今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は仲林 圭プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/xa_ZrcXrU58?si=Rv0hR1kjwgdyZX2n
2024年1月15日 第1試合
南3局 1本場 ドラ
東家 仲林 圭 30800
南家 多井 隆晴 18500
西家 二階堂 亜樹 25700
北家 醍醐 大 25000
(敬称略)
トップ目・仲林さんが少しリードしていますが、二着目、三着目も1000−2000ツモなどで入れ替わる点差。
ラス目・多井さんも満貫ツモなどでトップ目になるので油断できない点差です。
最初に親・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
ダブドラがあるので二翻相当。
赤を生かしてタンヤオ・赤・ドラやイーぺーコー狙いが良さそう。
ツモ打
次に南家・多井さんの手は
ドラ多井手牌
1アンコ+3トイツでチートイツやトイトイが近そう。
トイツは鳴きづらそうなものが多い(、)のでどちらかと言うとチートイツが近そう。
ツモツモ切り
続いて西家・亜樹さんの手は
ドラ亜樹手牌
赤+ドラのメンツ手3シャンテン。
既に赤とドラがあるのでタンヤオかピンフが付けば、リーチして満貫になります。
ツモ打
最後に北家・醍醐さんの手は
ドラ醍醐手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
安手になりそうで、愚形が複数あるので引き気味で進めたい。
ツモツモ切り
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
メンツ手4シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
カンチャン2+ペンチャンの2シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
メンツ手2シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
赤2+ドラの2シャンテン。
4巡後、仲林さんは
ドラ仲林手牌
役牌が重なって鳴けるようになった3シャンテン。
同巡、多井さんは
打ドラ多井手牌
場に2枚切れになり、アンコになる可能性が0になり打。
次巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
・赤・ドラの2シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
リャンメン2つの2シャンテン。
次巡、亜樹さんは
打ドラ亜樹手牌
受け入れの1シャンテンになり打。
同巡、醍醐さんはツモツモ切り、これを仲林さんがポンして打。
ポンドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテン。
仲林さんに必要なは山に1枚、は山に0。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
受け入れの1シャンテン。
また同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、仲林さんは
ポンドラ仲林手牌
カン待ち5800テンパイ。
待ちは山に0、他家が切らない限りアガリ目は0。
同巡、多井さんは
ドラ多井手牌
亜樹さんのピンフに必要なを5枚押さえて打。
次巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
8枚目のを引き、テンパイ即リーチ、待ち。
待ちは山に2枚ずつ計4枚。
亜樹捨牌
亜樹さんはと手出ししているのでピンズ待ちは無さそう。
カンチャン受けを嫌っている以上、それより好形を優先したと考えられる。
ドラ切りでリャンメン待ちが残るのは、からの切りの2通りだが、亜樹さんはを切っているのでを否定。
リーチ一発目、醍醐さんは打。
仲林さんはツモツモ切り。
多井さんは
打ドラ多井手牌
現物打。
同巡、醍醐さんは仲林さんが通した打。
次巡、仲林さんは
ツモ打ポンドラ仲林手牌
このは場に3枚切れのワンチャンス。
人によっては勝負したくなる人もいるかもしれませんが、仲林さんは現物打。
同巡、多井さんは打。
醍醐さんは打。
次巡、仲林さんはツモツモ切り。
同巡、多井さんは打。
ここで亜樹さんは
リーチツモドラ裏ドラ亜樹手牌
リーチ・ツモ・ピンフ・赤2の満貫一本場、2100ー4100。
このアガリで
仲林 26700
多井 16400
亜樹 34000
醍醐 22900
トップ目・亜樹さんと満貫ロン差でオーラスへ。
たとえワンチャンスでも当たりと判断したら死んでも切らない気迫を感じた仲林さんの読みが冴え渡った一局でした。
今回のまとめ
・オーラス近くの放銃は着順への影響大
南3局 1本場
東家 仲林 圭 30800
南家 多井 隆晴 18500
西家 二階堂 亜樹 25700
北家 醍醐 大 25000
亜樹さんからリーチが入り仲林さんが満貫放銃すると22500点になり二着順ダウンしてのオーラスはラス率も上がり危険。
・5切りのパターンを把握
亜樹捨牌
亜樹さんはと手出ししているのでピンズ待ちは無さそう。
カンチャン受けを嫌っている以上、それより好形を優先したと考えられる。
ドラ切りでリャンメン待ちが残るのは、からの切りの2通りだが、亜樹さんはを切っているのでを否定。
またぎスジとシャンポンを除いた切りの形は、、、、、からの切り。
亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
この待ち。
・中盤以降のワンチャンスは危険度アップ
亜樹さんのリーチ後、仲林さんは
ツモ打ポンドラ仲林手牌
このは場に3枚切れのワンチャンス。
鳴きが入らなければ一人のツモは17〜18回。
(鳴きの有り無し、リーチの巡目などで変わるが)だいたい半分の9巡目以降のワンチャンスは危険度アップ。
仲林さんは打してオリ。
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