今年5月から7月の四半期で、全国の41%が短期的な干ばつの影響を受けた
Cubadebate、2019年8月6日、Danier Ernesto González記者
キューバ気象庁の気候センターによると、先月7月はキューバの平年よりも暑い月だった。平均気温は28.3度で、平年を0.8度上回った。最高気温の平均は33.0度、最低気温の平均は23.7度だった。
7月3日、サン・フアン・イ・マルティネス観測所(ピナール・デル・リオ)では最高気温36.5度を記録した。これは同観測所での7月における史上最高記録である。また、ヒキマ(オルギン)では7月19日午後、37.2度の同所最高気温が観測された(これまでの最高記録は1953年に記録された37.1度だった)。また、カボ・ルクレシアおよびプンタ・デ・マイシーの両観測所では、7月における熱帯夜の割合が過去最高を記録し、バイア・オンダ、ラ・フェ、プンタ・デル・エステ、カサブランカ、ホベジャノス、ヤブー、ラス・トゥナスでは1980年以降でベストテンに入る高い割合を記録した。
7月はキューバ全土で、この季節としては平年並みの雨が降った。この今年の降雨量は、近年の7月における降雨増加傾向に拍車をかけた。
エルニーニョ現象、終息
気候センターはまた、前月6月において太平洋の海洋および大気の条件は、ENSO(エルニーニョ・南方振動)の存在に対応しなくなった、と発表した。太平洋赤道域の中東部における海面水温は、基準値との差が0.3度で、平年に近い値を維持した。
同海域においてこの指標(南方振動を含む)は現在、中立の固有値を維持している。
8月5日の海面温度分布図
暑さは続く
今月8月は非常に高い気温上昇が予想されている。キューバ西部では最高気温は、50%以上の確率で、32.1~33.1度、中部では32.3~33.3度、東部では32.5~33.0度になる。
予報チームの検討モデルとその合意によると、全国三地域では平年に近い雨量が予想されている。
8月はスコールと雷雨が起きる
付記:Insmet(キューバ気象庁)の「気象監視レポート」のミレアナ・アルピサル・ティルソ編集長の協力に感謝する。
Julio de 2019: Dos nuevos récords de temperatura máxima y lluvias en la norma
http://www.cubadebate.cu/especiales/2019/08/06/julio-de-2019-dos-nuevos-records-de-temperatura-maxima-y-lluvias-en-la-norma/#.XUmw8OgzbIU