2019年07月12日
フレデリク・セペダ インタビュー キューバ代表選外の思いを語る
サンクティ・スピリトゥスの外野手セペダは、自身5回目となるパンアメリカン大会に出たかったと語る
Escambray、2019年7月12日、Elsa Ramos記者
このサンクティ・スピリトゥスの選手のキューバ代表チームからの選出漏れは特にネット上で論争と憶測を引き起こしている。本紙は彼自身が選んだ独占インタビューのなかでそれらのことを明らかにしていく。
フレデリク・セペダ・クルースはリマでのパンアメリカン大会には召集されない。そのことを彼は、ほとんど誰も活躍しなかったカナダと米国をめぐるキューバ代表候補チームの遠征からの帰国時に知った。彼はそのことを知って、ど真ん中のストライクのような衝撃を受けた。おそらくは、もっとゆるやかな打ちやすい球を期待していたからであろう。
選外漏れは彼だけではないが、しかし彼はその決定機におけるその保証の重さと何らかの行動によってもっとも有名である。その選外漏れは初めてでもないが、いつものように、論争と憶測を巻き起こしている。本紙はこれらを明らかにしていく。
「驚いた。正直に言うよ。米国にいたときには、ハバナに着いたらパンアメリカン大会のトレーニングを続ける選手と、そうじゃない選手が告げられると知らされていた。ハバナに着いて、空港で飛行機から預け荷物が出てくるのを待っていたときにそれが告げられた。一人のコーチが近づいてきて私にこう言った。"もう君はトレーニングに戻らなくていい。ここで君のパンアメリカン大会への準備は終わったんだ"。」
- その流れは正しいと思っている?
どの首脳陣グループにも、決断をするために集まった際にとる手順の進め方がある。ベストのチームをつくるためにどの選手を加えるかについて検討をする。今回はそれがとられた決定だったということだ。
- あなたにとって公正だったと思う?
私が評価されたのがカンナムリーグでの成績なら公正だと思う。私が決して理解できなかったのは、エル・サルバドールとの対抗戦から帰国後に始まったトレーニングになぜ私が参加しておらず、代表候補チームに残ったかということだ。メキシコでの高地トレーニングと対抗戦もおこなわれたが、私は参加しなかったし、ハバナでトレーニングしたグループにもいなかった。その3か月間、私はひとりで、試合することもなく、メキシコでの契約可能性を待ちながら、サンクティ・スピリトゥスでトレーニングしていた。カンナムリーグに直接行くとか、そこで私のチーム参加が決定されるとは、決して確実だと思っていなかった。もしこれに関して別の処置が与えられていたら、カンナムリーグでもっといい成績を出せるとより確信が持てたことだろう。個人的には、この間ずっと、パンアメリカン大会に向けてしっかり準備するという関心はなかった。
- 誰もあなたと会わなかった?
誰も。そうしなければならないとも思わないし、私はただの一選手であり、私よりすぐれた選手たちが通り過ぎていったし、これからも通り過ぎていくだろう。セペダは何らかの決定的な考慮をなすべき選手であるという推測が多くなされている。チームに加入した子どものときから私は、違いはグラウンドで現れる、と考えている。
- もし話し合いがおこなわれていたら、何を言った?
何も。それは私が決めることじゃない。今回のように自分のバッグをとって、去ったことだろう。
- この決定をしたのは誰だと思う?
全員で決断したと思う。首脳陣グループのなかでは、大会でより良い仕事ができると彼らが考える選手たちについて合意に達して、それが決定されるから。
- 自分のパフォーマンスについてはどう見ていた?
カンナムリーグでは悪かった。でもどのパフォーマンスにも段階がある。キューバリーグにはメキシコでの契約がきた翌日に加入して、自分自身最高のシーズンのひとつになった。65試に出場し、打率.350、15本塁打、50打点をあげ、自分のチームの二次ラウンド進出とリーグ3位獲得に貢献した。
- キューバ代表から排除されるはずがないと感じていない?
私が?まったく!私はキューバ代表からも、サンクティ・スピリトゥスからも、排除されえないとは思わない。繰り返すけど、私はただの選手だよ。
- ネットは見ている?
インターネットやSNSはいま流行で、あらゆることが書かれている。いまキューバ代表のセペダをみな愛しているけど、現実はつねにそうではなくて、公人はそれとともに過ごさなければならない。
- キューバ代表としてのあなたの終わりではない?
そうは思わない。それは私ではなく、グラウンドと人生が決めることだ。私はパンアメリカン大会に行く人たちの中にはいない。私は自身5回目となる大会に行きたかったけれど、それについての小説をつくる必要はない。これはページをめくることだ。キューバ代表にはおらず、キューバリーグに向けて準備している。私は何も要求していないし、ただ野球をするだけだ。あらゆる批評を尊重する。いい評価についてはたくさんの愛情でそれを歓迎するし、悪い評価に対しては、積極的評価の人たちをもっと増やすようにいっそう努力する。
- 今回の決定はあなたとキューバ代表チームの首脳陣との軋轢を生まない?
まったくないよ。君とは見解が違う。あるチームに自分がいないということは、監督・コーチ・選手たちと生み出すことができる友情をまったく傷つけない。とても幼いときから私はみなとうまくやってきた。そこにいる多くの人たちは選手として、ときにはコーチ陣としてチームの同僚だったんだよ。
- アングラーダとは?
私にとって彼は尊敬し愛情をささげる対象だ。つねに変わらぬ友情を持っている。私的な親愛は公にされていないが、心の中ではぐくまれている。物事がうまくいかず、このときもキューバ代表に入れず、キューバリーグでもほとんどプレーできず最も困難だったときに、私を元気づけるために会話してくれた3〜4人のなかに彼はいて、私に電話してきてこういったんだ「前に進めよ、チャマ」。それを私はいつもすてきな思い出として大事にしていくだろう。プレミア12に出場する希望は失っていないし、私にはグラウンドで、規律と尊敬と、そして自分の職業とこの素敵なスポーツのファンへの愛情と献身をもって、その座を勝ち得る力がある。
Cepeda: No me creo inexcluible del equipo Cuba
http://www.escambray.cu/2019/cepeda-no-me-creo-inexcluible-del-equipo-cuba/
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