株主優待日記（第１回『東海カーボン』ミツボシビール編）: 投資初心者のための長期投資のススメ

2020年04月27日

株主優待日記（第１回『東海カーボン』ミツボシビール編）

4/19の投稿「株式投資の魅力」でも触れた、株主優待について、私がゲットした株主優待シリーズを紹介していくコーナーも始めてみることにしました

記念すべき第１回目は、東海カーボン（コード：5301）の株主優待から「ミツボシビール」の巻、でお送りします

本題の株主優待の紹介に入る前に、東海カーボンは、株主優待だけでなく、現金でもらえる配当金の年間利回りも優秀なので、先にそちらの紹介をします

具体的には、東海カーボンの2020年度の予想配当金額は1株当たり48円であり、2020/4/24終値時点の株価876円から算出される年間配当利回りは5.48％と非常に高く（不動産投資信託などを除く一般株式の年間配当利回りで3％を超えるものは比較的利回りが高い部類に入ります。）株主優待だけでなく、現金としてもらえる配当金額が大きいのも東海カーボンのメリットの一つです

（2020年12月度の予想増収率、増益率はいずれもマイナスとなっており、2020年12月度の配当金はもしかしたら予想よりも下がってしまうかもしれませんが、ある程度の下げを見込んでもこの配当利回りは高めだと思います。）

それでは、本題の株主優待の話に移りたいと思います

株主優待取得条件

東海カーボンの株主優待は、2020/4/27時点で、最低100株保有から株主優待をもらえるチャンスがあり、具体的には以下の通りとなっています。
（なお、株主優待情報は割とよく変わることがあるので、実際に購入される場合は、その時点での情報を確認して下さい。また、優待利回りは、各区分の権利獲得最低株式数と2020/4/24終値の876円で計算しています。）

＜権利付き最終日＞
12月最終営業日の２営業日前（2020年の場合、12/30までの営業のため12/28が権利付き最終日）

・100株以上1000株未満保有の場合
保有期間1年未満：優待なし
保有期間1年以上3年未満：2000円分のカタログギフト（優待利回り：2.28％）
保有期間3年以上：3000円分のカタログギフト（優待利回り：3.24％）

・1000株以上保有の場合
保有期間1年未満：2000円分のカタログギフト（優待利回り：0.23％）
保有期間1年以上3年未満：3000円分のカタログギフト（優待利回り：0.32％）
保有期間3年以上：5000円分のカタログギフト（優待利回り：0.57％）

ここで、権利付き最終日という単語を出しましたが、これは「その日の取引終了時点（15：00）で対象株数の現物購入処理を済ませていれば、株主優待を受ける権利が発生する」という意味です。
（本当は『その月の最終営業日に現物株が手元にあること』が株主優待取得の条件ですが、購入処理を済ませた後、株主名簿に記載されるまでに現在は２営業日かかるため、最終営業日の2営業日前に現物購入処理を済ませておく必要があります。）

つまり、2020年の場合でいえば、12/28の14：59に1000株購入して、翌12/29の9：00（株式市場が始まるタイミング）に売っても優待をもらう権利は発生するということです

ただし、この理論から、より少ない資金でたくさんの優待を得ようと、優待権利付き最終日の翌日に株を売却する人が多く、株価が値下がりしやすいため、権利付き最終日直前に購入し、権利確定直後に売却する、という方法ばかりを使い続けるのはあまりお勧めしません

（権利付き最終日の翌日を権利落ち日といいます）

株主優待の詳細

2019年12月権利確定者向けの各金額区分カタログギフトは以下のようなものが選択できました。

2000円分⇒牛タンカレー３食、豚骨ラーメン８食、米焼酎４合、ふかひれスープ醤油・塩味、など

3000円分⇒ロースハム400ｇ、ふぐ一夜干し400ｇ、米４kg、デコポンゼリー12個、など

5000円分⇒すき焼き用近江牛250ｇ、名古屋コーチンセット（手羽唐揚、親子丼、燻製）、など

私は今回、「1000株以上を1年以上3年未満保有」の区分で優待をもらいましたので、3000円分のコーナーから「ミツボシビール３種飲み比べ６本セット」を選択しました。

優待が来るまでの流れとしては、2019年12月末に権利確定し、その後、優待品を選択するための、はがきが2020年3月末頃にやってきて、それに希望商品を記載、投函して約１か月程度で優待品が届くという感じでした。