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2021年12月30日

キューバ 1月5日より国際衛生管理対策を強化 オミクロン変異株に対応

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国際観光に向けて各空港が再開

Granma、2021年12月30日

11月15日以降の海外観光客の増加と、わずか2〜3日のうちに感染者数を倍にする能力を持つ新型コロナウイルス新種株の高い感染力を考慮し、国内での国際衛生管理対策を変更および他の全般的措置を適用することが決定された。1月5日から有効となる。

公衆保健省の広報において、ホセ・アンヘル・ポルタル・ミランダ大臣は、13週間連続でキューバでは新型コロナウイルスの新規感染者の減少が続いたが、この状態は先週末で転換点を持ち、感染者数は前週比34.8%増(163人増)となった、と説明している。

前週と比べて増加したのは9県:ハバナ119人増、シエゴ・デ・アビラ33人増、ピナール・デル・リオ26人増、マタンサス18人増、アルテミサ14人増、マヤベケ11人増、シエンフエゴス9人増、グアンタナモ6人増、カマグエイ5人増。

また、最も感染者が多い県はハバナ(167人、26.4%)であり、続いてオルギン(80人、12.7%)、カマグエイ(62人、9.8%)、シエゴ・デ・アビラ(61人、9.7%)、マタンサス(57人、9%)、イスラ・デ・ラ・フベントゥ特別自治区(46人、7.3%)である。以上6県・地区は、新規感染者数全体の74.8%を占めた。

この結果、現在の感染者数も上昇し、前週比130人増の488人となった。

今月12月中の感染者数の減少は、11月と比較して明らかであるが、これは安心する理由には全くならない。ウイルスはわれわれの間に存在を続けており、先週の感染動向がその最良のサンプルである。

世界的には、残念ながら感染増加の傾向にあり、世界保健機構が「懸念される変異株」として指定したオミクロン株は全大陸の110か国に広がっている。

キューバでは、11月29日から12月25日までの間、ペドロ・コウリー熱帯医学研究所が実施したPCR検査による調査において、12県の72人へのオミクロン株感染が確認されている。その大半は海外からの入国者によるものだが、その接触者となった患者はすでに診断されている。

国際衛生管理で維持される対策:

南アフリカ、レソト、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビーク、ナミビア、マラウィ、エスワティニからの旅行者向け:

以下が必須となる:

-入国地点でのワクチン接種完了証明書の提示

-出国前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書の提示

-入国地点で、新型コロナウイルスPCR検査用の検体が採取される

-8日間の隔離義務が指定のホテルで実施される。宿泊費と交通費は旅行者自身の負担となる。

-隔離7日目に再度PCR検査の検体採取がおこなわれ、陰性の場合、8日目に隔離終了になる。

国際衛生管理に追加される対策:

世界のその他の地域からの旅行者の場合(キューバでの居住者かどうかにかかわらず):

-入国地点でのワクチン接種完了証明書の提示が義務となる

-出国前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書の提示が義務となる

-国境での、高い危険がある国々からの旅行者に対するPCR検査実施によるサンプル監視が増やされる。

上記対策に加え、ワクチン接種証明書を持たないキューバ人居住者は、入国の際、以下が義務となる:

-入国地点で、新型コロナウイルスPCR検査用の検体が採取される

--8日間の隔離義務が指定のホテルで実施される。宿泊費と交通費は旅行者自身の負担となる。

-隔離7日目に再度PCR検査の検体採取がおこなわれ、陰性の場合、8日目に隔離終了になる。

国外の港を出発しキューバへ入港しようとする商船のすべての乗組員と乗客は、ワクチン接種完了証明書を提示しなければならない。また、入国地点でPCR検査が実施される。

キューバ国内での滞在が48時間未満の航空機およびクルーズ船の乗組員はこれらの措置が免除される。どちらの場合も、ワクチン接種完了証明書を提示する必要がある。

観光用クルーズ船および船舶の乗客は、入国の際、新型コロナウイルスワクチンの国際接種証明書を提示する必要がある。

キューバに到着しインターナショナルスクール入学やキューバ機関の奨学生、技術者、外国人ボランティアとなる外国人旅行者は、各センターで8日間の隔離を実施し、到着7日目にPCR検査が実施される。

以下の者はワクチン接種完了証明書は求められない:

-12歳までの子ども。国籍や出発地に関わらない。

-しかるべく証明された医学的理由により、規制当局によって現在まで承認されているワクチンのどれも接種できない成人

国内での他の対策の説明:

-キューバに到着し新型コロナウイルス陽性が判明した旅行者はみな、各県で指定された医療施設に収容される。

-これら陽性が判明した旅行者の濃厚接触者はみな、各県の専用センターで隔離か、または必要な環境が存在しこれらの対策の遵守が保証されている限りにおいて、家庭での隔離が実施される。

-病状に危険または重大性がある国内感染者は、専用の医療施設に収容される。残りの感染者は各県の環境に応じて、家庭で収容される。

-国内感染者の濃厚接触者は、各自の住居で8日間隔離され、必要な場合は施設でこれを実行する。

-妊婦や10歳未満の子どもの感染者は、専用の医療施設で隔離される。

-感染判明者の一次接触者の検査は、接触状況が判明次第行われる。

-感染疑い者の特定のため、全県で、最大の危険エリアを優先的に、住民への検診が再編成される。

-オミクロン変異株の高い感染力とすでに国内での感染が判明していることを考慮し、人びとの密集が生じる大規模な活動は実施されない。小規模な活動は、規定の衛生対策の遵守を前提に維持される。

-国内全県は、遺伝子配列調査のため陽性検体をペドロ・コウリー熱帯医学研究所の各研究所へ送る。

-既存ワクチンの使用可能性に対応して、全国でのブースター接種を加速させる。

このウイルスの存在に対しては、感染のコントロールを維持するために、あらゆる場面で責任ある行動をとり、キューバでの前例のないワクチンキャンペーンを前進させるために行われている並外れた努力と共にあることが不可欠であり続けている。

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キューバでの新型コロナウイルス感染件数(2021年月別)

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キューバでの新型コロナウイルス感染件数(2021年週別)

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キューバでの新型コロナウイルス海外感染源件数(2021年月別)


キューバTV(2021年12月30日)

Cuba adopta a partir del 5 de enero nuevas medidas de control sanitario internacional
https://www.granma.cu/cuba/2021-12-30/cuba-adopta-a-partir-del-5-de-enero-nuevas-medidas-de-control-sanitario-internacional
posted by vivacuba at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba
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