2020年06月16日
ロシータ・フォルネースの遺体 遺言によりキューバへ帰国
卓越したダンサー、歌手、女優のロシータ・フォルネース
Radio Habana Cuba、2020年6月15日、PL
卓越したダンサーで歌手・女優のロシータ・フォルネースの遺体が飛行機でキューバに到着した、とフェルナンド・ロハス文化副大臣兼舞台芸術評議会議長がきょう月曜日(6月15日)確認した。
数時間前に、駐米キューバ大使のホセ・ラモン・カバーニャスが自身のツイッターでコメントした。「ロシータ・フォルネースの遺体を運ぶ飛行機が出発した。ご遺族に敬意を。キューバで埋葬されるという彼女の最後の意思を実現することを支援してくれたひすべての人びとに感謝を。」
そのあと、このカバーニャス大使の投稿をロハス文化副大臣は引用して投稿した。「そしてキューバの地へ着いた」。
フォルネースは6月10日に米国で死去したが、この卓越したダンサー・歌手・女優の最後の意思を実現させるために、その遺体はキューバの首都ハバナのコロン墓地にある彼女の家族の霊廟に埋葬される。
キューバ文化省はこれから数時間のうちに、多くの人びとに愛されたこのアーティストの葬儀と埋葬の詳細について発表する予定である。
人びとは彼女を「キューバのスター」として認知し、一方キューバの政府、機関や組織は、最も高い顕彰を彼女に与えた。その中にはフェリクス・バレラ勲章やアナ・ベタンコート勲章、アレホ・カルペンティエール・メダルなどがある。
その生涯業績に対してキューバ音楽賞・演劇賞・テレビ賞なども受賞したフォルネースは80年以上のキャリアを、キューバおよび世界の文化に捧げた。
彼女は物理的にはもう舞台には戻ってこないが、彼女の芸能を享受することができたわれわれ世代は、その死を悼むだろう。きょうキューバ文化は悲しみに暮れる、とキューバ文化省は彼女の死去当日に声明を発した。
キューバ文化省はまた、フォルネースは40以上ものサルスエラ、オペラ、ドラマ、コメディー、レビュー、英愛、ロマンセ、歌謡、単語、バラードなどで自身の技巧を具現化し、優れた演技を見せた、と評価した。
フォルネースの死去のニュースが報じられて以降、世界のクリエイターや団体、フォロワーたちは、彼女の遺族や友人たちへ哀悼の意を表明し続けており、この数日間キューバTVやSNSを通じて彼女の驚異的な芸術的個性が回想されている。
キューバTV ロシータ・フォルネース わが3つの人生(2020年6月16日)
Llegan a Cuba restos de Rosita Fornés
http://www.radiohc.cu/noticias/cultura/225716-llegan-a-cuba-restos-de-rosita-fornes
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