2020年04月28日
キューバ 新型コロナウイルス感染の国内ピークが来週と予想
Radio Habana Cuba、2020年4月28日
ハバナ大学数学学部のラウル・ギノバルト・ディアス学部長によると、「今回の予測が示しているのは、国際的平均より先んじて、キューバではおそらく来週にピークが来るだろう、ということだ。これは、これから数日間における同感染症の進展状況で変わりうる予測である」。
しかし、社会的隔離の措置なしでは、この予測モデルはふたたび上昇し、危機的シナリオに向かう可能性がある。「この感染症は取られる行動に対して脆弱だが、それは社会的ふるまいや政府の対策次第である。私たち自身がこの感染曲線を変えられるということが示されている」。
このシナリオでは、ワクチンが、伝染力の高い病原体である新型コロナウイルスによって生じるパンデミックの唯一の解決策として考えられている。世界保健機構(WHO)は全世界で進められているワクチン開発プロジェクトは70件あると発表している。キューバの保健当局は公式メディアを通じて、陽性者や感染が疑わしい患者への治療においてインターフェロン・アルファ-2b(遺伝子組み換え)を主とする幅広い薬品一式を用いるとともに、4つのワクチン候補に取り組んでいると述べている、とグランマ紙は報道している。
ワクチンはいつ用意できるだろうか。ワクチンがHIV(すでに発生から36年がたつ)や、新型コロナウイルスの前に発見されたコロナウイルスに対しても見つかっていない、ということを思い起こさねばならない。
ただし、われわれ一人ひとりの中には規律と責任というワクチンがある。この2つは、感染力を食い止める基礎的要素である。伝染の連鎖を断ち切るからである。
われわれは無症候性陽性者の50%を抱える数週間を過ごしている。誡め:あなた自身でワクチンを接種しなさい。不要な外出をしないでください。誰がキャリアかわからないのです。どこに新型コロナウイルスがあるかもわからないのです。もっとも効果的な抗コロナウイルスは距離を保つことであり、その習慣を、あなた、私、わたしたち、彼女、彼はみな持っています。
このウイルスを克服するのは先進国ではなく、もっとも規律のとれた国である。それを確認するには世界を見さえすればよい。米国は世界最高の経済大国であるが、最大の被害国である。
解決策を手にするまで、フランシスコ・ドゥラン博士のことばに従おう。「ワクチンとは保護であり、社会的隔離、手洗い、マスクの使用である」。
(グランマ紙による)
テレスール(2020年4月27日)
Prevén que el pico de la Covid-19 será la próxima semana en Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/nacionales/221088-preven-que-el-pico-de-la-covid-19-sera-la-proxima-semana-en-cuba
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9810418
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック