2019年04月27日
イスメル・ヒメネス 現役引退を発表 史上2位の通算勝率131勝56敗
グラウンドで全力を尽くしたイスメルとして人びとが記憶してくれることを望む、とイスメル・ヒメネスは語る
Radio Habana Cuba、2019年4月27日、Escambray
サンクティ・スピリトゥスおよびキューバ代表チームの卓越した元投手イスメル・ヒメネスが32歳で現役活動からの引退を発表した。右腕に深刻な負傷を負ったあと、その機能を失ったことによる。
「投げたいという願望を持ったまま私は去る」、と故郷サンクティ・スピリトゥス県のエスカンブライ紙との会見でイスメルは述べた。
マウンドを離れる決断は、利き腕である右腕の深刻な負傷(ストレスによる上腕骨の骨折)が残した後遺症によった。
ほとんどゼロからスタートし長期間の回復に直面しなければならなかったが、希望は決して失わなかった、とイスメルは回想した。2015年にケベック・キャピタルズでプレーし、腕の痛みを抱えながらカナダから帰国したあと、キューバ野球の県シリーズとセリエ・ナシオナルのサンクティ・スピリトゥスでまた投げた。
「野球とスポーツには始まりと終わりがある。私に終わりがやってきた。スピードの違いがわかったとき決断した。1マイル、2マイル、3マイルは増えてきたが、それに3〜5ヶ月かかった。時間がとてもかかった。もう投げないことに決めた。なぜなら、これまでサンクティ・スピリトゥスの人々からもらった尊敬や賞賛を失いたくないからだし、彼らは私の人生でもっとも苦しいときに拍手を送ってくれたからだ」、とイスメルは語った。
「投球スピードを取り戻そうとして私はトレーナーのマリオ・ヒメネスに隠れて、トレーニングのリミットを越えていた。もし5回の反復練習だったら私は12回やっていた。始終何かをしたくて、キャリアを通して習慣としていつもやってきたように度を越えたトレーニングをした」、とイスメルは回想した。
イスメルは12年間のキューバ野球人生で131勝56敗を記録。これはキューバ野球史上2位の通算勝率である。
WBC1回を含め複数回キューバ代表チームのメンバーとなったイスメルは体育学士である。
エスカンブライ紙の情報による
イスメルは通算防御率3.06を記録
イスメル・ヒメネス通算100勝の記録(2013年)
リハビリにはげむイスメルへのインタビュー(2017年)
Lanzador Ismel Jiménez anuncia retiro del deporte activo
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/189364-lanzador-ismel-jimenez-anuncia-retiro-del-deporte-activo
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