2020年04月15日
ペドロ・ルイス・ラソ 47歳の誕生日 キューバ野球リーグ史上最多勝利投手
ペドロ・ルイス・ラソ
Radio Habana Cuba、2020年4月15日
キューバ野球史上最高の投手の一人、ペドロ・ルイス・ラソがきょう4月15日、47歳の誕生日を迎えた。「ピナールの摩天楼」「エル・ヒバロ」と称されるラソは、キューバリーグ史上最多勝利257勝をはじめ、さまざまな記録を保持している。
ピナール・デル・リオ県生まれのラソは、五輪に4回出場した世界で唯一のキューバ人野球選手であり、そのうち金メダル2個、銀メダル2個を獲得している。さらに世界選手権とパンアメリカン選手権で各4回優勝している。
1990年に自県のチーム「フォレスタレス」でデビューしたラソは、その5年後にマル・デ・プラタでのパンアメリカン選手権で初めてキューバ代表として参加して以降、2010年に引退するまで代表メンバーとして常に不可欠な存在だった。
そのキャリアで最も記憶に残る場面の一つは第一回WBC(2006年)である。この大会でラソは華々しいキューバ代表チームとともに複数勝をあげた。準決勝のドミニカ共和国戦では、ダビ・”パピ”・オルティスやアルベルト・プホルスのような「怪物的」打者を抑え、最後は傑出した大リーガーであるアルフォンソ・ソリアーノから三振を奪い、試合を締めた。
国際試合でのその成績は22勝31セーブと顕著なものである。負けはわずか2敗で、そのうちの一つは大リーグのボルチモア・オリオールズ戦である。キューバ野球のプレーオフではとりわけ複数回王者インドゥストゥリアレスに対して15勝6敗と大きな壁となった。
引退後はキューバとメキシコの野球界でコーチあるいは監督として務めている。
ラソは社会的活動や人間的感性でも際立っている。数年前から故郷ピナール・デル・リオ県の児童養護施設を支援している。
キューバ対ドミニカ共和国 2006年WBC準決勝5回裏 先発ヤデル・マルティを救援
キューバ対ドミニカ共和国 2006年WBC準決勝5回裏つづき
キューバ対ドミニカ共和国 2006年WBC準決勝6回裏
キューバ対ドミニカ共和国 2006年WBC準決勝7回裏
キューバ対ドミニカ共和国 2006年WBC準決勝8回裏
キューバ対ドミニカ共和国 2006年WBC準決勝9回裏
キューバTV キューバの第一回WBC
De cumpleaños Pedro Luis Lazo, leyenda del béisbol cubano
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/219869-de-cumpleanos-pedro-luis-lazo-leyenda-del-beisbol-cubano
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