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2019年04月23日

ロス・シンコをえがいた映画「ワスプ・ネットワーク」、キューバでの撮影完了 オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー

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Granma、2019年4月23日、Ricardo Alonso Venereo記者

レッド・アビスパ(ワスプ・ネットワーク)[=ミツバチ・ネットワーク]の史実および帝国主義の虜囚ロス・シンコ・エロエス・クバーノス(5人のキューバの英雄)に関する初の映画がキューバでの撮影を完了した。撮影場所としてはこのほか、サント・ドミンゴ(ドミニカ共和国)、プエルト・リコ、ウルグアイ、カナリア諸島を含んでいる。RTフューチャーズとCGシネマの製作によりフランス人オリビエル・アサイヤスが監督するこの映画は、ICAIC(キューバ映画芸術産業庁)の大きな支援を得て、それが仕事の達成に決定的だった、とアサイヤス監督がデジタルサイト「クーバシネ」で語った。

「正直に言うと、ブラジル人ジャーナリストのフェルナンド・モライスの本「ロス・ウルティモス・ソルダードス・デ・ラ・ゲラ・フリア(冷戦最後の戦士たち)」を読むように私のプロデューサーが友人のロドリゴ・テイヘイラから紹介されるまで、ロス・シンコ(5人のキューバの英雄)のことは一度も聞いたことがなかった。そしてプロデューサーがこれは面白いと感じ、私に読むように促した。それが3〜4年前のことだ」、とアサイヤス監督は同サイトで話した。監督はこの史実を知り、これがキューバ人にとって不可欠である理由を理解した。

ワスプネットワークの歴史と、レネー、ヘラルド、アントニオ、ラモーン、フェルナンドが米国でどれだけ不当に投獄されていたかはキューバとフロリダでは知られているが、その他の世界の国々では知られておらず、監督にとってはすべてが挑戦だった。

「この本の文章から映画脚本にもっていくことが我々にとっては難題だった。なぜならジャーナリストが書くと事実で埋め尽くされ、映像に代わりうる簡単な描写がない。また、すべての監督は強烈なキャラクターによる魅力的な物語を欲しがるものなんだ。そのために私は調査し、これらの出来事のストーリーを、不可欠な歴史的問題を取り上げるのをやめることなく、シンプルな方法で構築しようと試みた。」

「キューバと米国との関係は60年間以上困難な状況で、経済封鎖のような、キューバ国民の生命を難しくさせる障害に満ちていたと思う。しかし歴史というものは、誰が正しくて、誰が間違っているか、という言い方で見られるべきではなく、真実に基づき、厳密な正確さを持って語るべきだ。」

映画「ワスプ・ネットワーク」は、レネー役にベネズエラ人エドガー・ラミレス、その妻のオルガ・サラヌエバ役にスペイン人ペネロペ・クルース、ヘラルド役にはメキシコ人ガエル・ガルシア・ベルナルが出演している。また、ブラジル人ワグナー・モウラ、アルゼンチン人レオナルド・スパラグリア、キューバ人アナ・デ・アルマスも出演しており、アナ・デ・アルマスはしばらく前からハリウッドで目覚しいキャリアを築いてきている。このほかの出演者としては、レネー・デ・ラ・クルース、イリス・ペレス、オマール・アリーらが、キューバの大規模な製作チームとともに参加している。

監督が話したところによれば、この映画は5月に撮影を終了し、年末には編集作業を終えることになっている。彼によると、自身の目標は、次回のラテンアメリカ新国際映画祭に出展し、プレミア上映をおこなうことである。もしそれができない場合は、映画を公開するためにキューバに戻り、撮影に協力してくれたチームや、もちろんキューバ国民とともに映画を分かち合う、と監督は語った。

われらの「シンコ・エロエス」の歴史に関する映画第二弾も現在計画されている。カナダの製作会社ピクトゥー・ツイスト・ピクチャーズとピクチャー・プラントが予定している「ロス・シンコ」(ザ・キューバン・ファイブ)である。発生から20年以上がたつ現在もヒューマニズムの関心を呼び起こし続けているこの重要な歴史を共同制作するために、このカナダ2社はICAICと提携した。

スティーブン・キンバーの本「ホワット・ライズ・アクロス・ザ・ウォーター:ザ・リアル・ストーリー・オブ・ザ・キューバン・ファイブ(ロ・ケ・アイ・デル・オートロ・デル・マル:ラ・ベルダデーラ・ヒスとリア・デ・ロス・シンコ・クバーノス)」(海の向こう側にあるもの:キューバンファイブの真実の物語)にもとづき、ヘラルド・エルナンデス、ラモーン・ラバニィーノ、レネー・ゴンサーレス、アントニオ・ゲレーロ、フェルナンド・ゴンサーレスの歴史の映画脚本化を担当するのは、ピクトゥー・ツイストのプロデューサー、バリー・ダンである。この映画にはスペイン人ペネロペ・クルース、メキシコ人ガエル・ガルシア・ベルナル、ベネズエラ人エドガー・ラミレス、ブラジル人ワグナー・モウラらも出演する予定である、と2018年にヘラルド本人が自身のフェイスブックに投稿し、デジタルサイト「クーバデバテ」も報じている。

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Red Avispa, ≪historia contada desde la verdad≫
http://www.granma.cu/cultura/2019-04-23/red-de-avispa-historia-contada-desde-la-verdad-23-04-2019-19-04-03
posted by vivacuba at 19:04| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba
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