2018年07月01日
キューバ人は今どんな音楽を聴いているか キューバ音楽が直面する試練
Radio Rebelde、2018年7月1日、Lainerys Carbonell González記者
消費製品を決める人びとの好みは、場合によっては、それらを通じて経験した感覚体験に依拠し、また教わった伝統や、何らかの模倣パターンとも合致しうる。
その意味で、なんらかの種類の音楽を聴くという行為は、ある思い出の喚起や友人からの推奨、そして拡散の影響によってさえも行われうる。
キューバはもっとも多くの音楽ジャンルによって世界中のさまざまなリズムに貢献している国だ。たとえばダンソン、マンボ、ソン、ルンバ、チャチャチャ、サルサなどを挙げることができる。
近年、キューバ人に聴かれている音楽は多くの場合、海外ジャンルのものが使われており、このことはわが国の文化的記憶の保存にとって試練を意味する。
たとえば、レゲトンや電子音響音楽は現在、もっとも若い層が好んでいるジャンルである。昔ながらのロックンロールやバチャータ、サルサを好む人もおり、彼らは今回話を聞いた人たちのなかでもっとも音楽を聴いている人たちである。
我が国の音楽的影響力や、見事な音楽的遺産は、疑いようがないものである。その一方で、よく知られている情報社会における発展もまた確かなものであり、そこではすべてが変わりやすく、一時的で、アクセス可能なものとなる。
それゆえに、今こう問う価値があるのだ。われわれキューバ人は現在どんな音楽を消費していて、それに影響を与えている要因は何か。
街中の人びとへのインタビュー音声と、このテーマに関する音楽学者ジェンツィ・ペレスのコメント音声はこちらから。
人びとへのインタビュー あなたはどんな音楽を聴いていますか
音楽学者ジェンツィ・ペレスのコメント
¿Qué música consumimos los cubanos?
http://www.radiorebelde.cu/noticia/que-musica-consumimos-cubanos-20180701/
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