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2022年01月18日
【売買契約】は身も心もすり減るものだった!〜その2〜
売買契約は何時間ぐらいかかる?
さて、夫と私は売買契約のためにハウスメーカーのオフィスを訪れました。
最近建てたばかりと思われるとてもきれいな自社ビルです。
その一室に通された私たちは、物件探しを手伝ってもらった不動産屋の担当Aさんとその上司の到着を待ちました。
ほどなく二人が到着し、ハウスメーカー側からも私たちに物件を案内してくれた営業の人と宅地建物取引士が席に着きました。
そして、思った以上に分厚い「売買契約書」と「重要事項説明書」、その他の書類が手渡され、宅地建物取引士によるやたらと重々しい説明が始まったのです。
まず、宅地建物取引士が第一条から条文を声に出して読み上げていきました。
「うーん、これはマズイ」
私の夫はやたらと細かいことにこだわりがあります。
条文の中に不明な点や、あやふやな言葉などがあったら、すかさず質問するに違いありません。
小一時間で終了するかと思われた契約ですが、この様子ではもう少しかかりそうです。
契約後に不動産屋の担当Aさんに聞いたところ、売買契約はだいたい2時間ぐらいはかかるということでした。
ただ、買い主があまり細かいことにまで必要以上にこだわると、良くない場合もあるようです。
買い主の質問攻めにあったハウスメーカーが怒り出し、契約を取りやめるということも過去にはあったそうです。
上司の登場は吉と出るか
私の予想通り、細かい部分を確認するため、夫が宅地建物取引士にいろいろと質問を始めました。
すると、その経験の浅い宅地建物取引士は、ことごとく言葉に詰まるのです。
「すみません、私もすべての法律を把握しているわけではないので…」
と、汗をかきながら言い、部屋を出て上司に確認を取るということを繰り返しました。
夫の質問は特に変わっているわけではなく、家を買う側としては当然把握しておきたいことがほとんどです。
それなのに、上司にいちいち確認に行くというのはいくらなんでも少々頼りない気がしました。
すると、見るからにこの人が上司なのだなという男性が、明らかに不機嫌な様子で登場。
どうやら、あまりに頼りない部下に対して怒り心頭のようです。
「失礼しました。〇〇と申します」
デスクの上に置いてあった部下の名詞を乱暴にどけて、代わりに自分の名詞を置きました。 そこから先はこの経験豊富と思われる上司とのやりとりになり、少しはスムーズに進みました。 しかしなんだかこの上司は、ずーっと怒りのオーラのようなものが全身からあふれていて、少し怖かったというのが私の印象です。 |
契約書の読み上げが終わると、今度はかなりの数の書類に印鑑を押す作業が始まりました。
政府が印鑑の廃止を推し進めているはずなのに、この大量の書類にせっせと印鑑を押すというのは改善されないのでしょうか。
結局、5時から始まった売買契約ですが、終わったのが9時半。
1時間どころか4時間以上かかってしまい、疲れのために意識が飛びそうでした。
途中、子どもたちにはLINEで、晩ご飯が遅くなるのでお風呂に先に入るよう伝えると、父親の特性をよく理解している彼らは、
「やっぱりね」
と達観した様子。
とりあえず、無事にすべての作業が終了したので、私たちは帰りの車に乗り込みました。
この時点で、本当にほっとした気持ちになりましたが、実はハウスメーカーや間に入った不動産屋さんの方が私の数倍ほっとしたに違いありません。
さぞや面倒くさかったと思うのですが、夫が納得するまで根気よくつきあっていただき感謝しております。
※毎日作るお弁当を話題にしたブログ「【高校生の息子に作るお弁当】マンネリ化を防ぐには?」もよろしくお願いいたします。
https://fanblogs.jp/obentomanneri/
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