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ラス･トゥナスの主将ヨスバニ・アラルコン、スランプを乗り越え、インドゥストゥリアレスとの最終戦とグランマとの決勝戦初戦であわせて8打数7安打と好調な打撃を続ける

Tiempo21、2018年1月21日

フリオ・アントニオ・メジャ球場でのキューバ野球リーグの決勝戦第一戦は雨のために開始が遅れたが、ラス･トゥナスが6対5と接戦を制し勝利した。

当日はひじょうに早い段階から雨が降り始め、決勝戦初戦の開始をまちわびる野球ファンたちは長時間待たねばならなかった。当初午後4時に開始予定だったこの試合は、夜8時45分に開始された。

しかしこの待ち時間は試合を台無しにはしなかった。ラス･トゥナスは相手チームの先発ラサロ・ブランコの良くない立ち上がりをとらえ、序盤に得点を重ね、ブランコをマウンドからひきずりおろし、勝利を勝ち取っていった。

2回にラス･トゥナスは4点を奪った。この回先頭のヨスバニ・アラルコンが安打で出塁し、アレクサンデル・アヤラが死球で出塁したあと、ユニオル・パウミエルが適時打を放ち、アラルコンを本塁に返した。このあとも不調のブランコからビニャーレスが四球、ヨルダニス・アラルコンが適時打でさらに1点、続いてアンドレス・キアラの犠飛と、ユニエスキ・ラルドゥエトの適時打でさらに2点を加えた。

カルロス・マルティ監督はリリーフにヤニエル・ゴンサーレスを起用したが、3回にダネル・カストロの二塁打と、アヤラへの四球のあと、ユニオル・パウミエルの二塁打によって、さらに2点を奪われた。

他方、ラス･トゥナスの先発ヨアルキス・クルースは序盤は相手打線を抑えていたが、少しずつ苦しくなり、3回にはギジェルモ・アビレースにその夜1本目の本塁打を打たれた。

4回にパブロ・シビル監督はユディエル・ロドリゲスをリリーフに送ることを決断。クルースはわずか3回と1/3を投げ、5三振、3四球、6安打、1失点に終わった。

ユディエルは4回は無事抑えたが、5回にロエル･サントスとヨルダン・マンドゥレイに安打を打たれたあと、ギジェルモ・アビレースにふたたび本塁打を許し、スコアは6対4となった。

グランマの投手セサル・ガルシアはラス･トゥナスの打線を抑え、4回と2/3を投げ、わずか1安打と好投し、味方打線の援護に期待をあずけた。

ラス･トゥナスは現王者の打線をくいとめるためにディエゴ・グラナドがリリーフとして登板、7回二死までその目的を達成し、そのあとを抑えのホセ・アンヘル・ガルシアが継いだ。

ガルシアは8回に安打を放ったヨルダン・マンドゥレイに1得点を許した。この回先頭のマンドゥレイが安打で出塁し、ガルシアの暴投で二塁に進塁したあと、アルフレド･デスパイネの適時打で得点した。

同じ回、グランマはとどまることなく、カルロス・ベニテスが四球で出塁し、ラウル・ゴンサーレスが安打を放ったが、ラス･トゥナスの補強投手ガルシアはヘイディス・ソレルからその夜もっとも重要なアウトとなる三振を奪った。

勝ち投手はディエゴ・グラナド、負け投手はラサロ・ブランコ、ホセ・アンヘル・ガルシアにセーブがついた。

ラス･トゥナスの最優秀選手は3安打3打点をあげたユニオル・パウミエルと、3安打1打点をあげたヨスバニ・アラルコンだった。

グランマではギジェルモ・アビレースが2本塁打、4打点と際立った活躍をした。

この決勝戦初戦はキューバの野球王座をかけた試合があるべきお手本のような試合だった。土曜日に始まり日曜日に終わったこの試合を見届けるためにフリオ・アントニオ・メジャ球場にかけつけたファン全員に敬意を表したい。

この試合でラス･トゥナスは10安打で6得点、2失策、一方グランマは12安打で5得点、無失策だった。

第二戦は日曜日午後4時からおこなわれ、先発投手はグランマがヤリエル･ロドリゲス、ラス・トゥナスがウルフリード・ガルシアと発表されている。


ユニオル・パウミエル二塁手、3打点を放つ


ラス･トゥナスの守護神ホセ・アンヘル・ガルシア


ハイライト1


ハイライト2


フル動画、試合後の記者会見も収録

Los Leñadores abren ganando la final del béisbol cubano
http://www.tiempo21.cu/2018/01/21/los-lenadores-abren-ganando-la-final-del-beisbol-cubano/