2019年12月17日
コンニャクの効果
コンニャク料理は日本人にとって身近な食品です。宴会料理にも、さりげなく入っています。その歴史は、飛鳥時代に仏教と一緒に伝わったと言う説、縄文時代に伝わったと言う説などがあります。
鎌倉時代には、食品として、精進料理に使われています。整腸効果も認められており、「砂払い」「胃のほうき」とも呼ばれています。人間の感覚は正確です。そして、庶民にも広がって行き、江戸時代には、庶民も食べていた様です。
コンニャクは、サトイモ科のコンニャク芋から作られており、成分の90%以上は水分で、コンニャクに含まれる成分は、グルコマンナン(水溶性の食物繊維)と言う成分です。
この成分の働きとして、
@整腸作用:グルコマンナンは、消化酵素で分解されず、胃のなかで水分を吸って膨張します。
そのため、胃腸の働きを活発にし、腸内の老廃物や毒素を吸着して体外に排泄する働きが
あります。便秘の予防、改善にもなります。
@脂質の吸収を穏やかにする:グルコマンナンは、体内でゼリー状になり,中性脂肪を、包み込み
体外に排泄する働きがあります。 積極的な肥満防止効果があります。もう,止めようと
思っても、美味しいものは、ついつい食べ過ぎてしまいますが、コンニャクを、同時に取れば、
その弊害も比較的軽微に押さえられます。
@血糖値アップを抑制:グルコース(ブドウ糖)の摂取は血糖値を上げます。グルコースを
摂取した場合、グルコマンナンを、摂取すると、グルコースを取りこむので、拡散が
抑制され、血糖値の上昇の速度を抑える効果があります。
@痔の予防:グルコマンナンは、胃腸の酵素で分解されないので、便通をよくします。そのため、
痔の予防効果が期待出来ます。
@カルシウム補強:コンニャクの、カルシウムの含有量は、コンニャク1枚(約250g)に、
108mg、しらたき(約200g)に150mg、含まれています。
コンニャクの製造過程で、水酸化カルシウムが加えられます。このコンニャクに含まれる
カルシウムは、酸に溶けやすく体内に吸収され易いため、胃の酸で容易に溶け小腸での吸収が
良くなります。ですから、骨粗鬆症予防の効果も期待出来ます。
この様に、こんにゃくは、肥満、高脂血症、糖尿病、骨粗鬆症などの予防効果が期待出来ます。健康に良く、日本人に長く親しまれていたコンニャクですが、昭和時代の、多く食べられていた頃と比較し、現在の消費量は、半分以下となっています。
見た目も地味で、栄養価が低く見える為かも知れません。
食生活の洋風化で、生活習慣病が増えたと言われますが、コンニャクの消費量が減った事も原因の一つかも知れません。今まで、余り食べなかった人も、時々、意識的にコンニャクを食べる様にする事は、生活習慣病を予防する事に役立つはずです。
これから、宴会が増えますが、その時、コンニャク、白滝などがあれば、意識して、それらを多めに食べる事で、大食、血糖値の急上昇を防いでくれます。普段の食事でもコンニャク料理を増やす事は、健康維持のため、役立ちます。
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