2019年07月18日
トランスジェンダーの男女2人が婚姻 同性婚実現に向かうキューバ
ラムセス(左)とドゥニア(中央)の2人のトランスジェンダー、正式に婚姻手続きをおこなう
Cubadebate、2019年7月18日
トランスジェンダーの2人が7月16日、ハバナのサンフランシスコ・デ・パウラ婚礼宮殿で婚姻手続きをおこなった、と国立性教育センター(CENESEX)がフェイスブックの公式ページで発表した。
同センターはその投稿で、この手続きは「キューバの法令で定められていることに違反していない」、なぜなら今回のドゥニアとラモセスの場合は、出生時に登録されている性別がたとえ現在の彼らの性同一性と一致していないとしてもそれぞれ男性と女性の二人だからである、と説明している。
「この出来事は、彼らが性同一性を表明する方法を法務省管轄の同機関が尊重したことを考慮すると、特別な重要性を持っている。その方法は同機関での最初の試みでは失敗し、CENESEXの法律相談サービスの助言により乗り越えられた障害だった」、とその投稿は書き添えている。
「現在までふたりは性転換者への統合ケア全国委員会によるケアを受けており、本人たち自身の判断により手術待機中にある。」
投稿によると、ふたりはCENESEXと結びつきの深いSNSのひとつ「アルマ・アスール〜キューバ男性トランスジェンダー」のメンバーである。
同グループのコーディネーター、リアム・ドゥラン・カルドナはそのフェイスブックページで今回の結婚の証人のひとりになるというすばらしい機会に感謝した。
「今回の婚姻はそのイメージに関する法的援助をこれから申請するキューバのほかのトランスジェンダーの人びとにとって指標として役立つ。愛と意思さえあればつねに可能なのだ」、と説いている。
今回のニュースはネット上でひじょうに前向きなインパクトを与え、LGBTIQ+ (性的少数者)グループの活動家や支持者たちは喜びと楽観に満ちたメッセージを残した。たとえばマルリン・ゴンサーレスは「平等と反差別のすばらしいお手本」と祝い、またダビッド・ガルシア・ベルビデスは2人を祝福し、「同性間でもすぐに実現」するようにと書いた。
(元記事 Q de Cuir)
Pareja transgénero formaliza matrimonio en Cuba por primera vez
http://www.cubadebate.cu/noticias/2019/07/18/dos-personas-transgenero-formalizan-matrimonio-en-cuba-por-primera-vez/#.XTKj_-gzbIU
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