバのブルーノ・ロドリゲス・パリージャ外相は自身のXアカウントにおいて、「ハバナ・シンドローム」として知られる、外交官への音響攻撃の疑惑は、米国の対キューバ政策に、さらなる攻撃的なアプローチを適用するための口実にすぎなかった、と投稿していた。
この口実は、キューバに対する制裁強化を正当化するために、米国人極右やキューバ系アメリカ人マフィアたちによって広く使用された。
最近、米国の国立衛生研究所は、人びとが参加を強制されていたことが明らかになった研究のあと、「十分な警戒」を理由に、このテーマに関する研究の終了を発表した。
Gobierno de Canadá reconoce que no hay evidencia de supuestos ataques sónicos en Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/09/14/gobierno-de-canada-reconoce-que-no-hay-evidencia-de-supuestos-ataques-sonicos-en-cuba/
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