2019年09月09日
エリスベル・アルエバルエナ インタビュー キューバ代表を目指す
エリスベル・アルエバルエナ、キューバ野球に復帰した最初の元大リーガー
Juventud Rebelde、2019年9月9日、Norland Rosendo記者
キューバ野球に復帰した最初の元大リーガーは、プレミア12でのキューバ代表チームでふたたびプレーすることを目指している
世界最高の野球リーグでの献身を目指してキューバを去る前、エリスベル・アルエバルエナはすでに遊撃のショーマンだった。キューバ代表チームとの最初の大会は、2011年パナマで開催された最後のワールドカップだったが、遊撃の深い位置での捕球でロッド・カルー・スタジアムの観客席をあっと言わせ、今なお健在の右腕のミサイル送球で一塁でアウトにした。
アルエバルエナは、その華麗なプレーで一度ならずファンの度肝を抜き、キューバの正遊撃手として長年活躍することが予想されていたが、オランダのロッテルダムトーナメント(2013年)に出場したあと、MLBへの夢を胸にキューバを去った。
ロサンゼルス・ドジャースと契約したが、大リーグでは2014年にわずかにプレーしただけで、42打数で8安打だった。その大半のキャリアはマイナーリーグでのものだった。
今シーズン、キューバ野球に復帰した初の元大リーガーになり、その打撃技術とグラブさばきは、そのポジションでの最高の選手たちの中でも彼を際立たせている。次期キューバ代表チームの豪華な候補である。
現在はマタンサスでプレーしている。シンコ・デ・セプティエンブレ球場の隣に自宅がある彼は、シエンフエゴスでプレーしたかっただろうが、手続きを手伝ってくれたのがマタンサスのアルマンド・フェレール監督だったと語ってくれた。「ここでは家族といるような感じで、私たちがいるこのチームはひとつの大きな家族なんだ」、とアルエバルエナは今週末のラティーノアメリカーノ球場を訪れた際、本紙との短いインタビューで語った。
そのポジションでは同じ守備範囲を維持しており、機敏な動き(多少減量すべきだが)と正確な送球を持ち、それらに加えて、海外リーグでのさまざまなレベルを経験して学んだことすべてを持っている。
今季の前半において、アルエバルエナは打率.377、出塁率.492、長打率.811を記録、本塁打は7本で、7.6打数に1本の本塁打率である。彼の現在のスイングの調整ぶりを示す資料として、キューバでの2013年までの6年間では、本塁打1本打つのに50打席以上必要だったという数字がある。
その打席での忍耐力と規律によりここまで15四球(うち3敬遠)獲得しており、5.4打席に1回四球で出塁している計算になる。
四球率と同じく三振率も高いことが指摘されるかもしれない。しかしアルエバルエナは単純なミート以上に長打を生み出す強力なスイングを旨とするベースボールから来ている男である。
- あなたの名前は、プレミア12に向けて、メディアやファンから最も話題に出る名前の一つです。
体調が良く、打席でもしっくり来ているし、守備でも同様だ。これまでつねにやってきた野球をプレーし、代表チームメンバーの座をつかむためにキューバにやってきた。プレミア12と東京五輪に向けて準備している。
- プロ野球で学んだことでもっとも役立っていることは何ですか。
経験、打席での忍耐力。ここの野球と向こうの野球とではかなり違いがある。でも毎日なにか新しいことを学んでいく。
- ここキューバではより落ち着いて打てているのではないですか。キューバの投手陣は比較的厳しくないから。
より簡単に思えるかもしれない。ここの投手陣はよりゆっくり投げるし、球種も少ないから。でもはじめは適応するのに手間がかかったよ。シーズン開始前に調整が必要だった。とはいえシーズンが始まるときには整う
だろうことがわかっていた。
- マタンサスには、リーグ優勝する可能性を見ていますか。
いいチームだ。とてもまとまっている。われわれはいいスタートを切ったし、さらに改善を続けていける。若手からアドバイスを乞われれば手伝うし、勝利するために最大限の力を注ぐよ。
マタンサス対インドゥストゥリアレス(2019年9月9日)
Erisbel Arruebarruena: quiero un puesto en el equipo Cuba
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2019-09-09/erisbel-arruebarrena-quiero-un-puesto-en-el-equipo-cuba
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