2018年03月23日
中米カリブ選手権での4番打者は誰か? アラルコンかセデーニョか
ヨスバニ・アラルコン
Radio Bayamo、2018年3月23日、José Luis López Sado記者(ACN)
日本プロ野球リーグのソフトバンク・ホークス首脳陣は、中米カリブ選手権2018バランキージャ大会にキューバが出場する際に、強打者アルフレド・デスパイネと救援左腕リバン・モイネロがチームを離れることは許可されていない、とすでに発表している。
今回の中米カリブ選手権でカルロス・マルティ監督率いるチームに参加できないのは、海外チームとの契約選手のなかでこの2選手だけである。
契約書に記載されているため変更できないこの現実が知らされて以降、同大会で二連覇を目指すキューバ代表チームの首脳陣やコーチにとっての警告が鳴りはじめた。デスパイネが出場できないのなら、誰が彼の代わりにチームの4番打者になるのだろうか?
豊かな野球の格言には、チーム最高の打者は三番打者である、というものがある。これは確かなことであろう。しかしまた、あらゆるボールを場外に叩き出すもっともパワーのある選手が4番を占めるべきである、というのも正しい。なぜなら、ほとんど常に走者がいる場面でバッターボックスに立ち、ホームに迎え入れることができるからだ。
そしてそれは、相当前から、長いあいだ、デスパイネである。実を言うと、国際大会での彼の成績は、WBCでもカリビアンシリーズでも、期待に反して物足りない内容なのだが、少なくとも、このグランマの強打者のスウィングのパワーに匹敵するだけの他の選手が見当たらない。
さらに前の時期のキューバ代表チームには、キューバリーグの通算本塁打王であり、タンボール・マヨールの愛称で呼ばれたサンティアゴのオレステス・キンデランがその座にふさわしい存在としていたものの、ほかにも4番打者を担えるだけの選手たちがそろっていた。
アントニオ・ムニョス、オスマニ・ウルティア、アグスティン・マルケッティ、ペドロ・ホセ・ロドリゲス、ガブリエル・ピエーレといった強打者たちは、その腕っ節によって、あらゆる投手にとって本当に恐い存在だった。
しかし現在、走者を置いて大本塁打をかっとばし、大逆転を可能にするようなパワーのある選手が減っている。
個人的には、ラス・トゥナスの屈強な捕手、ヨスバニ・アラルコンが、デスパイネの持つパワーには及ばないものの、4番打者の基準にもっとも近い存在である。彼の現在のパナマプロリーグのエレーラとの契約は、バランキージャ大会のキューバ代表に加わることに支障がないため、カルロス・マルティ監督がチームの4番打者に起用するにはふさわしそうだ。
まだこれから3チームで争われる特別シリーズの実施が残っている。東軍のメンバーにはもう一人のパワーある選手、グランマのラサロ・セデーニョがいる。彼は昨季第57期キューバリーグの本塁打王(20本)である。
思うに、パブロ・シビル率いる強力な東軍の指名打者に起用されるであろうセデーニョの動きについては、デスパイネの代わりを探す必要性をわきまえているマルティもチェックしていく。
さて、バランキージャでの4番打者は、アラルコンかセデーニョか。
ラサロ・セデーニョ
Béisbol cubano busca un cuarto bate para Barranquilla 2018
http://www.radiobayamo.icrt.cu/beisbol-cubano-busca-un-cuarto-bate-para-barranquilla-2018/
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