2018年02月02日
キューバ初戦勝利 カリビアン・シリーズ デスパイネは負傷で途中交代
キューバ、初戦に勝利
Radio Habana Cuba、2018年2月2日、Raúl Rodríguez記者
野球カリビアン・シリーズのキューバ代表のグランマ・チームは今週金曜日(2月2日)、メキシコのグアダラハラ市でおこなわれたベネズエラ代表ロス・カリベス・デ・アンソアーテギとの初戦に6対4で勝利した。
試合は最後まで予断を許さない展開で、カルロス・マルティ監督は2人のすぐれたリリーフ投手、ミゲル・ラエラとライデル・マルティネスをつぎ込むことになった。2人は先発ラサロ・ブランコの好投のあとを継いだ。
ブランコは6回を投げ、5安打2失点、5三振3四球の好投で勝利投手となった。100投球のうち59球がストライクで、90マイルを超える投球もあった。
ブランコのあとを継いだ経験豊かなミゲル・ラエラは、速さよりも技術を駆使した投球で、2回2/3を投げ、3安打、2四球とリードを維持した。
しかしラエラは9回に満塁のピンチを招き、グランマの21歳の若き守護神ライデル・マルティネスのリリーフをあおいだ。
ライデルはボークをとられたあとロス・カリベスの最強打者ダルビーノ・フエンマヨールを歩かせ6対4と迫られたが、最後はこの日唯一の本塁打を放っている強打者ルイス・ヒメネスを三振にとった。
キューバの若き才能ライデルは、最高94マイルの直球をメインにヒメネスを攻めたあと、最後はフルカウントからの変化球で仕留め、キューバチームに初戦勝利をもたらした。
キューバチームの打撃陣では、右翼手で三番打者のユリスベル・グラシアルが3打数2安打、1二塁打、3打点ともっとも活躍した。次いでヨルダン・マンドゥレイ(3打数2安打、1打点)とカルロス・ベニテス二塁手(4打数2安打)が目立った活躍を見せた。
このほか攻撃陣で重要な役割を見せたのは、一番打者のロエル・サントスだった。1安打のほか、重要な場面で盗塁に成功し、2得点をあげた。
一方、この試合中にアルフレド・デスパイネはふくらはぎの負傷を再発し、途中交代した。
「今回のような負傷は回復に通常2〜3週間かかる」、とチーム・ドクターのフランシスコ・モンテシーノスは述べたが、ひじょうに強靭なスポーツ選手であるデスパイネは早期に回復し、最終戦あたりにはプレーできる可能性も示唆した。
日本リーグに向けては、昨季本塁打王と打点王に輝き、ソフトバンク・ホークスの勝利の鍵となったデスパイネを温存したほうがよいのだが、なんとか回復してキューバ代表チームに貢献してほしいところでもある。
この勝利でグランマ・チームは現時点で1勝0敗となり、「ミニ・ワールド・シリーズ」と呼ばれるカリビアン・シリーズの順位表のトップに一時的に立っている。一方ベネズエラは0勝1敗である。
この日の二試合目では、メキシコ代表のロス・トマテロス・デ・クリアカンが、昨年の前大会に続く二連覇を目指すプエルト・リコ代表のクリオージョス・デ・カグアスと対戦する。
点 安打 失策
ベネズエラ 4 9 2
キューバ 6 12 0
勝ち投手: ラサロ・ブランコLázaro Blanco (1勝0敗)
負け投手: ダリル・トンプソンDaryl Thompson (0勝1敗)
セーブ: ライデル・マルティネスRaidel Jiménez.
本塁打: ルイス・ヒメネスLuis Jiménez
先発のラサロ・ブランコ
抑えたライデル・マルティネス
試合動画
Alazanes de Granma de Cuba debutan con triunfo en Serie del Caribe
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/154231-alazanes-de-granma-de-cuba-debutan-con-triunfo-en-serie-del-caribe
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