2019年03月28日
フレデリク・セペダ 地元サンクティ・スピリトゥスでトレーニング中
セペダは今週、来季に向けた県集中トレーニングを開始した
Escambray、2019年3月28日、Elsa Ramos記者
フレデリク・セペダ・クルース。彼はいるはずだったメキシコにいない。いてもおかしくなかったハバナにもいない。彼はいま故郷のサンクティ・スピリトゥスにいる。
セペダはこの時期、メキシカンリーグのロス・オルメカス・デ・タバスコの一員として、4月4日に開幕を迎えんとするメキシコの地にいるものだと私は思っていた。
セペダの同チームへの加入は、第58期キューバ野球リーグの最中の昨年12月に、その前年にもプレーしたトロス・デ・ティフアナでの活動終了が発表されたときから知られていた。
その華やかな発表はあらゆるメディアで繰り返し報じられた。オルメカス・デ・タバスコのチーム自体が今年2月にツイッター公式アカウントを通じて、セペダだけでなく、ロエル・サントスの契約を確認した。そのサントスもまだメキシコに行ってはいない。
数週間まえに始まったメキシカンリーグの事前トレーニングに予想されていたセペダの姿を見なかった私は、ハバナでトレーニングしている大勢のキューバ代表候補のなかに彼を探し、そのリストに彼の名を見つけたが、いるはずのハバナにも彼はいないし、またレイ・ビセンテ・アングラーダ率いるこの代表候補チームですでに発表が始まった降格の対象にもなっていない。
まだメキシコに出発していないのなら、なぜ代表候補チームにいないだろうか。
セペダをウエルガ球場に見つけたときには驚いた。そこでは来季に向けたサンクティ・スピリトゥスチームの県集中トレーニングが今週始まっていた。
- もうメキシコにはいかないことになったの?、と私は質問した。
するとほとんど予想していなかった答えが返ってきた。「わからない。」
選手のシーズンに向けた調整のためにどのプロリーグでも毎年通常おこなわれる春のトレーニングに契約選手が参加しないというのはどういうことだろうか。
まあ、それは起りうるし、いま実際に起きている。契約は存在する。キャンセルされていない、と語るセペダ本人は昨年も同じような状況だった。キューバリーグでサンクティ・スピリトゥスチームが開幕戦をおこなった同じ日に大急ぎでメキシコに向かったのだった。
セペダ本人によれば、メキシコのオルメカスチームも、またすべての「契約選手」の代理人であるキューバ野球連盟(法的手続きはINDERが担当してはいるが)も、つねに彼と連絡をとりあっている。
「メキシコチームは毎日私と連絡をとっているし、私はハバナにもいったりしたが、でもこれは私が決められることではないんだ」。
しかし、ずいぶん前に契約書がキューバに届いたのに、手続きに不足がある。2014年にセペダ自身が日本での契約選手としてその扉を開けてからすでにおよそ4年以上がたったにもかかわらず、今回のようなことが起き、語るべきことが起きるということは、この契約のひどい道のりのなかにも、問題があるといわざるをえない。
Frederich Cepeda no está en Tabasco, ni en el Cuba; está en Sancti Spíritus
http://www.escambray.cu/2019/frederich-cepeda-no-esta-en-tabasco-ni-en-el-cuba-esta-en-sancti-spiritus/
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8680734
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック