今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は鈴木 優プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:26)
https://youtu.be/vInt6_-i-qA?si=sddZdZwSRMPJ_uAe
※最初に入場シーン等があるので本編は4:01〜スキップして見てください。
2023年12月21日 第1試合
東3局 ドラ
東家 園田 賢 10900
南家 堀 慎吾 18900
西家 醍醐 大 41900
北家 鈴木 優 28300
(敬称略)
トップ目・醍醐さんは二着目と跳満ツモ差。
二着目・優さんは三着目と満貫ツモ差。
三着目・堀さんはラス目と満貫ロン差。
最初に親・園田さんの手は
ドラ園田手牌
ドラ1のメンツ手2シャンテン。
マンズ2〜3ブロック、ピンズ2ブロック、ソウズ0〜1ブロックでブロックは足りそう。
ここにどちらかを引けばイーぺーコーもありそう。
ツモ打
次に南家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
ドラが浮いている2シャンテン。
ソウズ8枚+字牌トイツがあり、ソウズ3ブロック+字牌1ブロックの4ブロックあるのでポンやカンチーで・ホンイツもあります。
ツモ打
続いて西家・醍醐さんの手は
ドラ醍醐手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
を引くとイーぺーコー、後は345三色の必要牌がの6枚あるので345三色もあります。
ツモ打
最後に北家・優さんの手は
ドラ優手牌
赤+ドラのメンツ手2シャンテン。
このままではどれかのシャンポン待ちになりそう。
ツモ打
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
マンズ3ブロック+ピンズ2ブロックでブロックはほぼ決まりそう。
ここにを引くと一気通貫に変化します。
園田さんが切ったを堀さんがペンでチーして打。
チードラ堀手牌
先にドラ切りする人がいるかもしれませんが、トイツの切りしてドラが重なった白・ドラ2でもアガれるようにしています。
ツモポンチードラ例1
チーの後、優さんは
打ドラ優手牌
タンヤオには不要なので打。
その後、園田さんがツモ切り、これを堀さんがポンして打。
ポンチードラ堀手牌
受け入れの・ホンイツ1シャンテン。
ですがは山に0、は1枚とかなり薄くなっています。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
タンヤオとピンズ七連形でどちらかを引くとピンズ一気通貫もありそう。
その後、堀さんは
ポンチードラ堀手牌
ドラ切りしてソウズホンイツへ。
堀捨牌
早いドラ切りでテンパイも近そうに見えます。(実際は1シャンテン)
同巡、優さんは
ドラ優手牌
受け入れ、一気通貫含みの1シャンテン。
次巡、園田さんはツモ切り、これを堀さんがチーして打。
チーポンチードラ堀手牌
カン待ちテンパイ。
待ちは山に1枚。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
堀さんの当たり牌をアンコにしてリーチ!
待ち、が高目一気通貫。
待ちは山に2枚ずつ、は1枚の計5枚。
リーチ一発目、園田さんは
打ドラ園田手牌
園田さんから2枚ずつ見えているのでツーチャンス打。
同巡、堀さんはツモ切り。
また同巡、醍醐さんは
打ドラ醍醐手牌
打の現物切り。
優さんの一発ツモは・・・
リーチ一発ツモドラ裏ドラ優手牌
高目一発ツモのリーチ・一発・ツモ・一気通貫・赤・ドラの跳満、3000−6000。
このアガリで
園田 4900
堀 15900
醍醐 38900
優 40300
ここでトップ目に立った優さんは点差を広げ、
優 +66.0
醍醐 +11.8
堀 −27.4
園田 −50.4
現在、優さんはしっかりした手役狙いと強烈な押しを武器にMリーグスコアランキング1位に君臨しています。
トップを取るにはどこかで押さないといけない場面に出くわすんじゃないでしょうか。
それを肌感で理解しているのが優さんなのかもしれません。
今回のまとめ
・七連形は一気通貫のチャンス
優さんは
ドラ優手牌
タンヤオや567三色、678三色、ピンズ一気通貫も狙える形。
かを引くと
ドラ例2
例3
一気通貫もある1シャンテンになる。
・先切りは手牌の伸びを限定する
打ドラ
優さんは切りしたが、先切りする人もいるかもしれない。
先切りすると
例4
ツモでテンパイしなくなる。
直撃が必要など限定される場合を除き、基本的に先切りしない。
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