2012年06月22日
物流を効率化する情報とその仕組み
(1) 発注から始まる物流情報
「情報流は、商流、物流、資金流を制御するための情報が、生産部門と消費部門との間で双方方向に流れるものである。」とのべた。物流情報は、情報流のうちの物流にかかわる情報を取り出したものである。それは、物流活動を起こし、これを完結させるための情報プロセス(発注から納品まで)を例示すると、つぎのようになる
正しい品種・数量情報をともない発注から始まって、輸送、検品、を伴う入荷、ロケーション(倉庫内の保管すぺ−ス番地)への保管、適正な在庫管理受注、効率的なピッキング、間違いのない仕分け、流通加工、見落としのない出荷検品、出荷、輸送、貨物追跡、顧客指定の定時配送、受領検品、納品。そして、このどのプロセスにも必要な情報が入力・主力されている。
製造工場から自社の流通センターへ製品を輸送し、そこで保管するような場合を除いて、一般的には、発注という商取引情報が物流活動を始動させることは以上のとおりである。発注にいたる取引交渉過程においては、取引成約情報、販売促進情報、業者間・商品間の競争情報などの市場情報が取引の成立にかかわっている。
(2) 物流情報の機能
生産から消費に至る過程における商取引と物流は、必ずしもサプライチェーンと呼ばれるようなつながりをもっているものではない。むしろ、段階的に分断されているといってよかろう。@産業財メーカーと卸売業者、C製品メーカーと大手小売業、D卸売業者と小売業者、等等、これは、直接の取引当事者を組み合わせたものである。取引情報は、組み合わせたものである。取引情報は、組み合わせに応じて当該当事者間で交わされる。しかし、@Aを除けば、物流情報の経路は、この組み合わせと異なる経路をたどることがある。
売買された財貨が買い手に届けられてはじめて取引は完結するわけであるから、その財貨が注文通りの品質・数量を保持し、タイミングよく正確に届けられるためには、物流活動が十全に行われなければならない。そのために必要な情報が一連の物流情報である。その意味では物流情報は、基本的には輸送、入庫・出庫、在庫管理、注文処理などの支援のための情報である。
しかし、物流情報は、物流チャネルを変え、物流システムをより効率化する機能をもち始めている。たとえば、商物分離がその一つである。商物が分離される前(商物一致)には、注文取り(営業)
(3) 物流情報システム
物流活動を統合的に行うために物流システムが構築され、コンピューターが物流管理に導入されることによって、企業の物流システムはさらに高度化した。それでもなお、物流効率化が求められる。効率化のねらいは、物流サービスの向上と物流コストの低減にある。顧客から要求されるサービスレベルはつねに物流コストを引き上げる。物流コストを押し上げるのは、多種類・小口・多頻度・定時・迅速配送・流通加工・低廉性の七重苦である。これを実現するために物流情報システムが必要となる。
物流業務は、物流作業と物流事務と大別される。物流事務は、受発注、入出苛、在庫帳簿記入、納品書、受領書、請求書等の発行などの事務をいい、物流情報システム化進んでいる今日、ネットワーク化が現在の課題である。全者は社内におけるLANおよびWANの問題で、後者は社内では帳票類を使わないペーパーレス化を図り、社外に対しては、EDIでペパーレス化を図るということである。
「情報流は、商流、物流、資金流を制御するための情報が、生産部門と消費部門との間で双方方向に流れるものである。」とのべた。物流情報は、情報流のうちの物流にかかわる情報を取り出したものである。それは、物流活動を起こし、これを完結させるための情報プロセス(発注から納品まで)を例示すると、つぎのようになる
正しい品種・数量情報をともない発注から始まって、輸送、検品、を伴う入荷、ロケーション(倉庫内の保管すぺ−ス番地)への保管、適正な在庫管理受注、効率的なピッキング、間違いのない仕分け、流通加工、見落としのない出荷検品、出荷、輸送、貨物追跡、顧客指定の定時配送、受領検品、納品。そして、このどのプロセスにも必要な情報が入力・主力されている。
製造工場から自社の流通センターへ製品を輸送し、そこで保管するような場合を除いて、一般的には、発注という商取引情報が物流活動を始動させることは以上のとおりである。発注にいたる取引交渉過程においては、取引成約情報、販売促進情報、業者間・商品間の競争情報などの市場情報が取引の成立にかかわっている。
(2) 物流情報の機能
生産から消費に至る過程における商取引と物流は、必ずしもサプライチェーンと呼ばれるようなつながりをもっているものではない。むしろ、段階的に分断されているといってよかろう。@産業財メーカーと卸売業者、C製品メーカーと大手小売業、D卸売業者と小売業者、等等、これは、直接の取引当事者を組み合わせたものである。取引情報は、組み合わせたものである。取引情報は、組み合わせに応じて当該当事者間で交わされる。しかし、@Aを除けば、物流情報の経路は、この組み合わせと異なる経路をたどることがある。
売買された財貨が買い手に届けられてはじめて取引は完結するわけであるから、その財貨が注文通りの品質・数量を保持し、タイミングよく正確に届けられるためには、物流活動が十全に行われなければならない。そのために必要な情報が一連の物流情報である。その意味では物流情報は、基本的には輸送、入庫・出庫、在庫管理、注文処理などの支援のための情報である。
しかし、物流情報は、物流チャネルを変え、物流システムをより効率化する機能をもち始めている。たとえば、商物分離がその一つである。商物が分離される前(商物一致)には、注文取り(営業)
(3) 物流情報システム
物流活動を統合的に行うために物流システムが構築され、コンピューターが物流管理に導入されることによって、企業の物流システムはさらに高度化した。それでもなお、物流効率化が求められる。効率化のねらいは、物流サービスの向上と物流コストの低減にある。顧客から要求されるサービスレベルはつねに物流コストを引き上げる。物流コストを押し上げるのは、多種類・小口・多頻度・定時・迅速配送・流通加工・低廉性の七重苦である。これを実現するために物流情報システムが必要となる。
物流業務は、物流作業と物流事務と大別される。物流事務は、受発注、入出苛、在庫帳簿記入、納品書、受領書、請求書等の発行などの事務をいい、物流情報システム化進んでいる今日、ネットワーク化が現在の課題である。全者は社内におけるLANおよびWANの問題で、後者は社内では帳票類を使わないペーパーレス化を図り、社外に対しては、EDIでペパーレス化を図るということである。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image