2024年04月18日
ちょっとだけMリーグ#305
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は多井 隆晴プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=L00DATrNI9Q
2024年3月18日 第1試合
東2局 2本場 供託リーチ棒2 ドラ
東家 多井 隆晴 34200
南家 鈴木 大介 19800
西家 醍醐 大 20500
北家 鈴木 優 23500
(敬称略)
親・多井さんが二着目に10700点リードしていますが、1アガリで入れ替わる点差なのであまり気にしなくていいでしょう。
最初に親・多井さんの手は
ドラ多井手牌
ドラ1のメンツ手5シャンテン。
親なのにテンパイスピードで遅れそうな手で他家が先にテンパイしそう。
ツモ打
次に南家・大介さんの手は
ドラ大介手牌
赤もドラもないメンツ手5シャンテン。
タンヤオにも染め手にも遠く、親よりは形的にましなものの、遅い手なのは変わりありません。
ツモ打
続いて西家・醍醐さんの手は
ドラ醍醐手牌
赤+ドラのメンツ手2シャンテン。
テンパイならそのままリーチ・赤・ドラでも5200点ならチャンス手。
ツモ打
最後に北家・優さんの手は
ドラ優手牌
赤+ドラのメンツ手3シャンテン。
ポンなら・赤・ドラ3900点。
ツモ打
次巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
ドラ+赤2で満貫も見えてきました。
同巡、優さんは
ドラ優手牌
が鳴ける3シャンテン。
次巡、醍醐さんは
打ドラ醍醐手牌
形でドラはを引かないと使えないので打。
次巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
ツモ打してタンヤオ含みの形。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
優さんが鳴きたいを温存しつつ進めます。
同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
前巡、嫌ったばかりのカンを引きはフリテン。
醍醐さんからが4枚見え(場に3枚切れ+ドラ表示牌)では見た目4枚。(実際は山に2枚)
また同巡、優さんは
ドラ優手牌
ツモ打してマンズとピンズの二色に。
この時点で優さんから3枚見えでを持っている人は少なそう。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
ピンフやタンヤオの4シャンテン。
同巡、醍醐さんはツモツモ切りしてドラやも使える形になっていて、醍醐さんの選択とツモがかみ合っていません。
このを優さんがチーして打。
チードラ優手牌
バック(後づけ)の2シャンテン。
その後、多井さんは
ドラ多井手牌
ションパイをツモった多井さんは時間を使って打。
このを優さんがポンして打。
ポンチードラ優手牌
受け入れの1シャンテン。
優捨牌
ポンチードラ優手牌
2フーロ入り少なくとも1シャンテン以上に見え、最悪テンパイまでありそう。
ポンの直後、多井さんは
打ドラ多井手牌
優さんの現物切り。
同巡、大介さんは
ドラ大介手牌
まだ3シャンテン。
また同巡、醍醐さんはツモツモ切り、これを優さんがチーして打。
チーポンチードラ優手牌
・赤・ドラ、3900点シャンポン待ちテンパイ。
待ちは山に1枚、は2枚の計3枚。
次巡、多井さんはツモツモ切り。
大介さんはツモ打。
醍醐さんはツモツモ切り。
優さんは
ツモチーポンチードラ優手牌
・赤・ドラの40符三翻、1300−2600二本場1500−2800。
このアガリで
多井 31400
大介 18300
醍醐 19000
優 31300
優さんがトップ目に100点差に迫りますが、多井さんが要所のアガリを決めトップ。
多井 +58.7
優 +8.8
醍醐 −16.3
大介 −51.2
自らのアガリを捨てて役牌バックの優さんへのアシストを決めた多井さんの一局でした。
今回のまとめ
・マークすべきは大抵1人か2人
麻雀は相手3人を見ないといけないと思う人がいるかもしれないが、見るべきは相手1人か2人がほとんど。
3人以上テンパイするケースは少ない。
・自分のアガリ(テンパイも)が厳しそうならアシスト
多井さんの手は
ドラ多井手牌
ドラ1のメンツ手5シャンテン。
こんな遅い手や形が悪い手なら役牌は切らずにとっておき、相手にほどよいタイミングで鳴かせる。(役牌重なりや不要牌の処理が終わった頃、7巡目くらい〜がおすすめ)
・アガらせたくない人がいる時もアシスト
この当時はアベマズ、風林火山、ビーストの並びでビースト・大介さんにアガらせたくない。
大介さん以外へ役牌を鳴かせるのも一つの戦略。
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