2021年01月02日
キューバ コロナ禍においても乳幼児死亡率を下げる 2020年は4.9を記録
Radio Habana Cuba、2021年1月2日、PL
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって生じた衛生危機にも関わらず、キューバは2020年、乳幼児死亡率が1000人あたり4.9を記録した、とキューバ公衆保健省(MINSAP)が発表した。
同省の医療統計記録局によると、この数字は前年と比べて36人減を示している。
キューバでは10万5030人の子どもたちが生まれ(2019年と比較して4686人減)、全国32都市では1歳未満の死亡者は発生しなかった。
キューバはまた2020年に、先天奇形による死亡率が出生1000人あたり0.7という史上最も低い数字を記録し、5歳未満の死亡率(出生1000人あたり)は、2019年の6.6から、2020年は6.2に減少した。
一方、1歳から4歳までの就学前の年齢層の死亡者の指標は、1万人あたり3.5から2.8に減少し(死亡数は37人減)、5歳から14歳までの就学児童の死亡率は、1万人あたり2.0から1.6へ減少(死亡数は50人減)した。
妊婦や産後の女性、小児科の患者のケアのためにそれぞれ定められた保健ガイドラインのおかげで、国は新型コロナウイルス感染症による母親の死亡も乳幼児の死亡も報告する必要なく1年を締めくくった。
今回の報告によると、2020年の妊産婦死亡率は10万人あたり40人であり、これは37.4だった前年よりも多い死亡数を示している。
例年と同じく、母子ケアプログラムは国家保健システムにおいて優先して継続され、より良い結果を確保する行動は引き続き強化され、より良い産前産後の健康と、健康な乳幼児へとつながっていく、とMINSAPは説明した。
キューバ各県別の乳幼児死亡率(2020年)
キューバTV(2021年1月2日)
Cuba redujo mortalidad infantil en 2020 pese a Covid-19
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/243528-cuba-redujo-mortalidad-infantil-en-2020-pese-a-covid-19
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