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2019年11月08日

キューバ代表 プレミア12敗退 韓国に0対7の完敗

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くやしがるキューバファン

Trabajadores、2019年11月8日、Joel Garcia Leon記者

6投手による完封と、7点という十分な得点、そしてキューバ代表チーム内に多くの違和感と不満を与え、韓国は自らの脚本通りに実行し、キューバへプレミア12に別れを告げる予想通りの結末を与えた。キューバ代表チームは、苦しみぬいた1勝と2つの敗北という結果とともに、しかしとりわけ、キューバが現代野球の概念からかけ離れている、という痛みを伴った確信とともに、帰国する。

ソウルの五尺スカイドームでの11月8日の勝利の可能性は、一つ目のアウトの前に、ほぼ失われていた。要求されたラインナップの変更はなされず、制球難が予測できる投手が先発で起用され、グループCのみならずおそらく大会最高のピッチングに対する不調な打撃によって非常に強い心理的負担があり、主審が試合開始を宣告したとき、われわれの多くは不可能さが高まっていることを知っていた。

コウシンはほとんど魔法(失策と四球)によって初回を脱したが、2回には死球と四球で難しい状況になった。すぐに代わったヤリエル・ロドリゲスは2死を取ったあと、キム・ハソンにカウント3-2から安打を打たれ、2点を失い、これがキューバを帰国させるに十分であったにちがいない。

5回の一挙4点は、火あぶり刑の宣告だった。ヤリエルがその回に投げるべきだったか否かという以上に、現在の野球における効果的な得点方法が組み合わさった。思いもよらない四球と死球の献上から始まり、これに安打2本と犠牲フライのあと3本目の安打が続いた。

7回の最後の得点は、安打、盗塁、暴投、タイムリー二塁打、という、キューバが自分たちのものとして決して具体化できていない世界的潮流をわれわれにさらに教えるためだけのものだった。すべてを利用し、ひとつひとつのアウトを取る役目を投手陣が担う。最初のひとりがサブマリン投法で、ほかの5人は異なる角度から投げ、1イニング以上は放らない。

キューバは韓国チームに対してどんな対策をとったか。グラシアルは3番ではない他の打順に移動し、セペダはベンチで休養させ、ラウルを再度スタメンで起用し、ソウルに観光ではなく野球をプレーしに来たパベル・ケサダとヨエルキス・ギベルトの2選手には少なくともチャンスを与えよ、と大声で求められたラインナップを動かさなかった。

そこからは何も生まれず、グラシアルは3回に走者2人を置いた場面でふたたび倒れ、今大会無安打で終わった。セペダは今大会6三振を喫し(彼の余りあるミート技術からするとほぼ信じられない結果)、一方でパベルが遅まきながら9回に代打で登場し、今大会キューバ最後の安打を放った。ちなみに、この最後の試合では、プリエト、アヤラ、アルエバルエナがついに安打に成功し、またサモンとロエルはチームでもっとも打撃に適応した選手となった。

こうしてあらかじめ予告された敗北が宣告され、キューバは大会敗退が決まった。というのは1勝2敗でカナダとオーストラリアと並んだが、同勝率の場合の規則基準はTQB(1イニング平均得点ー1イニング平均失点)であり、これによるとキューバは-146とマイナスであり、カナダは46、オーストラリアは67だったからだ。そのため、オーストラリアのスーパーラウンド進出が決定した。

きょうの試合とプレミア12の教訓

- 2011年の最後のワールドカップ以降キューバが勝てておらず、キューバよりすぐれていることがわかっているチーム韓国に対してキューバチームの首脳陣は、レギュラーメンバーの低調なパフォーマンスのために、ラインナップをもっと動かせたはずである。

- コウシンの起用はリスクがあったが、すでに50球を投げたヤリエルが5回に登板すべきだったか、さらにいえば、前打席で大会初安打を打っていた韓国の4番打者に対して投げさせるべきだったかは、議論の余地があり続けている。これらの詳細が失点につながり、勝負につながる。

- アルフレド・デスパイネは、6イニングでトップバッターとして打席に立ち、走者がいるときに打席に立ったのはわずか3回だった。最後の試合では3回トップバッターだった。4番打者が 打点をあげるための最大の確率の場面に遭遇できないのは、ラインナップに何か問題があったのではないか。

- 13人の投手陣を携えた国際大会がまたひとつ終わるが、われわれが自信を持っていただけか、あるいは、五輪に向けた質を集めていたかのように思える。そうすると今回は、発表されていたような異なる役割により分業化された、すぐれた投手陣スタッフだったのだろうか。

- グラシアルのパフォーマンスに関する話題のテーマは、初日からとりわけ予測可能だった。なぜなら彼は、物理的にプロリーグですでに100試合以上こなし、技術的には自身の最大の長所をあふれさせた野球選手であるからである。より責任の軽い打順で気分を入れ替えることは可能だったかもしれない。直近のカリビアンシリーズではそのような形で出場して打撃で結果を出した。

- スーパーラウンドに進むことはキューバにとって大きな結果である、とか、五輪出場権はプレミア12で遠く響いている、などとわれわれは常に言っていたが、もっとも心配なことは、キューバ野球が現代野球の概念からかけ離れて見えるということである。現代野球の概念とは、たとえば、もっとも目に見えるものだけ引用すれば、打席での忍耐力、ミートスイングの多さとパワースイングの少なさ、投手陣の四球の少なさ(キューバ投手陣は17四球、4四球を献上)、各打者への投球の正確さ、などである。

- 首脳陣の希望と楽観主義は有効だったが、言っていたことのすべては成し遂げられなかった。交代要員が少なくとも4選手いながら、不調でも一度もベンチに下がらなかった選手たち。今回のような3試合が鍵となる非常に短期のリーグで、ミゲル・ボロート監督は、古いことわざにあるように、人ではなく、名に固執した。

- ロエル・サントス(3安打)とヨルダニス・サモン(5安打)だけが今大会のレベルに対応した打撃を見せた。チームの打撃成績は、悲惨な内容だった。打率.163、出塁率.202、OPS.365、28三振、16安打、3得点。

- 確かなことは、キューバ野球リーグで評価を受ける選手と世界のプロリーグで活動によって召集される選手とによるキューバ代表チームを刷新すべきときがやってきた、ということだが、また山積みとなった問題で機能する技術的方向性のアウトラインも示し終えなければならない。というのは、どの大会でもキューバは同じエラーを犯し、そのたびに進む代わりに後退しているからである。

- 打撃の不調は残念ではあったが、キューバにとってのプレミア12は終わった。2020年3月におこなわれる米大陸五輪予選で五輪出場権を獲得することも容易ではないだろうし、韓国の地で見られたこれらの傷を修復できる能力を持ったチームを作り上げなければ手が届かないように思える。

スターティングオーダー

キューバ:ロエル・サントス(中堅)、セサル・プリエト(二塁)、ユリスベル・グラシア
ル(右翼)、アルフレド・デスパイネ(指名打者)、ヨルダニス・サモン(一塁)、フレデリク・セペダ(左翼)、アレクサンデル・アヤラ(三塁)、ヨスバニ・アラルコン(捕手)、エリスベル・アルエバルエナ(二塁)、ヨシマル・コウシン(投手)

韓国:パク・ミンウ(二塁)、キム・ハソン(遊撃)、イ・ジョンフ(中堅)、パク・ビョンホ(一塁)、キム・ジェファン(指名打者)、ヤン・ウィジ(捕手)、キム・ヒョンス(左翼)、ミン・ビョンホン(左翼)、ホ・ギョンミン(三塁)、パク・ジョンフン(投手)


キューバ対韓国 プレミア12第三戦 ハイライト(2019年11月8日)WBSC公式


キューバ対韓国 プレミア12第三戦 ハイライト(2019年11月8日)韓国SBSテレビ

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沈黙するキューバベンチ

Out 27: Estocada mortal de Corea y una certeza dolorosa
http://www.trabajadores.cu/20191108/out-27-estocada-mortal-de-corea-y-una-certeza-dolorosa/




posted by vivacuba at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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