2019年12月25日
自分の心と対話
心がモヤモヤする時は、たいてい、本音、感情が解らない時です。本音が解らないのは、相手の場合も、自分の場合もあります。子供の頃なら、殆ど本音なので、非常に解り易く、喜怒哀楽の感情もすぐ顔に出ます。ですから、打ち解けるのも早くなります。しかし、大人になると、様々なプライドもあり、自己防衛し、感情を出さなくなります。そのため、大人になると、理解し、打ち解けるのに時間が掛かる様になります。
言葉と行動も違って来ます。「会社を、もう辞める」といつも言う人がいましたが、10年経っても辞めません。その人は、「辞める」と言う事で、自分の不満を軽減させていただけです。ですから、言葉より、その人の態度、行動を見れば、本心が解ります。殆どは行動に出ます。鋭い人なら、僅かの表情の変化で見抜く人もいます。人との接触は表面的になり、そういう力は、昔の人より現代人は劣っています。
IT機器などでの、メイルのやり取りが増えました。そのため、他人の本心は益々解りにくくなります。笑顔のマークがついていても、微妙な心は解りません。会って話せば、表情、声のトーンで、相手の心の声が聞こえます。それぞれの経験から、相手の心を、ある程度推測出来ます。メイルだけなら、簡単に、連絡が取れますが、文字、記号だけのやり取りなので、本音は解りにくい時代です。連絡取り易くなっても逆に、交流は薄くなっているかも知れません。
そのため、ちょっとした事で傷つき易くなっている様です。昔ならお互いが言い合って喧嘩して理解する事がありましたが、その前で止まってしまいます。
また、相手の本音だけでは無く、自分の本音も解りにくくなっています。昔は、「あいつは嫌いだ」と思い喧嘩すると、その中で相手の本音も、自分の本音も知れました。今は、それを抑えて仲良くする面があり、「良い人」を演じます。しかし、自分の感情を抑えると、心のどこかにストレスが残ります。TVでも「こうあるべきだ」と言うコメントが多いです。「違うだろ」と思ってもTVには反論出来ません。
ネットでは、好き勝手な意見が出ています。結構「納得」出来る意見があります。また、自由な意見が出るので、おかしな意見は自然に淘汰され消えて行きます。そのため本音に近い世界が残ります。そこに、自分の考えに近い意見を見つける事が出来ます。
それでも、自分の心の奥にある感情、思いはなかなか解りません。鎮まっていると、普段感じない思い、心の動きが見える時があります。昔の状景が浮かんで来たり、他人への怒りが湧く時もあります。そんな時、自分はこんな事を感じていたんだ と解る時があります。「他人と仲良くしなさい。」と教え込まれていたら、そんな感情は普段見ない様にしているため、気づきません。しかし、その感情に気づく事があります。
その時は、そのストレスを発散させる事です。勿論、他人に当たってはいけません。新聞紙を丸めて、近くの椅子でも叩く事です。但し、人のいない場所で。そうしないと、誤解されます。
叩く事で、怒りの感情は軽減され、心のストレスが減ります。その事でモヤモヤは減り、スッキリします。今は、何でも、仲良く、ストレスの無い社会を目指しています。ですから、そこからずれた感情は、自分で気付き処理する必要があります。
情報が溢れる時代。自分と向き合い、自分の感情、思いを聞き、自分を知る時間が必要です。それを時々していないと、自分の本心、感情が解らなくなり、モヤモヤが増大します。
モヤモヤは、自分の心を知ってくれと言う心の声です。鎮まって自分と対話する事で、モヤモヤは軽減します。他人が理解してくれないと言う前に、自分自身が自分の考え、感情を知り受け入れる努力をする事が必要です。
年末は、一年を振り返り易いので、上手に使えば、心の整理する時に使えます。
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