2018年07月24日
キューバのパッカーション奏者 パンチョ・テリー死去 78歳 チェケレの第一人者
パンチョ・テリー
Cubadebate、2018年7月24日、PL
キューバ人パーカッション奏者、パンチョ・テリーがきょう(7月24日)の未明、急性腎不全のため死去した。キューバの文化当局が声明を発表した。
78歳だったテリーは、フルートとバイオリンのコースで学んだが、パーカッションが自身の音楽キャリアを決定付けた表現になった。1950年代末に「マラビージャス・デ・フロリダ」楽団に加入し、30年間にわたって在籍した。
そのあと「シンフォニカ・デ・カマグエイ」や「センサシオン」といった楽団で活動し、「センサシオン」では1990年代に楽団リーダーを担った、とキューバ音楽協会の声明は伝えた。
テリーは、伴奏打楽器のチェケレーをジャズ演奏の中心軸に変えながら、「ラテン・ジャズ」で成功していくために不可欠な道具を、ポピュラーなダンス音楽から取り入れた。キューバ内外で繰り返し演奏されたその迫力あるソロ演奏は語り草である。
テリーは、世界中の重要なジャズ・フェスティバルで、その創造性や解釈性を輝かせ、つねに専門家からの評価を受けた。また有名な音楽アカデミーや大学でパーカッション教室を開いた。
パーカッション奏者としてのキャリアを通じて、ラテングラミー賞を受けたアルバム「ラ・ルンバ・ソイ・ヨ」や「ラグリマス・ネグラス」といった重要な録音作品において自身の足跡を残した。
パンチョ・テリーのソロ演奏(2005年5月、ハバナ)
Falleció percusionista cubano Pancho Terry
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/07/24/fallecio-percusionista-cubano-pancho-terry/#.W1kBr9IzbIU
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