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2019年11月27日

四股の効果

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相撲の歴史は古く、古事記には、建御雷神と建御名方~の二~が、力くらべをして国ゆずりが行われたとの記述があります。日本書記には、出雲の住人、野見宿禰(のみのすくね)と大和の住人、当麻蹶速(たいまのけはや)が、相撲をとって、野見宿禰が勝ったと記されています。

力士は土俵で足を上げ下げする四股を踏みます。この所作は大地を踏みしめることで土地の邪気、穢れを払い、豊作を祈願し、「五穀豊穣・無病息災」の意味があります。

しかし、神事としての意味だけなら、稽古で使われる事は無いはずですが、今も、大事な基本的稽古として使われています。相撲は、相手を倒し、自分は倒れない様にする競技です。ですから、倒れないため必要な動きのみ残って行きます。1300年以上前から続く、四股は足腰を鍛えるのに非常に有益であるので行われています。

元大関、魁皇の浅香山親方は、「最近の力士は、四股、すり足、テッポウなどが足りてないから、怪我をすることが多いのではないか。下半身を強化し、ぶれない体をつくり上げるには四股が一番だ」と言われています。

他の親方も、四股を踏めと指導されます。専門家が重視する動きですから、安定した体を造る効果があります。しかも、狭い部屋でも、簡単に出来る動作です。勿論、本格的な四股は、奥が深く専門家の指導が必要かも知れません。しかし、運動不足を感じたら、1日20回程度、自分なりの四股を踏む事がありますが、3〜4日続けるだけで、階段の上り下りの時、楽になるのを感じます。

ランニングも足腰を鍛えるのに良いですが、家から離れた所で、調子が悪くなると、同じ距離、引き返すので、大変ですが、家で四股を踏めば、いつでも出来ますし、疲れたらすぐ止めれます。四股は非常に有難い運動です。高齢者で足腰が弱った人の、転倒の予防としても最適です。

その効果は、科学的にも解説されています。特に効果がある部分は、

@内転筋群
四股踏みは「内転筋群]と呼ばれる内ももの筋肉が刺激を受けます。日常動作では余り使用されることが無く、弱くなりがちな部分です。しかし、この内転筋群を鍛えることで、O脚の改善も期待できます。股関節を大きく広げると効果があります。野球の打撃でも、内転筋が重要と言われます。

@大臀筋 、 中臀筋
四股踏みは、尻の筋肉である大臀筋(だいでんきん)や中臀筋(ちゅうでんきん)を刺激します。ヒップアップ効果、股関節周りの安定性を良くすることで姿勢を正すことにもなります。腰痛のおもな原因に、大臀筋、と中臀筋が関係していると言われますので、この筋肉を鍛える事は腰痛予防にもなります。

@体幹
四股踏みをすると、体が前後左右にふらついたりしますので、それを防ぐため、腹筋、背筋や、体のバランスを保つのに必要な筋肉も鍛えられ、自然に体幹を鍛える事になります。

これらの筋肉が強くなれば、足腰が安定し、転倒しにくくなります。場所を取らず、手軽に出来る鍛錬方法です。

一ノ矢 充氏(いちのや みつる:1960〜)は1983年〜2007年まで、165cmの小さな体で、大相撲の力士をされていました。鹿児島県大島郡徳之島町出身で高砂部屋(入門時は若松部屋)所属の元大相撲力士です。琉球大学理学部物出身で、40歳過ぎてから、四股の奥深さを探求されたそうです。引退したのは47歳。

その長い力士生活の中の経験から、「四股の本当の目的、本質、効果など、問わず、ただひたすら踏み続ける。そうする事で、自分の体の中からいろいろな可能性が引き出され、大地、宇宙から、いろいろな力を授かる。シンプルで、奥深いと思います。」と言われています。

四股は、シンプルな動きですが、究めようとすれば、底なしの世界です。




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