2022年02月18日
農薬の話【質問に答えますA】
こんにちはベジママキッチン です!
前回の記事の続きで、農薬に関しての疑問にお答えしていきます
では早速スタート!!
「農薬って洗っても落ちないんでしょ?」
洗えば表面の残留農薬は5〜8割は落ちます。
ただ、前回の記事でお話しした通り、残留農薬とは言葉こそイメージが強いですが、想像してるより実際に残留してる量は微量です。
何のために野菜を洗うのかという原点に戻っていただきたいのですが、野菜を洗う理由は「食中毒を防ぐため」です。
土や自然界に存在する微生物によって食中毒を起こさないために野菜を洗うんです。
前回の記事で残留農薬の安全性はお分かり頂けたと思いますが、心配なのは農薬よりも微生物です。
どの野菜も流水で30秒ほど流せば菌の量が1/3にまで減少します。
このくらいになれば健康な方やお子様が食べても食中毒の心配はありません。
それでも心配であれば、50度洗いがおすすめです。
これは、野菜の持つ栄養素や酵素を残しながらも、微生物は失活するという画期的な洗い方だと思います。
「農薬って洗ったり皮をむいても中まで浸透してるんでしょ?」
残留農薬のほとんどは表面に付着している場合が多いです。
ただ、野菜の形状や性質によっては内部に残留する可能性もありますが、前回の記事でお話しした残留農薬基準とは、とても厳しいもので《皮も洗わず、野菜丸ごと食べたことを想定》して実験がされており、その上で食べ物に残る残留農薬は一生涯食べても大丈夫な量の100分の1に決められています。
これは何種類もの野菜を合わせて食べたとしても、健康に害のある数値に行かないように計算されています。
もはや微量中の微量すぎて無視するレベルです(笑)
なので、皮に栄養が多い野菜は皮も食べて、農薬よりも食中毒の心配をして調理されてください
「ホタテパウダーとか野菜洗い用洗剤はどうなの?」
これについては企業批判になっては困るので事実だけお伝えしますね。
ホタテパウダーやそれに類似した商品は、「水酸化カルシウム」が主成分となっていてこれは強アルカリ性なので、強力な殺菌洗剤などと同じPH値です。
強力殺菌なので手も荒れますし、吸い込むと危険なので取り扱いには注意が必要です。
掃除や除菌殺菌を目的としては優れていると思いますが、農薬を落とすかどうかについては「?」です。
なぜなら販売企業も説明してるように「表面の2〜5割の残留農薬を分解します」とありますが、そもそもしっかり洗えばそれ以上に残留農薬は落ちますし、微生物を分解するのかもよく分かりません。
よく宣伝されている方に見受けられますが、水酸化カルシウムは強アルカリ性なので、野菜の色素は抜けるし、表面にあるブルーム(油分)も溶け出します。
水酸化カルシウムに野菜やお米を漬けて色が出るのは色素が抜けているのとお米のタンパク質が反応して黄色になるだけです。
油のようなものが浮くのも、野菜が本来持っている油脂分(パラフィンや飽和脂肪酸)が浮いてくるだけです。
個人的には飽和脂肪酸ってあえて摂取するくらい良い成分なのにアルカリ剤で落としてしまうのね・・・という印象です
野菜が美味しくなった!と感じるのは、強アルカリ剤でアク抜きをするので雑味が和らいだような感じになるんだと思います。
試してみたい方は無農薬野菜でも同じ状況になるので、是非やってみてください
「無農薬野菜が一番安全ってこと?」
これは個々の考え方ですね。何を安全の基準とするのか。
ただ、現状をお伝えすると無農薬野菜はなぜ「特別栽培」の枠なのかというと本当に農薬がゼロなのか証明するのが難しいからです。
日本は集約農業といって狭いエリアで各農家さんが近郊で農業を営まれています。
無農薬で野菜を育てたとしても、近郊農家さんが慣行栽培を行っていた場合は農薬が飛散される可能性もゼロではないし、雨や水流に乗って土壌に流れ着くかもしれない。
野菜を生産するたびに農薬がついたかどうかを調べるのは現実的ではないため、消費者に誤解のないように「うちは完全無農薬だよ!」と表示することは禁止されており、「農薬・栽培期間中不使用」という形であくまでのこの野菜は栽培中には農薬は使用していませんよという形での販売となります。
農薬の安全性については散々お話ししたので割愛しますが、どっちが良い悪いということでなく、無農薬野菜でも農薬がついてないとは言い切れないということだけは購入する側も知っておくべきかなとは思います
パートAも長くなってしまった(笑)
いや、でもそれくらい農薬についての誤解や誤情報が広まっているから皆さん不安なんだと思います。
可能な限りわかりやすくまとめたつもりですが、ややこしかったらすいません
次回パートBでもお答えしていきます!!
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「農薬って洗っても落ちないんでしょ?」
洗えば表面の残留農薬は5〜8割は落ちます。
ただ、前回の記事でお話しした通り、残留農薬とは言葉こそイメージが強いですが、想像してるより実際に残留してる量は微量です。
何のために野菜を洗うのかという原点に戻っていただきたいのですが、野菜を洗う理由は「食中毒を防ぐため」です。
土や自然界に存在する微生物によって食中毒を起こさないために野菜を洗うんです。
前回の記事で残留農薬の安全性はお分かり頂けたと思いますが、心配なのは農薬よりも微生物です。
どの野菜も流水で30秒ほど流せば菌の量が1/3にまで減少します。
このくらいになれば健康な方やお子様が食べても食中毒の心配はありません。
それでも心配であれば、50度洗いがおすすめです。
これは、野菜の持つ栄養素や酵素を残しながらも、微生物は失活するという画期的な洗い方だと思います。
「農薬って洗ったり皮をむいても中まで浸透してるんでしょ?」
残留農薬のほとんどは表面に付着している場合が多いです。
ただ、野菜の形状や性質によっては内部に残留する可能性もありますが、前回の記事でお話しした残留農薬基準とは、とても厳しいもので《皮も洗わず、野菜丸ごと食べたことを想定》して実験がされており、その上で食べ物に残る残留農薬は一生涯食べても大丈夫な量の100分の1に決められています。
これは何種類もの野菜を合わせて食べたとしても、健康に害のある数値に行かないように計算されています。
もはや微量中の微量すぎて無視するレベルです(笑)
なので、皮に栄養が多い野菜は皮も食べて、農薬よりも食中毒の心配をして調理されてください
「ホタテパウダーとか野菜洗い用洗剤はどうなの?」
これについては企業批判になっては困るので事実だけお伝えしますね。
ホタテパウダーやそれに類似した商品は、「水酸化カルシウム」が主成分となっていてこれは強アルカリ性なので、強力な殺菌洗剤などと同じPH値です。
強力殺菌なので手も荒れますし、吸い込むと危険なので取り扱いには注意が必要です。
掃除や除菌殺菌を目的としては優れていると思いますが、農薬を落とすかどうかについては「?」です。
なぜなら販売企業も説明してるように「表面の2〜5割の残留農薬を分解します」とありますが、そもそもしっかり洗えばそれ以上に残留農薬は落ちますし、微生物を分解するのかもよく分かりません。
よく宣伝されている方に見受けられますが、水酸化カルシウムは強アルカリ性なので、野菜の色素は抜けるし、表面にあるブルーム(油分)も溶け出します。
水酸化カルシウムに野菜やお米を漬けて色が出るのは色素が抜けているのとお米のタンパク質が反応して黄色になるだけです。
油のようなものが浮くのも、野菜が本来持っている油脂分(パラフィンや飽和脂肪酸)が浮いてくるだけです。
個人的には飽和脂肪酸ってあえて摂取するくらい良い成分なのにアルカリ剤で落としてしまうのね・・・という印象です
野菜が美味しくなった!と感じるのは、強アルカリ剤でアク抜きをするので雑味が和らいだような感じになるんだと思います。
試してみたい方は無農薬野菜でも同じ状況になるので、是非やってみてください
「無農薬野菜が一番安全ってこと?」
これは個々の考え方ですね。何を安全の基準とするのか。
ただ、現状をお伝えすると無農薬野菜はなぜ「特別栽培」の枠なのかというと本当に農薬がゼロなのか証明するのが難しいからです。
日本は集約農業といって狭いエリアで各農家さんが近郊で農業を営まれています。
無農薬で野菜を育てたとしても、近郊農家さんが慣行栽培を行っていた場合は農薬が飛散される可能性もゼロではないし、雨や水流に乗って土壌に流れ着くかもしれない。
野菜を生産するたびに農薬がついたかどうかを調べるのは現実的ではないため、消費者に誤解のないように「うちは完全無農薬だよ!」と表示することは禁止されており、「農薬・栽培期間中不使用」という形であくまでのこの野菜は栽培中には農薬は使用していませんよという形での販売となります。
農薬の安全性については散々お話ししたので割愛しますが、どっちが良い悪いということでなく、無農薬野菜でも農薬がついてないとは言い切れないということだけは購入する側も知っておくべきかなとは思います
パートAも長くなってしまった(笑)
いや、でもそれくらい農薬についての誤解や誤情報が広まっているから皆さん不安なんだと思います。
可能な限りわかりやすくまとめたつもりですが、ややこしかったらすいません
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