2019年03月15日
米国政府が主張する「音響攻撃」の根拠見つからず キューバの専門委員会が調査結果発表
Radio Habana Cuba、2019年3月15日、 Lorena Viñas Rodríguez記者
キューバは、ハバナの米大使館職員が音響事件によって被害を受けたとする米国の主張から生じたことの検証に与えられた高い優先順位を再確認した。
この問題を2年間にわたって調査したおよそ30人近い専門家たちによる委員会の見解がハバナ市内で発表された。
キューバ政府は、米国側の説明を厳格に調査することにより、申し立てられた事件の分析の極端な重大さを確認した。
また、ここでは、多くの人々へのインタビューや技術的実験による綿密な調査や、重要な資産の投資が行われた。これが国家安全保障の問題として引き受けられているからである。
医師や科学者たちの献身、才能、経験はあらゆる疑いの余地がなく、その予備的結論は注目に値するものである。
専門家たちは、問題となっている健康被害がキューバの物質や武器、エージェントによって引き起こされたという説明を却下した。
むしろ、多国籍からなる調査チームは、この健康被害に関する米国における研究によると、いくつかの症状は今回問題となっている発生時前から始まっており、また決してひとつだけの疾患や新たな病気ではないさまざまな症状によって成り立っているものもあることは明白になった、と判断している。
しっかり準備されたキューバの調査チームは、事件の疑いや、まして「攻撃」という形容を裏付けるような米国政府の理論に合致する証拠を見つけられなかった。
興味深いことに、キューバ外交官たちは、米国政府のスポークスマンたちがハバナとの9回の公式会合で音響「攻撃」について公に話すことを控えたとき、そうするよう主張している、と明らかにした。
それらの会合でワシントン使節団はいわゆる「攻撃」が実際におこなわれたことを確認できる証拠がないことを認めた。
もしそのときの会合で確認された通りに、米国が音響起源の出来事についてもっと賢明な説明に達することに関心があるのであれば、ハバナともっと協力することが論理的であるが、そうはならなかった。
ハバナでの職務中の外交官やその家族たちに中断を生じた(と彼らが言う)聴覚効果の影響の可能性を米国が恣意的に操作したことが明らかになっただけである。
すべては、両国間の支配的空気を悪化させ、正常化交渉に決定的打撃をあたえるための論争を見つけ出したいという願望で説明される。
キューバTV 調査委員会の発表
EE.UU. sigue sin presentar pruebas sobre alegados incidentes de salud en Cuba
http://www.radiohc.cu/especiales/comentarios/185908-eeuu-sigue-sin-presentar-pruebas-sobre-alegados-incidentes-de-salud-en-cuba
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