しかし、口数が少ないから良いというわけではない。対話不足が招いた失敗談。
二つの名簿の両方に登録されているデータの削除を依頼された。
氏名だけでチェックすると同姓同名の人がいたときにどちらかが名簿からはずれてしまう。
これを避けるために氏名と住所で重複チェックをかけた。
同じ住所でも表記はまちまちだった。
都道府県名のありなし ‥‥ 東京都新宿区南新宿2丁目と新宿区南新宿2丁目
番地のありなし1 ‥‥‥‥ 広島市北区的山町3-6-12と広島市北区的山町
番地のありなし2 ‥‥‥‥ 赤沼区大柳1番地と赤沼区大柳1
漢字とひらがなの違い ‥‥ 池之端3044と池の端3034
表記の抜け ‥‥‥‥‥‥‥ 中崎市外村町豊春303と中崎市豊春303
空白のありなし ‥‥‥‥‥ 江東区 東新橋1-xx-8と江東区東新橋1-xx-8
人が判断すればこれらは同じデータだがコンピュータに判断させると別データとなる。
(今思えば、都道府県名のありなしと空白のありなしは
コンピュータ側で同じデータと判定しないとまずい。)
説明不足
コンピュータと人の目の両方でチェックしないと正しい判定はできないので、
両方を行う場合とコンピュータの判定だけで済ませる場合の見積もりを作成した。
当然、コンピュータだけで済ませる方が期間も短く費用も安い。
担当の方は品質の違いはよく理解されないまま、価格と納期だけで判断され、
コンピュータの判定だけで済ませる方を選択されたようだ。
名簿を使っての発送業務が終わり、重複して発送された方からの連絡があって、
名簿の精度に疑問を持ち、2種類の見積りの意味というか違いに気付かれた。
こちらとしては2種類の見積もりと重複データの判定基準を伝えているので、
非はないのだがすっきりしない。
あのとき、2種類の見積りの品質の違いをくどいほど説明すればよかった。
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