2019年12月19日
「スマホ難聴」に注意
若者がヘッドフォンを使い音楽を聴くのが普通の光景になりました。電話にも使います。そのため、道を歩きながら喋っている人がいます。昔なら「おかしな人?」と思いましたが、これも普通になりました。電車に乗っても、スマホで何か聴いています。
技術の進歩で、ここまで進んだかと言う様にも感じます。しかし、自然から離れると、必ず弊害も生じます。以前、「ウォークマン難聴」と言われましたが、今は「スマホ難聴」と言われています。世界保健機構(WHO)は、これを問題視し、今年、ヘッドフォンの使用は、80デシベル以下で、一週間で40時間以内にすべきと基準を示しています。これから、2050年頃には、難聴の人が倍増するとも予測しています。また、耳を守るため100デシベル以上なら、一日15分以内としています。
デシベルの大きさの目安は
100デシベル:電車が通る時のガード下
90デシベル:騒音の響く工場、バイク音
80デシベル:電車内
電車内でヘッドフォンを聴く時、80デシベルに近いかそれ以上の音で聴いている可能性が大きい事になります。医師によれば「若い時から、長時間、大音量で音楽を聴き続けると、30〜40代と言う早い時期に、老人性難聴を発症する危険があります。」と言われています。
空気の振動が音です。その振動が外耳から、中耳にある鼓膜を振動させ、耳小骨から内耳にある蝸牛(かぎゅう)というカタツムリのような形をした器官に伝わり、振動が電気信号に変換され、脳に伝わり音として認識されます。
「スマホ難聴」は蝸牛の細胞が傷む事が原因とされています。それを防ぐために、早めの対策が要ります。対策といっても、スマホでの音量を抑え、聴く時間を減らす事です。若い頃は、それほど弊害を感じません。
しかし、最近は、50歳以上の人もスマホで音楽などを聴く時間が増加しています。普通にしていても、加齢で聞こえにくくなる年齢ですが、その症状を加速させる可能性が大きくなるので、注意が必要です。
若い人は、将来「スマホ難聴」になるリスクを高めます。
ロック音楽をガンガン聴いていいた高校生が、ある日、耳が痛くなったので、耳鼻科に行くと、「大音量で、ヘッドフォンで音楽を聴いていたのが原因。」と言われた例もありますから、若くても、「スマホ難聴」になります。耳鼻科の医師に相談が必要です。
「スマホ難聴」による害として
他人の話が聞き取りにくくなるため、会話の反応が悪くなり、話し相手も、会話がしにくくなり、徐々に話し掛けなくなります。また、脳が音声処理に集中するため、それ以外の注意力が疎かになるため、記憶力も低下します。また、外で、80デシベル以上で聴いていると、自動車のクラクションも聞こえにくくなり、危険です。
スマホは便利で、音楽も簡単に聴けますし、電話としても便利ですが、騒がしい外では、ついつい音量を上げる事になり、自分の聴力を低下させ、長期で見れば、生活に支障を来たす事になります。
音量を上げてしまう騒音の多い時は避けたり、一日の使用時間を短くするなど、耳を守る努力が必要です。
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