2024年06月15日
キューバ東部の列車運行が復旧 グアンタナモ-オルギン-グアンタナモ間
グアンタナモ-オルギン間の列車。サンティアゴのソンゴ・ラ・マージャ市内に停車中。
Granma、2024年6月15日、Luis Alberto Portuondo記者
きょう(6月15日)の86-87号列車によるグアンタナモ-オルギン-グアンタナモ間の出発をもって、オリエンテ鉄道会社(EFO)は、2024年の夏季および後半に向けて定めた計画を実施する。これは今月はじめに、同社がグランマ紙に独占発表していた。
同社のヤスナイ・サンチェス・ロベルト運転局長は、当該列車は水曜日と土曜日に運航し、グアンタナモ-サンティアゴ・デ・クーバ-オルギン各県の複数の都市の住民に恩恵を与えると説明し、「わが社の作業場で貨車と機関車の修理が終わり次第、今月後半にサンティアゴ・デ・クーバ-マンサニージョ間と、オルギン-アンティージャ間の運航を開始する」、と述べた。
同局長によると、「EFOは、月曜日と金曜日にエル・ウニベルシタリオという名称で知られるグアンタナモ-サンティアゴ間の列車、月曜日から土曜日にオルギン-ラス・トゥナス間、都市部のバヤモ-マバイ間、サンティアゴ-コントラマエストレ間の電車、およびグアソ市とキューバ最東部の複数地区間の1日4路線の電車、の各運行サービスを維持していく」。
Comenzó el restablecimiento de itinerarios del ferrocarril en la región oriental
https://www.granma.cu/cuba/2024-06-15/comenzo-el-restablecimiento-de-itinerarios-del-ferrocarril-en-la-region-oriental-15-06-2024-11-06-43
2024年06月14日
サンクティ・スピリトゥス 今年の7.26記念式典開催地に決定
サンクティ・スピリトゥス、7月26日記念式典開催地に決定
Cubadebate、2024年6月14日
政治局は、モンカダ兵営およびカルロス・マヌエル・デ・セスペデス兵営襲撃71周年を記念する中央式典開催地をサンクティ・スピリトゥス県とする決定を下した。
この決定に際しては、経済・政治・社会分野の主要課題の達成における同県の安定性が考慮されたが、これは、生産やサービスの労働者、農民、知識人、その他の社会セクターが継続して貢献してきたものだ。
他県同様、サンクティ・スピリトゥス県は、国が直面している困難さから無縁ではありえない。それらの不足や問題に対して、解決に向けた取り組みが評価されている。
同県は、党・政府機構と地域社会との直接および組織的な結びつきを保証する、各課題の労働・協同システムを発展させてきた。
「経済・予算計画」の順守に向けた適切なフォローアップと管理を維持し、 総売上高、小売業、輸出可能資金、赤字企業の減少において、良好な結果をあげた。
農業分野では、寒冷期の遵守が確認されている。「都市・郊外・家庭農業計画の全国グループ」による評価は、同県を全国で最も優れた県のひとつとして認めている。食品産業計画において良好な結果を示している。
同様に、教育・スポーツ・健康に関係する幅広い社会的達成のプログラムにおいて安定性を反映している。2023年末時点での乳幼児死亡率は出生1000人当たり4..7人であり、今年は本日まで2.7を維持しており、これは国内最良の値である。文化面では、コミュニティ活動の展開と文化遺産の保全が際立っている。
サンクティ・スピリトゥス県は、観光・運輸・国内貿易・情報化の発展においても前進を示している。
党・政府の指導部によって運営され、「ホセ・マルティ・ペレス」大学が積極的参加をしている科学イノベーションの管理システムは、さまざまなセクターや地域開発プロジェクトにおいて良好な影響を与えている。
政治局はまた、いかに強大であろうともわれわれを屈服させることのできる勢力や帝国はいない、ということを具体的な事実および現実をもって証明している、われらの英雄的国民にも今回の顕彰を敷衍することに合意した。
7月26日の祝典は、いつものように、革命的再確認の瞬間であり、われら国民が実行する経済的・社会的・防衛の任務への特別な推進の瞬間となるだろう。国民はそれがわれらの無敵の最高司令官フィデル・カストロ・ルス最高司令官と革命指導者ラウル・カストロ・ルス将軍およびすべての百年記念世代への最良のオマージュであることを自覚している。
キューバTV(2024年6月14日)
Sancti Spíritus, sede del acto central por el 26 de Julio
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/14/sancti-spiritus-sede-del-acto-central-por-el-26-de-julio/
2024年06月10日
ピナール・デル・リオ住民 プレーオフ進出一番乗りを決めたベゲーロスを歓迎
ピナール住民たちは、雨にもかかわらず、通りに出た
Cubadebate、2024年6月10日
降り続ける雨にもかかわらず、ピナール・デル・リオの住民たちは、今期キューバ野球リーグでプレーオフ進出一番乗りを決めた地元ベゲーロス・チームのために温かい歓迎を用意した。
ピナールの首都にある公園「ラ・インデペンデンシア」での歓待は、同県の党第一書記ヤミレー・ラモス・コルデロが主宰した。
ピナール・デル・リオチームは昨日のグアンタナモ戦でサブシリーズ13回連続の勝ち越しを決め、44勝23敗とし、リーグ首位に立っている。
ピナール・デル・リオ対グアンタナモ(2024年6月6日)
Reciben en Pinar del Río a Vegueros tras clasificación a postemporada del béisbol cubano (+Video)
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/10/reciben-en-pinar-del-rio-a-vegueros-tras-clasificacion-a-postemporada/
2024年06月09日
ハバナ県政府 フィンカ・デ・ロス・モノスでのイベントによる死者発生報道を否定
Cubadebate、2024年6月9日、ハバナ県政府
フィンカ・デ・ロス・モノス(モンキー農場=レクリエーションセンター)での活動で若者たちが死亡したとする誤ったニュースが、土曜日(6月8日)の午後から流布され始めた。このニュースはフェイクである!
この事件は、承認されていない活動に関するもので、施設外エリアへの移動中に治安の乱れが発生した。
政府当局と国家革命警察は、一貫して秩序を回復させるために介入した。
遺憾ながら事件は2人の負傷者を生んだが、彼らは迅速に治療を受け、生命の危険はない。死者は存在しない。
レクリエーションと健康的娯楽を保証するためにキューバ政府がおこなっている努力とはなんら関係のない、今回のような事案をわれわれは非難する。
わが国の社会をデマで貶めようとする人びとやメディアの身勝手な行動がふたたびあからさまになった。
キューバ社会主義のモデルを特徴づけている要素である、規律・公教育・市民教育をわれわれは信頼し続ける。
ハバナ県政府
キューバTV(2024年6月9日)
Gobierno de La Habana desmiente existencia de fallecidos en hechos violentos tras actividad en Finca de los Monos
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/09/gobierno-de-la-habana-desmiente-existencia-de-fallecidos-en-hechos-violentos-tras-actividad-en-finca-de-los-monos/
2024年06月08日
キューバ男子バレーボール代表 五輪王者フランスに勝利 パリ五輪出場圏内に踏みとどまる
キューバ対フランス
Cubadebate、2024年6月8日、Oscar Figueredo Reinaldo記者
タイブレークまで至った手に汗にぎる試合で、キューバ代表チームは現在の五輪王者フランスに襲いかかり、セットカウント3対2(25-18, 20-25, 23-25, 25-22, 15-10)で打ち破った。わが国の選手はすぐれたパフォーマンスを見せ、ロベルトランディ・シモンのリーダーシップのもと、熱望する五輪出場へ向けた重要なポイントをあげた。
第一セットを先取して始まった試合は、そのあと2セット連続で失ったが、キューバチームは自らを敗者とはみなさず、第4セットで挽回に成功し、最終セットは万全な形で勝利した。
この勝利により、キューバは9.55ポイントを重ね、ふたたび五輪出場予選枠にとどまり、同日のセルビア対アルゼンチン戦の結果待ちとなった。
キューバ代表チームは、ブロックポイント(13対7)で上回り、フランスチームの失策(29対22)をうまく利用し、先週の敗戦から一転、予選勝ち抜きに再度可能性を残した。
個人成績では、マルロン・ヤントが23得点、ミゲル・アンヘル・ロペスが21得点と際立った活躍を見せた。一方、ロベルトランディ・シモンは9得点(アタック3点、ブロック5点、サーブ1点)をあげた。
第三週目には、キューバはスロベニアの首都リュブリャナに向かい、地元スロベニアや、ブルガリア、セルビア、ポーランドと対戦する。
キューバTV(2024年6月8日)
キューバ対フランス(ハイライト)(2024年6月8日)
Voli: Cuba no cree en Francia y se mete nuevamente en zona de clasificación olímpica
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/08/voli-cuba-no-cree-en-francia-y-se-mete-nuevamente-en-zona-de-clasificacion-olimpica/
2024年06月06日
ロシア海軍艦隊がキューバを公式訪問 6月12日から17日まで
Cubadebate、2024年6月6日、キューバ革命軍省
2024年6月12日から17日にかけて、フリゲート艦「ゴルシュコフ」、原子力潜水艦「カザン」、石油タンカー「パシン」、救助曳船「ニコライ・チケル」の4隻からなる、ロシアの海軍派遣隊によるハバナ港への公式訪問がおこなわれる。
この訪問は、キューバとロシア連邦のあいだの歴史的な友好関係によるものであり、キューバが締約国となっている国際法規に厳しく則ったものである。いかなる船舶も核兵器を搭載しておらず、そのためわが国での経由は地域にとっての脅威にはならない。
外国の海軍部隊の訪問は、キューバ革命政府による、友好・協力関係にある国家との、歴史的実践である。
ロシア人船員たちは、その滞在中、キューバ革命海軍長やハバナ知事への表敬訪問を含む、活動プログラムをこなす。また、歴史的・文化的名所を散策する。
ハバナ港への到着時には、キューバ国家への挨拶として、艦隊のうちの1隻から21発の礼砲が発射され、これはキューバ革命軍の砲兵隊によってサン・カルロス・デ・ラ・カバーニャ要塞から応酬される。
Arribará a La Habana agrupación de buques de la Marina de Guerra de la Federación de Rusia
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/06/arribara-a-la-habana-agrupacion-de-buques-de-la-marina-de-guerra-de-la-federacion-de-rusia/
2024年06月05日
ポロ・モンタニェスの未発表曲を集めたニューアルバム発表
Radio Habana Cuba、2024年6月5日、Prensa Latina
「ホージャス・デル・グアヒーロ」(農民の宝石)は、グルーポ・ポロ・モンタニェスのニューアルバムのタイトルであり、その真のハーモニーにより成功を手にしたこの忘れがたきキューバ人アーティストが作った未発表の10曲を収録している。
このアルバムは、「ウン・モントン・デ・エストレージャス」(たくさんの星々)の作者の生誕69周年となる日のきょう(6月5日)、首都ハバナのホテル・ナシオナル・デ・クーバで公式発表された。
ポロは、多くの自作曲を残しており、このアルバムはずいぶん前からわれわれの夢だったが、ルサフリカ社のホセ・ダ・シルバ社長のおかげで実現可能になった、と同グループの音楽監督であるアマウリ・ロメロはプレンサ・ラティーナとの独占会見で強調した。
レコード・レーベル「Bis Music」によって製作された「ホージャス・デル・グアヒーロ」は、ポロ・モンタニェス(1955-2002)の作品が通常そうであったように、さまざまなジャンルに及ぶメロディーを含んでいる。
われわれにとっては夢が実現となり、これが彼の誕生日に実現したことで感動と同時になつかしさでいっぱいになっている、とロメロは述べた。
このアルバムは6月15日からフランス国内、およびすべてのデジタルプラットフォーム、そしてキューバのアルテックス社店舗ネットワークで販売開始となる。
また、6月7日から9日にかけてキューバ西部ピナール・デル・リオ県の観光複合施設ラス・テラサスで開催される、「ポロ・モンタニェスのための国際お祭りイベント」でもプロモーションされる。
コロンビア、フランスなど海外でのコンサートの確認が多々ある、とロメロは話した。
同アルバムの名付け親であるホセ・ダ・シルバによると、「グアヒーロ・ナトゥラル」(生粋の農民=ポロ・モンタニェスのニックネーム)の音楽と歌詞にはたくさんの感情があり、その歌詞の一つひとつに愛情とキューバ的なものを横溢させるその能力がつねに思い起こされている。
Grupo Polo Montañez - La Suegra
Polo Montañez - Un Montón De Estrellas (Original Version)
Guajiro Natural
Polo Montañez - La Última Canción
Polo Montañez - Flor Pálida (Original Version)
Las Joyas del guajiro Polo Montáñez
https://www.radiohc.cu/noticias/cultura/356638-las-joyas-del-guajiro-polo-montanez
2024年06月04日
米国のジョー・バイデン大統領 不法移民を南部国境から締め出し
米国のハカンバ・ホット・スプリングスにある移民仮設キャンプ、2024年5月12日
Cubadebate、2024年6月4日、RT
米国のジョー・バイデン大統領はきょう火曜日(6月4日)、南部国境を不法に横断する移民の入国を一時停止する大統領令に署名した。
ホワイトハウスの声明によると、この措置は一時的なものであり、国境が密集しすぎているときだけ有効となり、移民サービスの係官が「米国滞在の法的根拠を持たない人びとの迅速な追放」を行えるようにする。
また、この政策は、不法移民の数が十分に少なくなり、米国のシステムが国境の手続きを「安全で効果的に」管理できるようになったときは適用が中止される、としている。
この文脈において声明は、亡命申請者の審査プロセス強化など、国境警備分野におけるバイデン政権の最近の取り組みを列挙している。
具体的に、国土安全保障省は、公共の安全にとって危険を伴う移民を、費用をかけ拘留を延長するのではなく、可能な限り迅速に追放することを保証するための法案を発表した。
メキシコと米国は、世界最長かつもっとも商業取引の多い国境を共有している。移民流入の管理は、単に二国間の議題においてだけでなく、今年近づいている両国の選挙プロセスにおいても、過去もいまも鍵となるテーマである。
ニューヨークタイムズの評価によると、今回の決定は、「移民政策がバイデン政権下においていかに顕著に右傾化したか」を示すものである。このことは、当時は反対していたトランプの移民政策を支持する民主党支持者を含む米国民の割合が増えている世論調査の傾向とも合致している。
キューバTV(2024年6月4日)
Biden cierra la frontera sur para migrantes ilegales
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/04/biden-cierra-la-frontera-sur-para-migrantes-ilegales/
2024年06月02日
ビジャ・クララで交通事故 1人が死亡 26人が負傷 自家用車とバスが衝突
Cubadebate、2024年6月2日、CMHW
きょう日曜日(6月2日)の午後、38人の乗客を乗せてカヨ・サンタマリアから「アベル・サンタマリア」国際空港に向けて運行していたトランスガビオタ社のバスと、自家用車とのあいだで交通事故が起き、1人が死亡、26人が負傷した。
報道によると、この事故はビジャ・クララ県カマフアニー市のクルセーロ・デ・カルミタと呼ばれる地域の、クルバ・デ・ラ・ミネルバを過ぎた地点で発生した。
現時点まで、自家用車の運転手であったキューバ人の死亡が報告されている。
事故後、子どもたち6人を含む26人の負傷者が治療を受けた。カマフアニーの「オクタビオ・デ・ラ・コンセプシオン」診療所で一次介護がなされた。そのあと、負傷者はサンタ・クララの小児病院と「アルナルド・ミラン・カストロ」病院に搬送された。
すぐに、党および政府の幹部や、消防隊、赤十字、緊急医療システムが活動をはじめ、負傷者への介護を提供した。観光省の当局者も現場にかけつけた。
きょう日曜日の夜に入り、負傷者のうちの一人が重体となっている。
Un fallecido y 26 lesionados en accidente de tránsito en Camajuaní, Villa Clara
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/06/02/un-fallecido-y-26-lesionados-en-accidente-de-transito-en-camajuani-villa-clara/
井戸と兵士と救われた命 ラサロとアベルの物語
Cubadebate、2024年6月5日、Lázaro Boza記者
キューバのピナール・デル・リオ県マントゥア市にあるアロージョス・デ・マントゥア沿岸地区からニュースが届いた。
同地区の住人、ラサロ・イグレシアス・バルデスが25メートルの深さのある井戸を清掃するため、井戸の底に降りることに決めた。
底に着くと、酸素不足のため混乱が生じ、意識を失った。
井戸の口にいた同僚たちは事態に気づき、地元の医療サービスに連絡することにした。
しかし酸素不足と低体温が高じたラサロを救う手段も訓練もなく、ほとんど何もできなかった。
それで内務省(MININT)の国境警備部隊の戦闘員たちに助けを求めた。
彼らのなかに「特別派遣」グループの若き兵士、アベル・マルティネス・フィアージョがいた。
マルティネス・フィアージョは、もしラサロがさらに5分以上井戸の底にいたら待ちうけている致命的な結末を察知し、井戸の底に降りて、彼を助けることを決意した。
兵士はロープを結んで、狭い空洞の底まで着いた。
「助けに来ました」、とラサロに言って、酸素不足と戦いながら、ラサロをロープでつなぎ、引き上げるよう合図を送った。
ラサロはすぐに同沿岸地区の医療所に搬送された。
そこで、アリアン・アルトゥーロ・イスキエルド医師と彼の医療チームが、応急処置を施し、生命兆候を安定させた。またマルティネス・フィアージョ兵士にも厳格な検査をおこなった。
1時間後、意識が回復し、容体が安定し、マントゥアの第一緊急総合病院に送られた被害者は、キューバ国境警備隊の若者の勇気、高度な肉体的・心理的備え、決断力、技能のおかげで、この危険から回復している。
しかし兵士アベル・マルティネス・フィアージョは自らを英雄とは考えていない。
「あの状況でやるべきことをやった。そうしないと家庭の父である一人の男性が亡くなるところだった」、と彼は言う。
彼の謙虚さは偉大で、住民たちの感謝はひじょうに大きい。マルティネス・フィアージョ、質素な家庭の息子、祖国の兵士。疑いなき一人の英雄である。
ありがとう若者よ。
Un pozo, un soldado, una vida salvada: La historia de Lázaro y Abel
http://www.cubadebate.cu/especiales/2024/06/02/un-pozo-un-soldado-una-vida-salvada-la-historia-de-lazaro-y-abel/