2019年12月06日
情報の洪水の時代。鎮まる時間が必要。
人間は全く何もしないで、1日過ごせと言われると、退屈で耐えられません。TV、スマホがあれば、見てしまいます。TVは、視聴率を稼ぐため、次々工夫しています。ニュース番組も司会者が、巧みに進行させ、色々、コメンテイターに喋らせます。
参考になる意見もありますが、色々議論し、「どうなって行くのでしょうか?」で、次の話題に移行すると、何が言いたかったの?と感じ、イライラする事があります。BGM替わりにTVを付けている時があります。何かしていても、TVの話の内容は、勝手に耳に入って来ます。その時、無意識のうちに、その情報を頭は、捉えて反応しています。そのため、暗いニュースが次々語られていると、心も自然と暗くなり、ストレスが溜まります。TVをちゃんと見て居なくても、頭のどこかでTVの情報をインプットし反応しています。
NHKの「国民生活時間調査」によれば、1週間のテレビを見る時間は
30代で、17時間44分、40代で、19時間40分です。睡眠、食事、仕事を除く自由時間の3割近くTVに時間を費やしています。
もちろん、スポーツ中継、囲碁・将棋などの趣味番組、国会中継など、必要な情報を提供してくれる番組も多くあります。同様に、不安を煽る様なニュース解説も多く、ストレスが溜まる場合があります。お笑い芸人がハイテンションで喋る番組は面白いですが、精神科医で、「落ち込んでいる人が、お笑い番組を見ると、余計落ち込む場合がある。」と言われる人がいます。
TVのマイナス面として
1.長時間見ると思考力が低下。
2.ネガティブな情報が多いとストレスが溜まる。
などが言われます。見る場合、何を見るかチェックが必要です。
ですから、理由なく思考力が落ちた、疲れたと感じた時は、TVから離れて見る事も必要です。この事はスマホでも同じです。
精神活動をする画家、作曲家は、作品を作る時、部屋に籠り自分と向き合います。これからクリスマス時期になると、ヘンデルのメサイアが演奏されます。演奏時間は、2時間半近くの大作です。その大作を、ヘンデルは、1741年8月22日に着手し、9月14日に完成し、作曲期間24日間という驚くべき速さで作曲しています。とりつかれたようにメロディーが湧き出と言われています。ペンが追いつかず略号で書かれているところもあるとか。アルトアリアの「この方は侮られて」の箇所は、涙を流しながら書いている様子を召使が目にしたという話も残っています。
ニュートン(1642〜1727)は、力学の分野で偉大な業績を残しました。その業績の大半は、1665、1666年の23,24歳の時なされています。学位を取得した頃、ロンドンではペストが大流行したため、ケンブリッジ大学が閉鎖されます。そのため故郷のウールスソープに戻ります。その時、それまでに考えていた事を自由に深め、今の微積分、万有引力、分光などの研究に没頭し、まとめました。ペストで田舎に帰り、静かに考える時をもった事が偉大な仕事に繋がりました。
自分だけの静かな世界に入って仕事をしています。
創造的な事に熱中すると、疲れも殆ど感じません。創造的な仕事をするため、自分の内面からの声を聞く時間が必要です。TVなどからの情報がどんどん入ると、自分と向き合う時間が減ります。そのため、自分の心の思い感情が把握できなくなり、精神的に疲れて来ます。
その時は、意図的にそこから離れ、自分の思考、感情と向き合い鎮まる時間が必要です。TVは、生活に深く入り込んでいますが、時々見る時間を減らす工夫が必要です。お酒は少量なら体に良い面がありますが、量が多いと、体を傷めるのに似ています。
意図的に見ない時間を造ったり、必要と思える物だけ録画するなど工夫すれば、改善出来ます。
その時間を趣味、読書に充てれば、頭の活性化、ストレス軽減になります。
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