2019年12月14日
忘年会の歴史、意味
忘年会の季節。もう何回も忘年会をされた人もいるでしょう。昔の忘年会は、会社行事の一つでした。そのため、何日も前から、仲間で芸を準備し、披露し盛り上がる盛大な会もありました。また旅館を借りて、泊りがけで行う事もありました。しかし、個人主義も進み、そういう風潮は薄らいでいます。
それでも、規模は小さくなりましたが、会社の仲間と忘年会を楽しみます。畳の部屋でくつろぐと、精神的にも開放感を味わえ、そこで盛り上がれば、一年の嫌な事も忘れ、気分を切り替える雰囲気が出来、実際、気持ちが変わります。日本人は、元号が変わったり、忘年会を開いたりすると、気分が変わります。いつまでもクヨクヨしても、無駄なので、その年のうちに、気持ちを切り替える事は、日本人の気質に合っています。
外国人で、「私の国では仕事は仕事、プライベートはプライベートって分けているので、飲み会が会社の行事の一つと言う事は良く解らない。」と言う人もいますから、日本人の忘年会と同じような感覚の宴会は、無いと思われます。一方で、「欧米は、ビジネスはビジネスと割り切り、冷たい面がある。日本の企業は、家族のような関係だと思う。だから忘年会など、社員みんなが参加できる場を設けて、絆を深めるんだろう。」とも言います。
日本社会には、必要なものなのでしょう。不要ならとっくに廃れています。
忘年会の歴史は、鎌倉時代、室町時代と言われています。当時は、皇族、貴族の「年忘れ」で、今の様に酒を飲んで、ワイワイ騒ぐと言うより、お酒も飲みますが、皇族や貴族が和歌や俳句を詠み合う、大切な行事という認識だったようです。日本人にとって、和歌、俳句を詠む事は大切な事でした。昔の日本人は、今より言葉を大事にし、その深さを、静かに、優雅に楽しんでいたと想像します。それが、庶民にも伝わり、江戸時代には、賑やかな宴会になって行った様です。
そして、どこの会社でも普通に行われる様になります。ですから、忘年会は大事な会社の行事でした。しかし、時代と共に、会社での一体感が薄れ、昔ほど大きな規模で行われなくなりました。それでも仲間と一緒に、楽しむため、どこかを借り切るより、近くの居酒屋で行われています。時代によって形はどんどん変わります。しかし、畳の部屋で、ゆっくりくつろいで、楽しい会話をして、「年忘れ」をするのは、日本独特の文化として、精神的健康のため役立っています。
畳の部屋は、椅子が無いため、移動も自由ですし、始めは、キチンと座っていても、畳は、非常に自由な動きが出来る為、リラックスし、心を開いて話すのに向いています。経験上でも、椅子の部屋より、和室の方がくつろぎ、話も弾みます。
そこで、心を開いて、楽しく盛り上がり、相手も楽しくさせれば、心のストレス解消に効果があります。
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