2019年12月29日
ビクトル・マヌエル 初のキューバ公演決定 2月のサルサフェスティバル
左から、パウロFG、ビクトル・マヌエル、ラリサ・バカジャオ。2016年ビクトルのキューバ滞在時。
Granma、2019年12月29日、Ricardo Alonso Venereo記者
プエルトリコ出身のサルサ歌手で作曲家、プロデューサーのビクトル・マヌエルが、ミラマールの1raと70で細菌こけら落とししたパセオ・マリティモで2月25日から3月1日まで開催される第5回キューバサルサフェスティバル2020において、自身初のキューバ公演をおこなう、というニュースは、間違いなく、キューバ国民を喜ばせるものとなっている。
キューバ人音楽家でグループ「サルサ・マジョール」のリーダー、マイケル・ブランコが主宰するこのフェスティバルは、各日3〜4公演を発表しており、最終日にはビクトル・マヌエルの公演が含まれている。マヌエルの楽曲「ケ・スエネ・ロス・タンボーレス」はキューバではキューバ人女性ボーカリストのラリサ・バカジャオがヒットさせた。「アリシア・アロンソ」ハバナ大劇場での開会の晩餐コンサートのほか、ダンスのワークショップや、キューバ芸術学校や名人アダルベルト・アルバレスの家への訪問もおこなわれる。
キューバ側ではアレクサンデル・アブレウ・イ・ハバナ・デプリメーラ、アライン・ペレス、バンバン、パプーチョ・イ・ス・マナン・クラブ、マイケル・ブランコらの出演が発表されており、このほか、イタリアの
DJマッシノ・ロジャーとレイ・ガルシア、フランスのジャック・エル・カルボ、米国のオズ・リミックス、ドイツのネリー、キューバのハビエル・DJ・ミラマールが加わる。またキューバのダンサー、ヘセル・ガラタ、マイケル・フォンツ、シルビア・チャペリも出演する。
2016年に、ビクトル・マヌエルは文化訪問としてキューバに滞在し、アダルベルト・アルバレスやパウロFG、ラリサ・バカジャオらのアーティストたちと交流した。またテレビ番組「ソナンド・エン・クーバ」では出演者の若者たちの多くと交流し、彼らと会話し、アドバイスを与えた。この滞在時にビクトル・マヌエルは、キューバで歌いキューバのミュージシャンやアーティストたちとレコーディングするという自身の希望を表明した。
そうして、21枚のアルバムと2018年ラテングラミーの最優秀サルサアルバム賞などさまざまな受賞歴を誇り「若きソネーロ」として知られているビクトル・マヌエルは、ついに自身の夢を達成することになる。
ビクトル・マヌエルは、今回のステージが彼にとって意味することについて次のように述べている。「私のステージがすてきな出会いになることを期待している。そこで私は「アピアダテ・デ・ミ」「ディレ・ア・エジャ」「ケ・スエネン・ロス・タンボーレス」といった自分の曲を含むこれまで長年聴かれてきた音楽を披露する。」
「私はキューバ国民にとても特別な愛情と尊敬をいだいている。われわれの文化やサルサはすべてキューバがもととなっており、われわれはそれをプエルトリコで取り入れたわけだが、その音楽ジャンルに対しわれわれは大きな感謝を示さねばならない。キューバ人とプエルトリコ人はとても似ていて、パーティーと踊ることが大好きだ。私はとても緊張しているんだ。ダンスの本場に踊りにいくようなものだからね」
現在ビクトル・マヌエルは、自身の新作「メモリアス・デ・ナビダ」(2019年)のプロモーション中であり、このアルバムはさまざまな音楽ジャンルを取り入れ、自身のルーツと子ども時代へのオマージュをなしている。また前作である「ケ・スエネン・ロス・タンボーレス」(2015年)と「27/5」(2018年)の2作品の成功もまだ続いており、後者は自身キャリア25周年を機に録音したものである。
ビクトル・マヌエル インタビュー(マイアミの番組ラ・ファミリア・クバーナ、2019年11月20日)
ビクトル・マヌエル「ケ・スエネン・ロス・タンボーレス」
Cantará en Cuba por primera vez salsero puertorriqueño Víctor Manuelle
http://www.granma.cu/cultura/2019-12-29/cantara-en-cuba-por-primera-vez-salsero-puertorriqueno-victor-manuelle-29-12-2019-17-12-19
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