2017年01月29日
マイホームを建てた後のリスクを考える その4(介護・医療費)
マイホームを建てることのリスクといえばお金のことしか有りません。 建築予算2500万円を必達とした理由は、ここからきています。 |
★親の介護、医療費など年を重ねることによる支出増加
私の父は、既に亡くなっています。よって我が家のリスクは母親の介護と医療費となります。
我が家の実例を紹介します。
年金
母は自分の年金と父の遺族年金の両方をもらっています。
遺族年金については課税対象外なので、合わせるとそこそこ収入はありますが税金は納めなくていいようです。
障害
母はある病気のため障害を持っています。
障害を持っていると補助を受けることが出来、我が家では医療費と自動車税が免除され大変助かっています。
遺産相続
母の未婚の兄弟が亡くなったため遺産相続がありました。
通常遺産は亡くなった人の配偶者と子供が対象になりますが、配偶者も子供もいない場合、遺産は亡くなった人の兄弟が対象になります。兄弟が亡くなっている場合はその子供も対象になります。ちなみに、私の母は障害を持っていたため、相続税の優遇がありました。
実家売買
実家を売買し不動産所得がありました。
実家は田舎ですが一時期のように田舎暮らしにあこがれてという方も少ないようでなかなか売れませんでした。売るために価格を下げ、結果最初の見積もりの半額で売買しました。私の実家は固定資産税や区費、農会費、鳥獣防止費、電気代、水道代、家の修理費など年間20万円ほど支払っており売れるまでに7年かかりましたので、総額140万円の費用が必要でした。また最近空き家対策の法律が出来、空き家を持っていると税金が高くなるそうなので、安くてもなんとか売れてよかったと思います。可能なら住まなくなってから3年以内※ に売れば税金に優遇があるので、多少安くしてでも早く売ったほうがいいでしょう。また不動産所得があった場合は確定申告が必要になりますが、ここでも費用や税金がかからないよういろいろ勉強して節約しました。
※正確には国税庁の「マイホームを売ったときの特例」として「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」を参照してください。
上記のことより、結果母の貯金はたくさんではありませんがそこそこあります。この費用を減らさないよう維持させることにより、近い将来の介護と葬儀費用に関するリスクに対処します。
我が家では、たまたまこれらの条件が重なったため親の介護や医療費の心配がほぼ無くなりました。これらが見込めない場合は、よく考えて見合った価格のマイホームを建ててください。
ちょっと不謹慎な話
予断ですがこの歳になると、そろそろ親が亡くなり始める時期になります。私を含め周りにも父親や母親のいずれか一方が亡くなった知人が結構います。そのなかで母親が先に亡くなった知人は非常に困っているそうです。
それは、父親は母親に何事もまかせっきりだったので家のことが何も出来ないのです。おまけに頑固な方が多くその子供はたいそう苦労しているようです。全員ではないと思いますが大半が、父親が言うことを聞かないうえに口うるさく扱いにくいので、口を揃えて「母親が先に亡くなると大変!」または「父親が先でよかった!」と言っています。
これは我が家にも当てはまることで、不謹慎ではありますがやはりそう思います。しかしこのことは父親である私も例外では有りませんので、同じように子供に言われないよう今のうちからいろいろ憶えて、嫌がられないよう心がけたいと思います。
その5へつづく
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