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2017年10月12日

人は最後の最後に動く

システムを作成するとき、

システムの仕様を検討したり、取り決めたりするための会議を顧客と行います。

会議と書くと仰々しいので打ち合わせと呼びます。

検討項目が多いときは何度かに分けて打ち合わせを行います。

何回かに分けると前回の決定事項が次回の打ち合わせで再度、話題になり、

決定内容が変更されることがあります。

このパターンが如実に出現するのが最後の打ち合わせです。

最後になってやっと顧客の本音が出てきて、

それまでの打ち合わせの決定事項が全部、ひっくり返るという

脱力感しか残らない経験をしたことがあります。
(時間的なちゃぶ台返しです。)


これは今から約20年前、打ち合わせの都度、顧客を訪問していた頃のお話しです。

現在、Webシステムの開発では作成途中のシステムのデモ版を

顧客が常に確認できるようにしています。

いつでもご意見いただけるようにしているので、

20年前のようなことは起きるはずがないと思うのですが、

システムの使用目的にかかわるような根本的で重要な意見が

出てくるのはオープンの前日です。


「やってられないよ~」と叫んでも何も変わらない。

人はギリギリにならないと動いてくれないと、悟るしかない。











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