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2022年09月19日

企業経営理論 〜組織ライフサイクルモデル〜




組織のライフサイクル

組織のライフサイクルは以下のように段階分けできる。
  1. 起業者的段階(起業段階)/誕生期
  2. 共同体段階(集合化段階)/成長前期
  3. 公式化段階(形式化段階)/成長後期
  4. 精巧化段階(成熟段階)/成熟期

起業者的段階(起業段階)/誕生期

誕生期から成長前期段階までは、組織構造が確立されておらず、それぞれの役割が不明確で混沌とした状態であることが多い。また、組織文化が徐々に形づくられていく段階である。この段階は、役割を明確にし、効率のよい組織運営ができるように組織体制を整える段階である。資源獲得と成長が組織の有効性指標として特に重視され、顧客や金融機関などの利害関係者と良好な関係を築くことに中心的な価値が置かれる。
共同体段階(集合化段階)/成長前期

成長前期段階にある企業では、創業者の個人的能力への依存度が高く、ともすれば曖昧になりがちな責任-権限関係を明確にするための組織構造のデザインをする必要がある。人的資源の開発が有効性指標として重要となり、経営者のリーダーシップの下で職場集団の凝集性とモラールを高めることが追求される。
公式化段階(形式化段階)/成長後期

成長後期から成熟期段階においては、官僚制化しがちな組織を再活性化させることが重要である。そのためには、中央集権的な組織構造ではなく、積極的に権限委譲を行うことが重要となる。組織の安定性と統制、ならびに組織の生産性が支配的な有効性指標となり、情報管理システムや業務上の規則と手続きが組織内で広く整備される。
精巧化段階(成熟段階)/成熟期

組織文化が環境に適合しなくなり成熟期段階に入った企業では、組織文化を変革するために、トップマネジメントを入れ替えたり、組織構造の大胆な再編成や組織を再活性化させチャレンジ精神を持てる組織文化の醸成が必要となる。従来の考えに固執し組織の再活性化を阻んでいる経営陣に対しては引退を求めるなど、会社経営を優先させていく必要がある。組織の安定性と統制、ならびに組織の生産性と人的資源の開発を重視しつつ、新たな環境適応のための資源獲得と成長が追求される。
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