2018年08月31日
環境整備が必要なカピタン・サン・ルイス球場 ピナール・デル・リオ キューバ
ピナール・デル・リオのカピタン・サン・ルイス球場
Radio Guamá、2018年8月31日、Ernesto Amaya Esquivel記者
カピタン・サン・ルイス球場は1969年の開設以来、ベゲーロス、フォレスタレス、ピナール・デル・リオ各チームの記憶に残る勝利の舞台となってきた。オマール・リナレス、ルイス・ヒラルド・カサノバ、アルフォンソ・ウルキオラ、ロヘリオ・ガルシア、ペドロ・ルイス・ラソら多くのスター選手を輩出してきたが、現在のその設備はもっとも輝いているとはいえない。
老朽化は球場やリーグの日程進行に影響を与えている。時間がたち、解決はたらいまわしにされ、ほとんど進んでいない。
ナイターの開催はほぼ不可能である。照明不足が選手たちの視覚に影響しており、状況に不満を示す監督たちがいる。数年前にハリケーンでなぎ倒された照明塔は、スポーツ当局幹部が当地を視察したときに確約したことであり、その実行にはいくつかの組織が微力を尽くさなければならないが、必要とされているのは、とりわけ、その意欲である。
いわゆる「ビッグ」チームのうち、ピナールは観客収容人数のもっとも少ない球場を持っているチームである。ボックス席とスタンド席あわせておよそ1万席である。かつて存在した外野席は、多くの人によれば、予定されているとのことだが、しかし、歌にあるように「いつになったら?」。何年かが過ぎたが、有名な左翼側のスペースだけが、同地の観客の超過をやわらげている。
リーグ開始前に設備は塗装され、装飾されるが、これは十分ではない。野球はグラウンドでプレーされる。サン・ルイスのグラウンドは、排水の面で最悪のグラウンドのひとつに分類される。雨が5分間降るだけでまさに沼地のようになる。最近マタンサスから土が運ばれてきており、問題の解決が期待されている。
スコアボードについては、外野にある黒いボックスに過ぎなくなってしまっており、たまにカウントが機能する日もあれば、得点が機能する日もある。夜間だけこれを「中途半端に」利用することができ、日中はいかなる情報も表示できない。
野球ファンの支持を得るために、現在サムソン製の最新の電光掲示板の設置が取り組まれており、2ヶ月後には用意される予定である。
これらの問題解決の多くは、ピナールのスポーツ当局の手には及ばず、県当局の支援が必要とされている。同じ方向にともに歩むことが、カピタン・サン・ルイス球場の環境を改善し、思い出深い勝利の証人となり続けるための鍵であろう。
夜だけ表示されていたベトナム製の電光掲示板はきょう、手動での操作に対応したが、ファンや選手、実況アナウンサーたちに知らせるのに十分機能していない
貧しい排水設備。その奥、右端には、照明塔が台風で壊され、なくなっている
Estadio Capitán San Luis, promesas a medias
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/08/31/estadio-capitan-san-luis-promesas-a-medias/#.W4mZlCQzbIU
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