トラ・ドラ・グル

冬の沖縄はシーズンオフなので、観光客が少ないです。
マリンスポーツをしない私たちは、人が少ない方が有難いので、冬に沖縄旅行しています。

前回は、2015年12月でした。その時は、那覇市内の沖縄都ホテルに宿泊しました。
夕食は付けていないので、都ホテルのフロントの方に、近くで美味しいお店を教えてもらい
行きました。都ホテルの前の道路を挟んで向かいにある「梅八」さんです。
1日目は、沖縄の郷土料理を注文しました。安くて美味しかったので、2日目も通いました。
2日目は、普通の定食を注文しました。忙しい時間だけ助っ人を頼まれているようですが、
基本はおばさんが一人で切り盛りされている店です。
1日目の郷土料理の注文の際に、いろいろと食べ方や食材について教えてもらう程度の会話は
していました。

そして、今回（2018年1月）の沖縄旅行では、ダブルツリーｂｙヒルトン沖縄首里城に宿泊しました。
都ホテルに近い場所だったので、また「梅八」さんに行きたいねと話していました。
料理が安くて美味しかったことと女将さんのおもてなしの雰囲気が良かったからです。
2年前に行ったきりなので、もう営業していないかもと心配でしたが、レンタカーで店の前を通った際に
明りが点いていたので、ぜひ行こうということになりました。

＜梅八さんの外観＞




店に入って和んで来たら、「2年前の都ホテルに宿泊した時、フロントマンに紹介してもらって、2日通いました」と
声をかけようと考えていました。
実際に、店に入って料理を注文しようとしたら、女将さんから「以前、お越しになっていませんか？」と
いきなり声を掛けていただきました。
もう夫婦で顔を合わせて、びっくりです。
2年も前に、しかもたった2日通っただけで覚えてもらっていたなんて、驚きです。
別に2年前に印象に残る行動をしたつもりはありません。
店で暴れたりとかクレームを言ったりとかしていません。また、長時間女将さんと話し込んだ訳でもなく、
本当に一組の客としていただけだと思います。
そのような私たちのことを覚えていただいていたことに、本当に感激しました。
今回の沖縄旅行での一番思い出に残った出来事でした。
ちなみに、女将さんのおもてなしとは、特に特筆すべきものはありません。
一人で調理場に立たれているので、他のお客さんの注文もあり、料理が手際よく出て来ることもありませんでしたが、
頑張って調理されている姿とか、口数は少ないですが、料理に愛情を注がれていることとかの雰囲気が
良かったのかもしれません。

＜沖縄の郷土料理＞






尚、沖縄都ホテルは、私たちが「梅八」さんに通った日（1月21日）の宿泊客を最後に営業終了となったそうです。
しばらく改装工事をして、約半年後に今度はノボテルとしてスタートするそうです。
何かの縁を感じました。
また、今回宿泊したダブルツリーｂｙヒルトン沖縄首里城ですが、以前はホテル日航那覇グランドキャッスルでした。
女将さんが、「次々とホテルが外資になってしまって」と寂しがられていたのが印象的でした。


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