2024年01月20日
エルリス・カサノバ 涙の完投勝利 アルテミサが2勝2敗に追いつく 第二回キューバ野球エリートリーグ決勝戦第四戦
完投したエルリス・カサノバ(顔)を祝福する相手チームのノエルビス・エンテンサ投手(背中)
JIT、2024年1月20日、Prensa Latina
偉大なエルリス・カサノバの完投がきょう(1月20日)、マタンサスに対する3対2の勝利をアルテミサにもたらし、キューバ野球エリートリーグ決勝戦でタイに持ち込んだ。
ピナール・デル・リオ県出身の右腕カサノバは、最近妻を亡くし、その心身状態について多くの人が憶測していた。しかし、9回を完投し、2点を失っただけで、その投手としての偉大さを改めて見せつけた。
7回までの無失点のあと、8回が唯一マタンサスが得点したイニングになった。この回、適時二塁打を放ったアリエル・サンチェスは、これで国内リーグにおいて自身通算1999安打にたどりついた。
8回の終わりに、アルテミサ首脳陣はエルリスのパフォーマンスを祝すためにベンチから出てきたが、彼はボールを要請し、9回もマウンドに上がった。試合がおわったとき、このピナールの投手から流れ出た涙は、プレーオフでのひとつの勝利という以上の多くのことがこの試合にかかっていたことの明らかな証左であった。
初回のフレデリク・セペダによる適時打がアルテミサを勝利に推し進め、リードしたまま、7回にはさらに、マタンサスのユリスベル・グラシアル三塁手の失策と、ダヤン・ガルシアの適時打で2得点を加えた。
マタンサスでは、セサル・ガルシアがカサノバの立派な相手になった。彼は7回を投げ、アルテミサを2得点に抑えた。救援投手のノエルビス・エンテンサは2回を投げ、1得点を許した。
打撃があまり目立たない試合の中で、ユリエスキ・ゴンサーレス監督率いるアルテミサチームでは、フレデリク・セペダが2打数2安打1打点2四球、ダヤン・ガルシアが4打数2安打1打点、と活躍した。マタンサスでは、アリエル・サンチェスが4打数2安打(二塁打2本)2打点と気を吐いた。
これでプレーオフは2勝2敗のタイとなり、日曜日(1月21日)の13時30分から、26・デ・フリオ球場で、第五戦がおこなわれるが、この試合の勝者がエリートリーグ制覇という大きな野望を得る大事な試合となる。
マタンサス対アルテミサ 決勝戦第四戦(2024年1月20日)
Un enorme Erlis guía éxito de Cazadores en Élite del Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=726145
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/12399293
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック