2018年09月29日
社会科学について6
こんばんは、つーみなです。
今日も公務員試験における社会科学の教科の問題を一例として挙げます。
社会科学としては最後の問題なので解いてみてください。
今日は社会から1問出題したいと思います。
問題
グリム童話の中に、木の上のぶどうをとろうとして失敗した狐が、あんなぶどうはどうせ酸っぱいさといって強がって見せる話が載っている。これは心理学的にいえば、防衛機制の一種である「合理化」に該当する。
次の各文のうち、「合理化」の例として正しいものはどれか。
1. 酔っ払いに絡まれていた友人を助けずに、知らん振りをして通り過ぎてしまい、「あの時は急いでいたから」という言い訳を考えた。
2. 大学を卒業して会社に就職したときに、特に理由はないものの、先輩や同僚がどうも自分を嫌っているような気がしてならず、「どうせ自分は嫌われ者さ」とつぶやいた。
3. 子供がアニメ映画を見た後で、主人公のヒーローと自分とを重ね合わせ、「僕が世界を救うんだ」と大声で叫んだ。
4. 大切にしていた骨董品のつぼをうっかり床に落として割ってしまい、本当ならば悲しくてたまらないはずなのに、なぜか高笑いしてしまった。
5. 自立心の強かった子供が、生まれたばかりの弟がいつも両親にかわいがられているのを見て、デパートに行くと「あれを買ってくれなきゃ嫌だ」とだだをこねるようになった。
解説
防衛機制とは、欲求が満たされない状況において心の安定を取り戻すために作用する心理的なメカニズムのことである。
合理化、投影(投射)、同一視などさまざまな形で発現する。
1. 正しい。合理化とは、欲求が満たされない状態において、なんらかの理由をつけて自分を正当化することを意味している。
2. ある感情を抑圧した際に、それを他者が自分に対して抱いている感情であるかのようにすり替えているので、投影(投射)に該当する。
3. 他者と自己を重ね合わせているので、同一視に該当する。
4. ある感情を抑圧した際に、それとは正反対の行動をとっているので、反動形成に該当する。
5. 成長の過程を逆戻りしているので、退行に該当する。
正答:1
※実務教育出版ホームページ参照
解けましたでしょうか?
この問題のどこが社会なんだとというつっこみもあるでしょうが、公務員試験はこういった問題も出ます。
私が東京都特別区を受験した時に社会科学として、プロ野球にまつわる問題を出されました。
野球好きな私はそれを選択し、なんとなくで回答しましたが、これが悪問。
かなり難しく、到底解ける問題ではなかったのです。
あれは、解いてはいけない問題だと受験者の中で話題になっていました。
このように、試験よって問題数も違いますが、解くべき問題と解くべきではない問題が存在します。
それを瞬時に見抜かないといけません。
今回出題した問題はかなり簡単なので、解くべきでしょう。
補足ですが、東京都特別区の専門試験はかなりの高得点だったにも関わらず、教養試験が低得点だったため、足きりで不合格になりました。
わざわざ東京まで行ったのに。。。
それでは、今回は終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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