2018年08月10日
ギジェルモ・アビレース インタビュー 私は祖国を裏切らない
ギジェルモ・アビレース
Juventud Rebelde、2018年8月10日、Osviel Castro Medel記者
スター野球選手には作り話がついて回る。人びとの想像によって作り上げられたものもあれば、現実に近いものもある。少し前に、たとえば、才能あるキューバ代表の一塁手ギジェルモ・アビレース・ディフォルノーは、そういった台風の目の中にいた。中米カリブ選手権の大会が終わる前に帰国したからだ。
1993年1月20日バヤモ生まれのこの若き選手は、他国にプレーしにいくためか、または家族の問題によって生じたプレッシャーに耐え切れずに、チームを離れようとしたとみられていた。酒もタバコもせずに、自宅でゆっくりすごすのが好きな若者アビレースが、このような見方をされたのは、今回が初めてではなかった。今年、カンナムリーグとの契約可能性が報じられたあとに彼は、そのリーグではプレーしないと言ったのだった。「代表チームがあっちで何試合か戦ったときの2年間、私はそのリーグにいた。とても厳しいリーグだが、寒さがとても影響するし、休養はほとんどない。私は寒さに弱い野球選手であり、何度も怪我をしている。その上に、子どもの問題を解決する必要があった。その契約の話は、来るべきでないときに届いた。それで私は参加しなかった」、とキューバリーグ2連覇チームの3番打者は、本紙とのインタビューの開始に語った。「秘密」以外のテーマにも触れたインタビューである。
- その決断が将来悪い見方になりうる可能性は考えなかった?
それは考えなかった。私ははっきり話したし、担当の当局者たちもこの問題を理解してくれた。もしあのときできなかったら、それはまたそのあとのことだろう。
- 寒さが悪影響を及ぼすとあなたは言う。でも契約可能性のある市場である日本では、年間の特定時期には低い気温のときもある。
確かに。でも日本では通常屋根つき球場でプレーするので、寒さはそれほど影響されないし、温度はよりよく維持される。カナダでは気温2度でもグラウンドに出たことがある。いずれにしても私は準備ができている...
- 中米カリブ選手権で大会が終わる前に帰国したことから、「亡命」と関係したいろんな噂が流れ始めた。この点についてコメントを。
ギジェルモ・アビレースの頭の中には、いかなるときでも、亡命という思いつきが浮かんだことはない。私は生まれ故郷や、私の国や、私の家族を裏切らない。
「バランキージャ大会で起きたことは単純に、そうするように私を唆したかった人たちが、妻の周辺でめんどうな状況をつくりあげたんだ。海外にいた妻に彼らはそれらのことを信じ込ませた。そのとき私は自分の判断でキューバに戻ることを望んだ。なぜならチームの力になるには、肉体的にも精神的にも調子が悪かった。それらの噂は私を傷つけることを狙った悪意のあるボールだった。私はいまここでチームとともにいる。」
- それらすべてを経たいま、第58期シリーズに描いている個人目標はなんですか。
明確な数字は目指さない。心がけることは、昨季の成績を上回ること。昨季はとてもよかったから。
- あなたはすぐれた野球選手であり、成長もしてきたが、グランドでの覇気やエネルギーが足りないとも言われている。
私は内向的で、おとなしく、とても物思いにふけるほうで、それが私の性格なんだ。ときどき他の選手と喜びあったりもしない。初回から9回まで試合のそのつどの状況を分析してすごしている。私のことを無関心な人間だと考える人たちもいるけど、そうじゃないんだ。これまでの打席や守備プレーの経験を思い出そうとしているんだ。
- あなたのトレーニングにお父さんはどう関わりましたか。
とても助けられている。父はここ数年ずっと私の身体トレーナーをしてくれている。いまはボールをセンター方向に、しっかりミートして打つことに集中している。もう近々、飛距離を目指した力強いスイングができるようになるだろう。グランマチームのコーチであるマリオ・サンチェスがおこなっている仕事も無視することはできない。彼のアドバイスはとても役立っている。
Respuestas a los ≪misterios≫
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2018-08-10/respuestas-a-los-misterios
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