2018年09月28日
社会科学について5
こんばんは、つーみなです。
今日も公務員試験における社会科学の教科の問題を一例として挙げますので解いてみてください。
今日は経済から1問出題したいと思います。
問題
需要に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
1. 需要とは、消費者が最低限必要とする量である。
2. 需要は消費者の所得や価格によって決まるので、広告が需要に影響を与えることは一切ない。
3. 需要の価格弾力性がゼロのとき、需要曲線は水平になる。
4. 同一需要曲線上であれば、需要の価格弾力性は常に一定である。
5. 利用可能な代替財が多ければ、需要の価格弾力性は大きくなる。
解説
1. 需要とは、消費者が購入したいと思う量のことであり、消費者が最低限必要とする量ではない。
2. 広告は消費者に財の性質等を伝え、消費ブームをもたらすことがあるように、需要に大きな影響を与えることがある。
3. 需要の価格弾力性とは、価格が1%上昇したときの需要量の減少率を示す指標である。その値が0であるということは、価格が変化しても需要量が変化しないことを意味するので、需要曲線は垂直になる。
4. 一般に、同一需要曲線上であっても、需要の価格弾力性は変化する。ただし、需要曲線が直角双曲線の場合、需要の価格弾力性は常に1である。
5. 正しい。
正答:5
※実務教育出版ホームページ参照
解けましたでしょうか?
この問題に関してはまずは言葉の意味がわからないとチンプンカンプンなのも無理はありませんが、意味さえわかってしまえば、なんてことはない問題です。
そして、皆さん気がつきましたか?
肢2を見てください。
「2. 需要は消費者の所得や価格によって決まるので、広告が需要に影響を与えることは一切ない。」
文章の最後、「一切ない。」
いわゆる言い切りですね。
公務員試験は他の問題でもそうですが、このような言い切りの肢は大概不正解です。
このようなテクニックも是非覚えていって下さい。
私も気づいたらその都度お伝えしますので。
それでは、今回は終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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