2020年01月28日
小学生3人が死亡 バルコニー倒壊の下敷きに キューバ ハバナ旧市街
ハバナ旧市街、ヘスス・マリアのビベ通り102番での倒壊
Cubadebate、2020年1月28日、Thalía Fuentes Puebla記者(文)、Ismael Francisco記者(写真)
アンパロ・マレーロとその孫娘は今朝、ハバナ旧市街ヘスス・マリア人民評議会地区のビベ=レビジャヒヘド間にある建物102番の二階が作業隊によって解体されるのを待っていた。きのうの午後、倒壊により女の子3人が死亡したその建物の足元にたむけるための3本のユリを手に持っていた。
マレーロが本サイトに語ったところによると、マレーロの孫娘とともに近所の学校に通っている小学6年生の3人の女の子、マリア・カルラ・フエンテスとリスナビ・バルデス・ロドリゲス(ともに12歳)ロシオ・ガルシア・ナポレス(11歳)は昨日月曜日、ホセ・マルティ生誕記念を祝うための活動の練習をしていた。
それが終わり、午後4時から5時の間に「アイスを買いに」駆け出した。不幸なことに、ちょうどその建物のバルコニーが倒壊したその瞬間に通り過ぎた。
昨年のある夜中(近所の人たちは正確な日付を覚えていない)、同じ建物の一部が倒壊した。そのときから「解体作業隊は定期的にやってきて」、「壁の一部を壊していた」。それが終わり、建物の下を人びとが通らないように区画テープを設置していた。
「ある日彼らはやって来て、レンガ3つを壊して、去っていった。そのあと人びとが通らないように黄色テープを設置していた。でも人びとは無頓着だから、それを切ってしまい、運転手たちでさえ、もう使えないようにその上を通過していた。そのあと危険を示すものは何も残っていなかった」、とマレーロは語る。
「想像してみて。みな小さな女の子だよ、ロシオ、リスナビ、マリア・カルラは危険に気付いていなかった」、とマレーロは話した。「これは回避できたはずだ」というのが、事故現場にいた近所の人たちが口々に繰り返した言葉だった。
本サイトはこの悲しい事故に関係するほかの問題を問い合わせようとしたが、現場に居合わせた内務省当局者は声明を出すことを拒否した。
カナル・ハバナのフェイスブックページによると、ハバナ旧市街人民権力議会のフレディ・フランセス・ガージョ議長は、事故現場にルイス・アントニオ・トーレス・イリーバル県共産党第一書記とレイナルド・ガルシア・サパタ県人民権力議会議長、代議員、医師、同評議会の住人たちがかけつけたことを発表した。
キューバTV(2020年1月28日)
Derrumbe en La Habana Vieja provoca muerte de tres menores de edad
http://www.cubadebate.cu/noticias/2020/01/28/derrumbe-en-la-habana-vieja-provoca-muerte-de-tres-menores-de-edad/#.XjEXRGj7TIU
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