2019年12月06日
ユリスベル・グラシアル キューバリーグのプレーオフ出場に向けてトレーニング中
ユリスベル・グラシアル、マタンサスチームに加わるためにトレーニング中
Granma、2019年12月6日、Ventura de Jesús記者
野球ファンは日本シリーズMVPのユリスベル・グラシアルがキューバリーグの舞台にふたたび現れるのを見ることになる。
マタンサスチームは順調に進んでいるようではあるが、いわゆる正念場が近づくときに、この強打者のレギュラーメンバーへの復帰は、必要不可欠な保証となりうる。
ユムリ出身のこのスラッガーは、現在絶対的なハーモニーでプレーしてはいるがその先にまだもっとも困難な段階が残っているチームにおいて、その日本野球での経験からひじょうに役立つ存在となるであろう。
グラシアルはプレーオフでマタンサスチームに加わるという自身の希望を表明したが、彼がそれより少し前にそうするであろうことを否定しない人たちがいる。間違いなくそれは重要な貢献となるだろうし、彼とともに1度ならず優勝を目指してきたマタンサスチームの野望における希望の火花のようなものである。
ほとんど休みのない疲れ知らずの1年のあと、数週間の休暇を経て、グラシアルはここ数日、ビクトリア・ヒロン球場で主に午前中トレーニングをする姿が見られている。
「身体的にも精神的にも調子がいい。日本に戻る前に少しずついい状態にしていくためにトレーニングを始めた」、とグラシアルは話した。
日本でのソフトバンクホークスとの2年目は自身最高の成績を収めた。それは彼によれば、「より少し多い経験と、最高の集中力」によるものである。
2020年東京五輪に向けたキューバの運命が最初に決定される第2回プレミア12でのすぐれた働きが、当然のことながら、予想しえた素晴らしいシーズンであった。
- プレミア12でのあれほど低調なパフォーマンスの理由は何ですか。
勝利に貢献するために最大の努力をするつもりで大会に臨んだが、事が進まなかった。プレッシャーはなかったが、それが野球というものだ。
- あなた方はいい状態になく、おそらく日本での自チームの優勝を祝いすぎていたのだろう、という意見があのころ流れていました。これはどの程度確かなことですか。
人びとは事実ではないことをコメントする。本当に、そんなことは何もなかった。優勝を祝うためのパーティーは晩餐1回だけだ。日本人はキューバ人のように祝うことはしない。もっと大人しく自分たちのやり方で祝う。そのあとわれわれは競争力を失わないように努め、ほとんど毎日トレーニングをおこなった。これが唯一の真実だ。
- ホームランを打ったあとベンチでおこなうパフォーマンスがファンにとっては興味深いものとなっています。ひとりの日本人選手とスパーリングのようなやりとりをあなたは楽しんでいます。あれは誰ですか。
あれは捕手で背番号12の高谷裕亮だ。われわれにはある種の親和性があるんだ。だから私が本塁打を打ったら、彼は列の最後に位置して、殴り合いの真似事をする。これは変わらず繰り返されるひとつの儀式で、人びとはあれが好きなんだ。
- いま現在のあなたの最大の野望はなんですか。
いつも言っているように、グラウンドで100%の力を発揮するために出ることだ。今回は私のチーム、私の県のためにね。
Gracial quiere estar con Matanzas en la final
http://www.granma.cu/deportes/2019-12-06/gracial-quiere-estar-con-matanzas-en-la-final-06-12-2019-22-12-50
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