ある日、Venturaのソフトウェアアップデート13.2.1→13.3.1が表示されたため、いつもの勢いで
アップデートボタンを押してしまいました。
あ、そういえば非公式なやり方でVenturaを入れているのだった、、と思い出した時にはあとの祭り
再起動後、起動画面から進捗バーがある時点で止まってしまい、起動しなくなってしまいました。
今回は、その起動しなくなった状態からの解決策を記載します。
非対応の古いMacへVenturaを入れる方法は「OpenCore Legacy Patcher」というソフトウェアを利用してます。
以下のサイトを参考に実施してます。
【完全ガイド】macOS Ventura に非対応の古い Mac に Ventura をインストールする方法【OpenCore Legacy Patcher / OCLP】
症状ですが、
起動ボタンを押した後、起動画面の進捗バーがある時点で止まってしまい、そのまま落ちてしまいます。
何度起動しても、立ち上がりません。
シングルユーザーモードで起動してみる
OpenCore Legacy Patcherを導入すると、起動時にハードディスクを選択する画面(→ブートピッカーというそうです)が表示されます。
そのブートピッカーが表示されたら、Command + Sキーを押しっぱなしにして5秒間待つことで、
シングルユーザーモードで起動できます。
しかしながら「couldn't alloc class 'AppleKeyStoreTest'」という文字が表示された後、以降止まってしました。
セーフモードで起動してみる
次にブートピッカーが表示されたら、Shiftキーを押しっぱなしにして5秒間待つことでセーフモードで起動できます。
セーフモードだと何と起動できました!→画面右上に赤文字で「セーフブート」と表示されます。
おそらく「OpenCore Legacy Patcher」のバージョンが古いからエラーになったと思い、
「OpenCore Legacy Patcher」の最新版(2023/4時点)0.6.4をダウンロードして、インストールします
ところが、セーフモードは読み取り専用なのかインストールできません。。。read onlyの表記とともに
エラーが表示されました。
最新版のインストールは諦めて、今度はトラブルシューティングに記載のある古いKext(ドライバみたいなもの)を削除する対応を試してみます。
Macをセーフモードで起動し、Finderで/Library/Extensionsを開き、以下の3つを残して、他のすべてのファイルを削除します。
HighPointIOP.kext
HighPointRR.kext
SoftRAID.kext
もしくは、デスクトップなどの他の場所にバックアップ用のフォルダを作成し、そこに移動した後にMacを再起動します。
すると通常どおり起動できました!
ただし、起動できたは良いのですが、画面の表示動作が何やら遅いというか、とても違和感しかない
状況となってしまってました。
あらためて「OpenCore Legacy Patcher」の最新版(2023/4時点)0.6.4をダウンロードしインストールを試みます。
今度はインストール成功!
OpenCore Legacy Patcherを起動して「Post Install Root Patch」内の「Start Root Patching」をクリックして、手動でパッチのインストールを行い、再起動します。
これにより画面の表示動作が遅い事象は解消しました。
以下、教訓です。
気軽にOSはアップデートしない。
事前バックアップは必須。
OpenCore Legacy Patcherは常に最新版をインストールし、パッチのインストールを実施する。
以上が、起動しなくなった状態から何とか乗り切った経緯です。
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