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2024年06月08日
ちょっとだけMリーグ#321
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は堀 慎吾プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:42)
https://youtu.be/mQiks28Gaks?si=UFXH1hsvK_veWGqr
2024年5月7日 第2試合 ファイナル4戦目(全16戦)
南2局 1本場 ドラ
東家 鈴木 優 9700
南家 松ヶ瀬 隆弥 30000
西家 堀 慎吾 27000
北家 園田 賢 33300
(敬称略)
レギュラーシーズンからずっと大きなリード(300ポイント以上)を保っているパイレーツの親番。
例えばサクラナイツが+50のトップを取り、パイレが−50のラスを引いてトップ・ラスを決めたとしてもサクラナイツは3回以上のトップラスを決める必要があります。(残りの試合で±0になったと仮定して)
サクラナイツから見ると、親の優さん(パイレーツ)にはラスのままでいてもらい、後は自分がトップを取るだけの状況(ラス前かラス親でアガってトップ)にはしておきたいのでこの親は連荘させたくない。
最初に親・優さんの手は
ドラ優手牌
第一ツモでドラが重なったメンツ手3シャンテン。
前回も言いましたがドラの多い手(ドラ2〜)なら役牌やタンヤオの価値が高まり、今回のドラはオタ風でタンヤオは無理なので役を付けるには役牌を重ねてポンでも役牌・ドラ2の5800〜、チャンタ・ドラ2も5800〜。
ツモ打
第一打になるのはタンヤオやピンフなどの通常の手に見えません。
例えばチャンタ、純チャン、チートイツ、トイトイ、国士無双など真ん中(4〜6)が無くても成立する手やトイツ手の可能性が高そう。
次に南家・松ヶ瀬さんの手は
ドラ松ヶ瀬手牌
配牌アンコ+赤2の3900〜になりそうなメンツ手2シャンテン。
赤2で345三色までありそうに見えるので、三色狙いはやを雀頭で使えなくなりテンパイスピードでは遅れそうですが、満貫や跳満も狙える大チャンスでもあります。
トップ目〜三着目まで6300点差で今局を入れて最短残り三局、3200直撃や1300−2600ツモでも入れ替わってしまう点差なので、少しでも高い手をアガりたくなるのもわかります。
ツモ打
から先切りして345三色狙いのようです。
続いて西家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
ピンズの形からイーぺーコー、ピンズと字牌が増えればピンズホンイツ、ドラやピンズが重なってのメンホン・チートイツ・ドラ2やタンヤオ・ピンフなどツモによって選択が変わりやすい手に見えます。
ツモ打
最後に北家・園田さんの手は
ドラ園田手牌
こちらもドラが浮いている3トイツ。
もしここからを切ってタンヤオを目指す人がいるかもですが、タンヤオなら4シャンテンと平均シャンテン数よりも遅れていてここから4枚有効牌(手牌で使える牌)を引くとなると、3巡に1枚有効牌を引く計算なら12巡かかり、その頃には誰かにテンパイが入っているケースが多そう。
つまりこんな手で通常の手作りをしても他家に遅れるのがほとんど。
こんな時は割り切ってチートイツを狙いながらオリやすい牌を集めるとか、遠いホンイツ狙いなどで後々のリーチの準備をしておくわけです。
ツモ打
チートイツ・ドラ2などの可能性はまだありますが、園田さんは第一打ドラ切り。
このドラを優さんがポンして打。
ポンドラ優手牌
とターツがある所からの打。
優手牌
何か狙ってるな?と疑いたくなる捨牌で今回の優さんはチャンタと役牌の後々付け。
が重なれば役牌・ドラ3とチャンタ・ドラ3の両方狙え、チーやを引けばチャンタ・ドラ3へ行くつもりでしょう。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
ピンズが必要な形。
まだピンズだけではブロック数が足りないのであと1ブロックできれば鳴きチンイツまで意識したい。
次巡、優さんは
ポンドラ優手牌
チャンタ・ドラ3の3シャンテン。
同巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
打して345三色へ。
また同巡、園田さんは
ドラ園田手牌
4トイツでチートイツ2シャンテン。
次巡、優さんは
ポンドラ優手牌
ポン材2つと動きやすくなったものの3シャンテンと変わらず。
同巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
場に1枚切れ、上家の優さんがチャンタに見えるのでは持っていてもおかしくない牌。
打して受け入れの1シャンテン。
次巡、優さんは
ポンドラ優手牌
チャンタ2シャンテン。
次巡、優さんはツモツモ切り、松ヶ瀬さんが鳴けるが出ますがチーせずスルー。
あくまでもトップが欲しい松ヶ瀬さんは345三色狙いのようです。(あるいはメンゼンでリーチ・・赤2など)
同巡、園田さんは
ドラ園田手牌
自風が鳴ける2シャンテン。
次巡、堀さんは
ドラ堀手牌
雀頭のない2シャンテン。
同巡、園田さんはツモ打と松ヶ瀬さんが切った切り。
次巡、松ヶ瀬さんはツモツモ切り、これを優さんがポンして打。
ポンポンドラ優手牌
受け入れのチャンタ1シャンテン。
優さんが切ったを松ヶ瀬さんがチーして打。
チードラ松ヶ瀬手牌
・赤2、3900の待ち。
松ヶ瀬捨牌
第一打より後から手出しから、、、、、などを使える形で持っていたのがわかり、後から手出しなのでも持っていそう。
優捨牌
松ヶ瀬さんがチーしたのは二枚目、一度スルーしたをしぶしぶ鳴いた345三色が狙える手、そう考えるとのカン待ちまであるかもしれません。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
この手牌を前に長考。
ここから打すると
ロンチードラ松ヶ瀬手牌
ロン、・赤2、3900の一本場4200点。
三つ巴のバトルは
堀 +70.1
園田 +10.8
松ヶ瀬 −13.8
優 −67.1
この一戦だけで70.1−(−67.1)=137.2ポイント縮まる大活躍。
堀さんのほぼ思惑通りに進んだ一局をお送りしました。(松ヶ瀬さんがMAX3900点だと思っていたら3900点だったそうです、トップ争い中のー3900は痛い)
今回のまとめ
・局ごとにテーマを設ける
@トップ目の親は流す
トップ目に連荘されてもほぼメリットは薄い(オーラスの親は例外)ので1000点でもいいから流す。
A余裕のあるトップ目(二着目と24100点差〜や50000点以上のトップ目)なら差込み(わざと放銃)も
余裕のあるトップ目ほど何点まで差込みできるか把握。
Bトップ目以外なら何点アガると着順が変わるか知っておく
○○さんへ何点直撃すると二着、満貫ツモならトップなどオーラス以外でも把握できる余裕があるのが理想。
・第一打だけでも得られる情報はある
優捨牌
↑こんな1枚だけでも得られる情報はあって
第一打になるのはタンヤオやピンフなどの通常の手に見えない。
例えばチャンタ、純チャン、チートイツ、トイトイ、国士無双など真ん中(4〜6)が無くても成立する手やトイツ手の可能性が高そう。
・相手が鳴いたのが何枚目なのか?を見る
優捨牌
松ヶ瀬さんが二枚目をチーして打のテンパイ模様。
松ヶ瀬捨牌
第一打より後から手出しから、、、、、などを使える形で持っていたのがわかり、後から手出しなのでも持っていそう。
もしを持っているとするとのパターンが否定される。
優捨牌
松ヶ瀬さんがチーしたのは二枚目、一度スルーしたをしぶしぶ鳴いた345三色が狙える手、そう考えるとのカン待ちまであるかもしれない。
ドラは優さんがポンしているので松ヶ瀬さんにドラは無く、もし満貫あるなら一枚目からチーするはずなので最高3900までの手だと思われる。
チードラ松ヶ瀬手牌
堀さんがを切ると
ロンチードラ松ヶ瀬手牌
ロン、・赤2、3900の一本場4200点。
ポイントトップのパイレーツはラス目のままで親流しに成功。
他にも役牌一鳴き(一枚目の役牌ポン)と役牌二鳴き(二枚目の役牌ポン)でも意味は違い、一枚目はまっすぐアガリに向かう鳴き、二枚目は最後だから仕方なく鳴いたもの。
↓ここからトップ取るんだぜ、な堀さんの差込みに驚いたらクリック
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2024年06月05日
ちょっとだけMリーグ#320
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は多井 隆晴プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画7:59)
https://youtu.be/jRRWdvnR5Gc?si=9GUN0gu7JkdCqOo1
2024年4月18日 第1試合
東4局 ドラ
東家 多井 隆晴 30200
南家 二階堂 瑠美 23000
西家 鈴木 たろう 22000
北家 岡田 紗佳 24800
(敬称略)
南入一歩手前ですが、トップ目とラス目の点差はほぼ満貫(8200点)と平らな点棒状況。
最初に親・多井さんの手は
ドラ多井手牌
を引いて赤・ドラ3。
リーチ・ツモ・赤・ドラ3なら6000オールツモまであり、大チャンス。
ツモ打
次に南家・瑠美さんの手は
ドラ瑠美手牌
トイツ・赤1の4シャンテン。
このままではポンの2000点なので赤引き、ドラ引きで3900以上になれば十分。
ツモ打
続いて西家・たろうさんの手は
ドラたろう手牌
アンコの3シャンテン。
ピンズか字牌が増えればホンイツですがドラ色ではないので鳴くと・ホンイツ3900点。(なし時)
ツモ打
最後に北家・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
を切ればタンヤオ、のイーぺーコーなどはありそう。
ツモツモ切り
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
早くも2メンツ完成の3シャンテン。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
こちらは3メンツ完成の2シャンテン。
また同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
456三色とイーぺーコーを意識しているような3シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
2アンコ完成の2シャンテン。
同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
タンヤオの3シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
打してタンヤオ2シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
多井さんから4枚見えで引きイーぺーコーカンになると強めの待ちになります。
たろう捨牌
岡田捨牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
安いですが1300点の受け入れ1シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
自分で切っているを残して受け入れの1シャンテン。
もしここにを引くと、
ドラ例1
こんな3枚見え待ちはアガリやすい待ちと言えるでしょう。
同巡、瑠美さんは
ドラ瑠美手牌
とが欲しい形ながら多井さんに6枚持たれています。
また同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
岡田さんが欲しい、も多井さんに9枚持たれています。
次巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
ホンイツを意識したような1枚切れ残し。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
三暗刻・赤・ドラ3、18000テンパイ、タンキ待ち。
待ちは山に2枚。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
3枚見え、2枚見えで枚数では厳しそうですが、チー字牌タンキまで考えている様子。
また同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
ツモ打しては不要になったものの、は山に1枚ずつしかありません。
受け入れの1シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
タンキ待ちに変化。
多井捨牌
瑠美捨牌
たろう捨牌
岡田捨牌
瑠美さんには現物、ピンズを1枚も切らないたろうさんと早い切りの岡田さんの二人もを持ってなさそうに見えます。(、、からの第一打はなさそう)
瑠美さんはツモツモ切り。
たろうさんはツモツモ切り。
岡田さんはツモツモ切り。
次巡、多井さんはツモツモ切り。
瑠美さんはツモツモ切り。
たろうさんはツモツモ切り。
岡田さんはツモツモ切り。
次巡、多井さんはツモツモ切り。
瑠美さんはツモツモ切り。
たろうさんはツモツモ切り、これを岡田さんがチーして打。
ロンドラ多井手牌
これが多井さんの当たり牌。
三暗刻・赤・ドラ3の跳満、18000点。
このアガリで
多井 48200
瑠美 23000
たろう 22000
岡田 6800
多井さんの徹底したスジ管理と待ち選択がアガリを呼んだ一局でした。
今回のまとめ
・2アンコはトイトイか三暗刻を意識
多井さんは
ドラ多井手牌
↓
ドラ多井手牌
↓
ドラ多井手牌
2アンコになった時点でトイトイか三暗刻が大きく近づいている。
メンゼンのトイトイは四暗刻チャンス、条件によっては牌効率を無視してリーチ・ツモ・三暗刻の満貫狙いなど切り替える。
・ドラ3以上の手では役牌とタンヤオの価値が上がる
ドラ多井手牌
リーチできる手ならリーチで良いが、ドラの多い手ほど(ドラ2〜)役牌・ドラ3、タンヤオ・ドラ3で鳴いてさっとアガりたい。
ドラが2〜8ならタンヤオで鳴きやすい。
ポンドラ例2
ポンドラ例3
・スジを制する者がアガリを制す
多井さん最初のテンパイは
ドラ多井手牌
多井さんは4枚と6枚を独占して下家・瑠美さんや岡田さんのテンパイを防いでいる。
ドラスジは特に必要な人がいる可能性が高い。
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2024年06月02日
ちょっとだけMリーグ#319
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は二階堂 瑠美プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00)
https://youtu.be/gVhxE3BrXuQ?si=o6mFG7r7fYrCb2r_
※最初に入場シーンがあるので1:48〜スキップして見てください。
2024年4月26日 第1試合
東2局 ドラ
東家 多井 隆晴 25000
南家 渡辺 太 33000
西家 二階堂 瑠美 17000
北家 伊達 朱里紗 25000
(敬称略)
東1局に瑠美さんが太さんへ満貫を放銃した直後の東2局。
最初に親・多井さんの手は
ドラ多井手牌
123三色やチャンタ、純チャンもありそうなメンツ手3シャンテン。
もしチャンタや純チャン狙いならドラも赤も使えないので放銃に気を付けたい。
ツモ打
次に南家・太さんの手は
ドラ太手牌
役牌トイツ・赤1のメンツ手3シャンテン。
ポンすれば2000点のかわし手になりそう。
ツモ打
続いて西家・瑠美さんの手は
ドラ瑠美手牌
ダブドラがあるメンツ手3シャンテン。
を切ればタンヤオ・赤・ドラにはなりそう。
ツモ打
最後に北家・伊達さんの手は
ドラ伊達手牌
赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
123三色にはあと1枚あればいいのと雀頭がないので重なりやすそうな牌を探しながら進めます。(場に切られた枚数をチェック)
ツモ打
伊達さんが切ったを太さんがポンして打。
ポンドラ太手牌
・赤の2シャンテン。
ポンの直後、瑠美さんは
ドラ瑠美手牌
絶好のツモでマンズの受け入れ、ここが待ちになるのが最高。
タンヤオ2シャンテン。
同巡、多井さんは
ドラ多井手牌
から先切りした2シャンテン。
多井さんが切ったを太さんがチーして打。
チーポンドラ太手牌
受け入れの1シャンテン。
太さんチーの後、瑠美さんは
ドラ瑠美手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
第一打切りしているので待ちになった時は盲点になります。
伊達さんから3枚見えなので123三色になる可能性は少し下がっています。(雀頭がマンズ以外なら123三色になりやすい)
太捨牌
ドラ例1
例2
例3
例1がマンズ待ち、例2、例3はマンズ以外が雀頭の時。
その後、多井さんはツモツモ切り。
このを太さんがチーして打テンパイ。
チーチーポンドラ太手牌
・赤、2000点のカン待ち。
待ちは山に2枚。
3フーロ入り、太さんはかなりテンパイに見えます。
太さんテンパイの直後、伊達さんは
ドラ伊達手牌
受け入れの123三色1シャンテン。
その後、多井さんは
ドラ多井手牌
山に1枚、は0になり123三色はほぼ消えで伊達さんの123三色に必要なは山に1枚。
同巡、瑠美さんは太さんの現物ツモツモ切り。
また同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
ツモ打して123三色テンパイしたら押し返すつもりのようです。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
ピンズ一気通貫も出てきて打
同巡、瑠美さんは
ドラ瑠美手牌
受け入れの広い1シャンテン。
また同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
受け入れの1シャンテンに変化。
次巡、瑠美さんは
ドラ瑠美手牌
ノベタン待ちテンパイでリーチせず。
は456三色の満貫、はタンヤオ・赤・ドラ5200。(ツモやリーチで跳満)
待ちは山に1枚、は3枚の計4枚。
次巡、多井さんはツモツモ切り。
これは河野直也プロの解説通りくらいしか高い手にならず捨牌からシャンポンなどもなさそうに見えます。
太捨牌
早い切りからや形はなさそう。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
瑠美さんの当たり牌2枚を抱えて打。
同巡、太さんはツモ 加カン。
カンドラが太さんに1枚乗ります。
また同巡、こちらもカンドラが乗った瑠美さんはツモ切りリーチ!
瑠美手牌
ここで困ったのが伊達さん。
ドラ槓ドラ伊達手牌
伊達さんにリーチ現物は0、太さんの現物は1枚。
一応、は3枚切れワンチャンス。
伊達さんはツモツモ切り。
次巡、多井さんは
打ドラ槓ドラ多井手牌
二人の現物を抜いてオリ。
伊達さんはツモツモ切り。
次巡、多井さんは3枚切れワンチャンス打。
伊達さんはツモツモ切り。
次巡、多井さんはツモツモ切り。
瑠美さんは
リーチツモドラ槓ドラ裏ドラ槓裏ドラ瑠美手牌
リーチ・ツモ・タンヤオ・赤・ドラ2の跳満、3000−6000。
このアガリで
多井 19000
太 30000
瑠美 29000
伊達 22000
相手のカンを生かして安目ツモでも跳満になった瑠美さんの一局でした。
今回のまとめ
・カンはリーチ者にカンドラが乗るかもしれないリスク+裏ドラが乗るかもしれないリスクの2つのリスクがある
鳴いた時のカンはリスクの方が大きくなるのであまりおすすめしない。
・カンの数が増えるほどリーチ寄り
カン1回で裏ドラ乗る確率2倍(ピンフなどメンツ手がおすすめ)
カン2回で裏ドラ乗る確率3倍
なので打点が欲しい時ほどカンが入るとリーチしたい。(メンゼンに限る)
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2024年05月29日
ちょっとだけMリーグ#318
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は岡田 紗佳プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画6:06)
https://www.youtube.com/watch?v=pHWs7ofuTUk
2024年3月25日 第2試合
南1局 ドラ
東家 松ヶ瀬 隆弥 26300
南家 鈴木 たろう 28100
西家 岡田 紗佳 9800
北家 仲林 圭 35800
(敬称略)
トップ目・仲林さんが満貫程度のリードでまだ予断を許さない状況。
ラス目・岡田さん以外三人のトップ争い。
最初に親・松ヶ瀬さんの手は
ドラ松ヶ瀬手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
少し123三色はあるかもしれませんが、ペン3受け入れが2つあるのですんなりとはいかなそう。
ツモ打
次に南家・たろうさんの手は
ドラたろう手牌
赤もドラもないメンツ手5シャンテン。
トイツでポンの1000点やピンズが増えればピンズホンイツなどはありそう。
ツモ打
続いて西家・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
赤2のメンツ手4シャンテン。
19字牌を全部切ってタンヤオ・赤2や456三色、567三色などはありそう。
ツモ打
最後に北家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
既に受け入れ、役なしドラ1の1シャンテン。
ただのリーチ・ドラ、2600点ではトップ目とはいえリードを広げる大きさは小さいのでせめて3900以上、ピンフや赤引きを見たい。
ツモ打
次巡、松ヶ瀬さんはから先切り。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
まだ4シャンテン。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテンに変化。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
このままではが2枚必要な形。
マンズはこのままより変化して欲しい状態。
次巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
123三色もある2シャンテンですがペンの2つがネック(急所)。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
カン待ちテンパイですがリーチせず。
待ちがドラ表示牌と確実に1枚少ないので少し不利に見えます。
次巡、たろうさんは
打ドラたろう手牌
4トイツになり打、チートイツ2シャンテン。
次巡、松ヶ瀬さんは3枚目をツモ切り、を残していると1シャンテンにも取れています。
同巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
アンコができ、トイトイや三暗刻を意識か?
また同巡、岡田さんは打、これをたろうさんがポンして打。
ポンドラたろう手牌
・トイトイなら5200以上になりそう。
は1枚が岡田さんに、は場に1枚切れ。
ポンの後、岡田さんは
ドラ岡田手牌
マンズになり、ここが待ち(待ち)になるのも良さそう。
その後、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
受け入れの123三色1シャンテン。
そして岡田さんは
ドラ岡田手牌
雀頭のないメンツ手2シャンテン。
ツモ打、このをたろうさんがポンして2枚切れ打。
ポンポンドラたろう手牌
たろうさんポンの2巡後、岡田さんはツモツモ切り。
次にを引けばにもなりますが、まだ雀頭も確定はしてません。
同巡、仲林さんはツモ打のテンパイ外し。
ドラ仲林手牌
を浮かせた形で123三色や234三色を狙っている節があります。
次巡、松ヶ瀬さんはツモ打。
ドラ松ヶ瀬手牌
たろうさんのトイトイには場に1枚切れ(2枚見え)とはいえは怖い牌。(タンキ待ちまでありそう)
実際、たろうさんは
ポンポンドラたろう手牌
ポンかアンコでタンキ待ちになっています。
同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
岡田さんの456三色に欲しいを引き、受け入れの1シャンテン。
次巡、岡田さんはツモ打。
ドラ岡田手牌
これでチーしやすい形。
チーはタンヤオ、チーはタンヤオと456三色同順、は456三色同順で鳴けます。
次巡、たろうさんはツモツモ切り。
このを岡田さんが456でチーして打。
チードラ岡田手牌
456三色、赤2、ドラの満貫テンパイ待ち。
待ちは山に0、は3枚。
同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテンでありながら234三色含み。
三色なら満貫が見え、トップ目の加点には十分と見たようです。
次巡、松ヶ瀬さんはツモツモ切り、これが岡田さんに当たり。
ロンチードラ岡田手牌
456三色・赤2・ドラの満貫、8000点。
三着目へ直撃で16000点差縮まり、一気に500点差。
松ヶ瀬 18300
たろう 26300
岡田 17800
仲林 35800
あと1000アガれば三着の岡田さんは残念ながらラスで終了。
ラス目が意地を見せた一局でした。
今回のまとめ
・タンヤオ風な仕掛けを知る
チーチー例1
チードラ例2
チードラ例3
・役を確定させる鳴きは役と無関係な待ちになる
岡田さんは
ドラ岡田手牌
↓
チー岡田手牌
相手から見ると食いタンにも見えるチーだが456三色を確定させるチーの待ち。
チードラ岡田手牌
他にも
チードラ例4
ソウズホンイツ風なのに違う色待ちパターンもある。
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2024年05月26日
ちょっとだけMリーグ#317
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は白鳥 翔プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画6:27)
https://www.youtube.com/watch?v=M-pl0N0shV8&t=12s
2024年4月19日 第1試合
南4局 ドラ
東家 滝沢 和典 10600
南家 鈴木 たろう 36200
西家 白鳥 翔 15400
北家 仲林 圭 37800
(敬称略)
トップ目・仲林さんと二着目・たろうさんが微差のトップ争い。
三着目・白鳥さんとラス目・滝沢さんは三着争い。
トップ目・仲林さんは何点をアガってもトップ。
二着目・たろうさんは仲林さんへ1000点直撃や1600ロン、400−700ツモでトップ。
三着目・白鳥さんは上二人に跳満直撃かリーチ棒が出て倍満ツモなら二着、三倍満ロンやツモならトップ。
ラス目・滝沢さんは親なので連荘する限りトップ条件は残ります。
最初に親・滝沢さんの手は
ドラ滝沢手牌
3トイツで赤もドラも無いメンツ手4シャンテン。
もし4トイツになればチートイツも意識したい。
ツモ打
次に南家・たろうさんの手は
ドラたろう手牌
赤もドラも無いメンツ手4シャンテン。
ツモ打
続いて西家・白鳥さんの手は
ドラ白鳥手牌
ドラが浮いているメンツ手4シャンテン。
ピンズや字牌が増えればピンズホンイツもありそうですが、その時はマンズ1メンツが邪魔になるかもしれません。
ツモ打
最後に北家・仲林さんの手は
ドラ仲林手牌
赤+ドラのメンツ手5シャンテン。
まだ雀頭が無く、マンズ一気通貫までありそうですがキー牌になりそうな3や7が無いのでまだ決めるには早い段階。
ツモ打
1巡目の時点では仲林さんが少し遅れています。
次巡、たろうさんは
ドラたろう手牌
、、、、の5ブロックは一応できた状態。
次巡、ドラ滝沢手牌
、、と欲しいスジが複数あるのでここの動きに注目します。(場に切られる、ポンやチー、カンされるなど見た目枚数が何枚あるか?を常に把握)
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
ピンズ一気通貫まであと3枚になりましたがピンズはと偶数カンチャンは変化しづらくその上がネックになりやすくアガリは遠そう。
更に雀頭も作る必要があるので今の白鳥さんは三重苦といった所でしょうか。
また同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
マンズ一気通貫に必要なを引き4シャンテン。
こちらはまだまだアガリは遠そう。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ピンフやイーペーコーもありますが、、が二度受け。
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
まだ一気通貫の残る2シャンテン。
また同巡、仲林さんは
ドラ仲林手牌
まだ3シャンテンで愚形も多い形。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ツモ打してピンズを払い、ソウズのメンホン(メンゼンホンイツ)・チートイツも意識しているようです。
ロンドラ例1
同巡、白鳥さんは
ドラ白鳥手牌
受け入れの1シャンテンになりションパイのドラ打。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、たろうさんは打、これを白鳥さんがチーして打。
チードラ白鳥手牌
一気通貫、1000点のペン待ちテンパイ。
待ちは山に1枚。
テンパイの直後、仲林さんはツモ打。
次巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
待ちは山に2枚、は3枚。
滝沢捨牌
リーチ一発目、たろうさんはツモ打。
白鳥さんはツモツモ切り。
リーチ一発ロンドラ裏ドラ滝沢手牌
これが一発放銃となりリーチ・一発・赤の7700点。
親連荘となった一本場は仲林さんが滝沢さんへの1300ロンで決着。
ロンドラ仲林手牌
結果は
仲林 +59.4
たろう +16.2
滝沢 −23.3
白鳥 −52.3
1000点をアガれば三着だった白鳥さんがラス目に転落した一局でした。
今回のまとめ
・ラス親のテンパイ率は異常
オーラスの親は連荘する限り逆転のチャンスがあるので形式テンパイでもいいから取ってくる
・ラス親のリーチにはオリ寄り
今回の白鳥さんの場合、
@直撃以外はツモられないと逆転がない
A流局でも逆転がない
B仮にラス親がツモっても親連荘からの再逆転がある(4000オールツモされても次局、満貫ツモで三着)
C待ちが場に1枚切れのペンと良くない
この4つの理由から私はオリをおすすめ。
・リーチ一発目に当たり牌を引く時は注意
白鳥さんがリーチ一発目、ツモツモ切りすると
リーチ一発ロンドラ裏ドラ滝沢手牌
これが一発放銃となりリーチ・一発・赤の7700点。
怪しい牌をリーチ後につかんだら流局時に確認。
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2024年05月22日
ちょっとだけMリーグ#316
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は鈴木 優プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画4:39)
https://www.youtube.com/watch?v=_iD4f3q4tWI&t=198s
2024年4月12日 第2試合
東2局
東家 鈴木 優 30200
南家 勝又 健志 25000
西家 伊達 朱里紗 19800
北家 園田 賢 25000
(敬称略)
前局、伊達さんが5200放銃した次局。
ここからいくらでも変わりそうな東2局。
最初に親・優さんの手は
ドラ優手牌
第一ツモでメンツ手2シャンテン。
はオタ風、トイツでどこからでも鳴きやすい形。(ダブルバックでも可)
チーチードラ例1
役はだけでも、マンズホンイツ、チャンタ、三暗刻などがありそうですが優さんは親なので連荘優先で良さそう。
ツモ打
次に南家・勝又さんの手は
ドラ勝又手牌
赤もドラもないメンツ手2シャンテン。
ここにやを引くとイーぺーコー、現状3トイツなので4トイツになればチートイツもあります。
ツモ打
切られたを優さんがポンして打。
ポンドラ優手牌
チャンタ含み、受け入れの1シャンテン。
ポンでツモが飛んだ伊達さんの手は
ドラ伊達手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
伊達さんはドラがなので789三色を意識している様子。
他にもソウズが伸びれば一気通貫もありそう。
ツモ打
最後に北家・園田さんの手は
ドラ園田手牌
赤+ドラの4シャンテン。
打点の種である赤とドラがありリーチで5200あるのでリーチまで役なしで良いので持って行きたい。
ツモ打
場に1枚切れの切り。
次巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
ピンズくっつきでも使える2シャンテン。
同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
789三色か他を狙うのかまだ決めづらい段階。
また同巡、園田さんは打、これを優さんがポンして打。
ポンポンドラ優手牌
チャンタ含み、受け入れの1シャンテン。
次巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
受け入れの役なし1シャンテン。
同巡、伊達さんは
打ドラ伊達手牌
789三色を諦める打。
ピンズはカンやカン受け入れもありつつ四連形にがくっついての好形変化も望めます。
また同巡、園田さんは
ドラ園田手牌
まだ0メンツの3シャンテン。
次巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
シャンポン待ちテンパイですがリーチせず。
これはおそらく、を引いてのピンフ変化とリャンメン変化、三面張変化があるからだと思われます。
同巡、伊達さんは
打ドラ伊達手牌
マンズ、ピンズ、ソウズでターツオーバーの形。
どれか1ターツ切らないといけないわけですがピンズ四連形で変化しやすいので切らないとして残りとの比較。
はどちらかを引けばリャンメン(、)、を引けばリャンカン形(、)になります。
それに比べてはを引いた時だけリャンメン。
またを引いた時だけリャンカン。()
伊達さんは変化の多いマンズを残す打。
実際はが山に1枚、は3枚。
この時点で勝又さんのは山に0。
同巡、園田さんは
打ドラ園田手牌
優捨牌
優さんの現物はの2枚ありますがまだ先は長く、の中スジ打。
次巡、勝又さんは
ドラ勝又手牌
ツモ打リーチ、待ち。
待ちは山に4枚、は2枚の計6枚。
このリーチに伊達さんはツモ打。
園田さんはツモ打。
次巡、優さんは
ポンポンドラ優手牌
どちらかを切れば・チャンタ・ドラ、12000テンパイに取れます。
場を見ると
勝又捨牌
伊達捨牌
園田捨牌
優さんから3枚見えでタンキ待ちは見た目1枚。
カンは場に2枚切れで見た目2枚。
チャンタに取ると待ちは見た目1〜2枚。
ちょっと勝又さんの捨牌に注目すると
勝又捨牌
早い切りと3枚見えから、、やを否定、、も否定されています。
つまり勝又さんはを持っている可能性が低そう。
後はのリャンメン待ちが気になりますがリーチ宣言牌が変です。
優さんはここから打。
ポンポンドラ優手牌
待ちは山に3枚。
テンパイの直後、勝又さんはツモツモ切り。
これに優さんがロン。
ロンポンポンドラ優手牌
・ドラ、40符三翻7700点。(リーチ棒+1000)
優さんのチャンタ見切りがアガリを呼んだ一局でした。
今回のまとめ
・時には安くして枚数の残る待ちにする
優さんはテンパイ
ポンポンドラ優手牌
ここから1枚切る場面で切るならのどれか。
は優さんから3枚見え、カンは場に2枚切れで打してチャンタが崩れるタンキ。
・場に切られた牌から相手の否定できる形を探す
場を見ると
勝又捨牌
伊達捨牌
園田捨牌
優さんから3枚見えでタンキ待ちは見た目1枚。
カンは場に2枚切れで見た目2枚。
チャンタに取ると待ちは見た目1〜2枚。
勝又さんの捨牌を見ると
勝又手牌
早い切りと3枚見えから、、やを否定、、も否定されている。
は少ない、勝又さんはを持ってない可能性が高い。(伊達さん落としもある)
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2024年05月17日
ちょっとだけMリーグ#315
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は園田 賢プロです。
先に動画からご覧ください。(動画8:00)
https://www.youtube.com/watch?v=mcech4Uej-k
2024年3月21日 第二試合
東3局
東家 園田 賢 36600
南家 萩原 聖人 22000
西家 菅原 千瑛 21000
北家 魚谷 侑未 20400
(敬称略)
親の園田さんがトップ目で三人はほぼ並び。
16000点ほどリードしている園田さんですが、他家の満貫直撃や跳満ツモで追いつかれる程度の差なのでもう少しリードを広げたい。
最初に親・園田さんの手は
ドラ園田手牌
トイツの3シャンテン。
赤もドラもない手なのでポンしてもほぼ1500点。
ツモ打
単なるペンチャンはずしならから切るので引きや引きフリテンやタンヤオ意識があるのかもしれません。
次に、萩原さんの手は
ドラ萩原手牌
ドラ1のメンツ手5シャンテン。
トップ目の親なのでこれ以上加点されたくない子は親流ししたい状況。
萩原さんの手ではピンフや役牌を重ねてポンくらいしかなさそう。
ツモ打
続いて西家・菅原さんの手は
ドラ菅原手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
現状は役らしきものは見えませんが、を切ってのんびりタンヤオかピンズが増えれば遠めのホンイツなどは逃したくない。
ツモ打
最後に北家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
赤1、場風トイツの3シャンテン。
ポンできればポン材はポンしやすい部類でドラやが使える形なので鳴いて進めるのも良さそう。
ツモ打
次巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
1、2巡目と縦ヅモが続き3トイツ、4トイツになればチートイツも意識したい。
次巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
打のペンチャン落としで動きやすい形にしたいようです。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
1メンツ完成した3シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
ドラ2の4シャンテン。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
これで園田さんは2シャンテン。
同巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
タンヤオで鳴ける3シャンテン。
また同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
シャンポンやカン部分は触れないと見たのかから先切り。
次巡、萩原さんは
打ドラ萩原手牌
萩原さんが切ったを園田さんがポンして打。
ポンドラ園田手牌
バック(後付け)の1シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
ドラ3で勝負したい手になりましたが場に2枚切れ、1枚切れ、1枚。
また同巡、菅原さんはツモ打。
園田さんの鳴きたいが出ない形。
更に同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
赤+ドラの2シャンテン。
次巡、菅原さんはツモ打と園田さんの現物切り。
次巡、園田さんはツモ打。
魚谷さんがポンしたいを園田さんが切らない形。
菅原さんはツモ打のトイツ落とし。
次巡、園田さんは
ポンドラ園田手牌
ツモ打して高くなった1シャンテン。
同巡、菅原さんはツモ打とこれも園田さんが通した肺。
次巡、菅原さんはツモ打のトイツ落とし。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
を鳴きたい2シャンテン。
次巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
受け入れの1シャンテン。
萩原さんから4枚見えで待ちになれば強そうですがは山に0でを引きたい。
同巡、菅原さんはツモ打と前巡、魚谷さんが通した牌。
また同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
4枚目を引いた2シャンテン。
園田さんが鳴きたい、魚谷さんが鳴きたいをお互いに持ち合っていて、どちらが先に切るのか?もポイントになりそう。
次巡、園田さんは
打ポンドラ園田手牌
捨牌が三段目に入り形式テンパイも意識したのか打。(チー、チー、ポン)
切られたを魚谷さんがポンして打。
ポンドラ魚谷手牌
受け入れの1シャンテン。
切られたを園田さんがポンして打。
ポンポンドラ園田手牌
・赤2900テンパイ待ち。
待ちは山に1枚、は0の計1枚。
同巡、萩原さんはツモツモ切り、これを魚谷さんがポンして打。
ポンポンドラ魚谷手牌
・赤・ドラ、待ちテンパイ。
待ちはが山に1枚、が3枚の計4枚。
次巡、園田さんは
打ポンポン園田手牌
ツモ打オリ。
萩原さんはツモツモ切り。
菅原さんはツモ打。
魚谷さんはツモツモ切り。
次巡、園田さんは
ポンポンドラ園田手牌
トイツ落とし。
萩原さんはツモツモ切り。
菅原さんはツモ打。
魚谷さんは
ツモ ポンポンドラ魚谷手牌
・赤・ドラをツモ、1000−2000。
魚谷さんにツモられたものの、ほぼ最小失点に抑えた園田さんの一局でした。
今回のまとめ
・かわし手以外の鳴きは子3900〜(親5800〜)が基準
かわし手なら子1000点〜で良いが、打点が欲しい時は3900〜で鳴きたい。
例:役牌・ドラ2、タンヤオ・赤2、一気通貫・ドラ2、タンヤオ・三色同順・赤2など
ロンポンドラ例1
ロンポンドラ例2
・放銃した時や流局した時のマイナスを考えてみる
@魚谷さんへ放銃した時
これは親流しの鳴きというよりも打点で鳴いていると見えるので−3900点以上と思われる。
A魚谷さんがツモアガリした時
魚谷さんが出アガリ3900点の手ならツモって1000−2000で園田さんは−2000点。
B魚谷さんが他家からロンした時
これは園田さんに関係のないアガリなので±0点。
C流局した時
テンパイしてそうなのは魚谷さんだけに見えるので流局なら魚谷さん一人テンパイとすると−1000点。
@〜Cを比較すると放銃した時のマイナスが一番大きく、ツモアガリされた時が二番目にマイナスが大きいが、ツモアガリは基本、防げないのであきらめてオリで良さそう。(流局なら−1000点で済む)
・単独トップ目になった時の意識
二着目以下を大きく離したトップ目になったらこの二点を意識。
@今以上のリードを広げる
跳満ツモで届かない点差(自分が子15100点差〜、自分が親18100点差〜)を維持しつつアガリを拾う。
A致命的な放銃を避ける
染め手(ホンイツ、チンイツ)、ドラポンなど高いのが見えている相手への放銃は避ける。
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2024年05月12日
ちょっとだけMリーグ#314
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は伊達 朱里紗プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00)
https://www.youtube.com/watch?v=0zEPS6wKDJ8
※取り上げる南2局は動画0:20〜4:00、インタビューは5:41〜7:44です。
2024年4月11日 第1試合
南2局 ドラ
東家 浅見 真紀 21400
南家 二階堂 瑠美 15200
西家 伊達 朱里紗 40700
北家 岡田 紗佳 22700
(敬称略)
この半荘は伊達さんが何度もアガる展開で、伊達さん有利のまま進んでいます。
二着目以下の三人は実質二着争いしている状態。
最初に親・浅見さんの手は
ドラ浅見手牌
ドラ+赤のメンツ手4シャンテン。
ポンすれば役は決まり、5800以上。
5800でもアガるとトップ目を追跡する二着目になれます。
ツモ打
次に南家・瑠美さんの手は
ドラ瑠美手牌
ドラ1のメンツ手3シャンテン。
ポンの・ドラ1なら2000点。
ツモ打
続いて西家・伊達さんの手は
ドラ伊達手牌
第一ツモで1メンツできたばかりのメンツ手3シャンテン。
赤もドラもない1アンコ+2トイツなので三暗刻など付かないとあまり高くならなそうに見えます。
ツモ打
最後に北家・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
赤1のメンツ手4シャンテン。
ツモ打
次巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
ピンズがになりイーぺーコーもありそう。
ピンズを+と分けてみるとと受け入れが同時にある形だとも言えます。
つまりこの形になった時点で最大ピンズ2メンツ+雀頭まで望める形だとも言えます。(ここが待ちになると良さそう)
次巡、瑠美さんは
ドラ瑠美手牌
2メンツ完成した2シャンテン。
同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
ソウズ一気通貫や345三色や456三色もありそうな4シャンテン。
次巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
イーぺーコー完成で受け入れのチートイツ1シャンテン。
同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
やっと1メンツ完成して打。
切られたを浅見さんがポンして打。
ポンドラ浅見手牌
・赤・ドラの2シャンテン。
ポンの後、伊達さんは
ドラ伊達手牌
メンツ手なら受け入れの1シャンテンでチートイツなら受け入れの1シャンテン。
次巡、瑠美さんは
ドラ瑠美手牌
ツモ打して受け入れの1シャンテン。
同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
ツモ打して受け入れの1シャンテン。(動画2:21)
この時点で伊達さんから4枚見え、3枚見えで間のは山にありそう。
次巡、浅見さんは
ポンドラ浅見手牌
を抱えて形は変わらず。
同巡、瑠美さんはツモツモ切りと4枚目をツモ切り、浅見さんの欲しいは半分消滅。
また同巡、伊達さんはツモツモ切り。
伊達さんはカンテンパイに取れますがあえて取らないまま。
ドラ例1
ここにを引くとツモり四暗刻。
昨シーズンのMリーグ開幕初日でも四暗刻をアガった伊達さんがまたアガるのか、注目が集まる所。
https://www.youtube.com/watch?v=PDl0C8JMHHg
次巡、浅見さんは
ポンドラ浅見手牌
ポン材が、の2つになった2シャンテン。
同巡、瑠美さんはツモツモ切り。
このを浅見さんはポンせずスルー。
を浅見さんがポンした場合、
ポンポンドラ例2
受け入れの1シャンテンになっています。
同巡、伊達さんは
ドラ伊達手牌
浅見さんがポンしている4枚目を抱えて受け入れの1シャンテン。
次巡、瑠美さんはツモツモ切り、この
を伊達さんがポンして打テンパイ。
ポンドラ伊達手牌
トイトイシャンポン待ち。
待ちは山に2枚、は岡田さんに2枚あり0枚で計2枚。
ポンの直後、岡田さんは
ドラ岡田手牌
岡田さんからが3枚ずつ見え、ここから岡田さんは打。
伊達捨牌
伊達さんの切りが早く、岡田さんには伊達さんがを持ってないと見えたようです。
もし伊達さんがタンヤオ・トイトイなら切りなどが早いのに違和感があります。
このが伊達さんの当たり牌。
ロンポンドラ伊達手牌
トイトイの40符二翻、2600点。
岡田さんは2600放銃で三着目にダウン。
この半荘は伊達さんリードのまま決着。
伊達 +64.0
瑠美 +7.1
浅見 −18.9
岡田 −52.2
1シャンテンと早い瑠美さんや親の5800を防いだ伊達さんの一局でした。
今回のまとめ
・トイトイだけの仕掛け(鳴き)は少ない
トイトイだけでは30〜40符二翻の2600点程度と安くなりがちなのでドラ、赤、役牌、ホンイツなどを絡めた鳴きが多い。
今回の伊達さんはトップ目で親流しや他家アガリを防ぐ意味合いが強い。
・トイトイに一番危険なのはションパイ(生牌:場に一枚も切られてない牌)
岡田さんが放銃した場面。
浅見捨牌
瑠美捨牌
伊達捨牌
岡田捨牌
ドラ岡田手牌
ここから1枚切る場面で伊達さんの早い切りを見たのか打。
これが伊達さんのアガリ。
ロンポンドラ伊達手牌
トイトイの出アガリ(ロン)狙いならトイツのそばを早く切っておくとポンしやすくなりアガりやすい。
トイツ手はチートイツの待ちや重なる牌探しもそうだがある程度決め打ち(残す牌を決めながら打つ)が必要。
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2024年05月10日
ちょっとだけMリーグ#313
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今回の主役は松ヶ瀬 隆弥プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画8:00)
https://www.youtube.com/watch?v=1t2GWREyN1A
2024年3月12日 第1試合
南1局 ドラ
東家 瀬戸熊 直樹 20400
南家 日向 藍子 22600
西家 松ヶ瀬 隆弥 28200
北家 仲林 圭 28800
(敬称略)
全員が二万点台でいくらでも動きそうな着順。
最初に親・瀬戸熊さんの手は
ドラ瀬戸熊手牌
ドラ1のメンツ手2シャンテン。
ラス目の瀬戸熊さんは先制テンパイならリーチで連荘狙い、他は押し引きで悩みそうな所。
ツモ打
切られたを仲林さんがポンして打。
ポンドラ仲林手牌
北家の仲林さんにはが役牌、もポンするとホンイツの満貫。
ポンの後、南家・日向さんの手は
ドラ日向手牌
赤1のメンツ手3シャンテン。
リーチ・赤2600点では物足りないのでタンヤオかピンフを付けてリーチしたい。
ツモ打
最後に西家・松ヶ瀬さんの手は
ドラ松ヶ瀬手牌
赤もドラもない2アンコの3シャンテン。
あと1つアンコができれば三暗刻ですが、受け入れ枚数は縦重なりする牌(トイツは受け入れ2枚、孤立牌は3枚までしかない)だけなのでその点でメンツ手に遅れをとりやすく、最高打点は四暗刻の役満まであるものの、勝負になる機会はそう多くありません。
ツモ打
次巡、日向さんは
ドラ日向手牌
などを引くと345三色も望めます。
日向さんはツモ打、このを仲林さんがポンして打。
ポンポンドラ仲林手牌
満貫の2シャンテン。
次巡、瀬戸熊さんは
ドラ瀬戸熊手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
ドラ受け入れのできた2シャンテン。
また同巡、仲林さんは
ポンポンドラ仲林手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、日向さんは
ドラ日向手牌
受け入れの1シャンテン。
4巡後、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
下家・仲林さんのソウズホンイツにソウズや場にションパイは切りづらそうに見えます。
同巡、仲林さんは
ポンポンドラ仲林手牌
ペン(カン)待ちテンパイ。
待ちは山に1枚。
次巡、瀬戸熊さんは1シャンテンのままドラツモ切り。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
234三色やピンフ、タンヤオもある受け入れの1シャンテン。
また同巡、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
受け入れの1シャンテン。
更に同巡、仲林さんは
ポンポンドラ仲林手牌
待ちに変化。
待ちはどちらも山に1枚。
2巡後、松ヶ瀬さんは
ドラ松ヶ瀬手牌
三暗刻完成の待ちで即リーチ!
待ちは山に0、は1枚の計1枚。
待ちは少ないものの、はメンツ
か、の縦重なりしないと使えません。
松ヶ瀬さんから4枚見えなので外側は山にいそうに見えます。
リーチに対し、仲林さんはツモツモ切り。
次巡、瀬戸熊さんはツモツモ切り。
日向さんは
打ドラ日向手牌
日向さんから4枚見えで待ちを否定、3枚見えで待ちとカン待ちはワンチャンス。
また、3枚見えでシャンポン待ちを否定、タンキ待ちの可能性も薄くなっています。
時間を使ってリーチ現物打。
仲林さんはツモツモ切り。
次巡、瀬戸熊さんはツモツモ切り。
日向さんはツモ打。
前巡切りしていると234三色テンパイですが切りで松ヶ瀬さんへ放銃している所。
仲林さんはツモツモ切り。
次巡、瀬戸熊さんは
ドラ瀬戸熊手牌
ツモ打して受け入れの1シャンテン。
日向さんはツモツモ切り。
仲林さんはツモツモ切り。
次巡、瀬戸熊さんはツモツモ切り。
日向さんは
ドラ日向手牌
ツモ打してテンパイ。
が4枚切れで待ちもカン待ちもありません。
ピンフ・赤、待ち。
待ちは山に0、は2枚の計2枚。
仲林さんはツモツモ切り。
次巡、瀬戸熊さんは
打ドラ瀬戸熊手牌
どちらか切ればテンパイですが2人以上テンパイする中、押すのは厳しいと見て打。
日向さんはツモツモ切りしてテンパイ続行。
仲林さんはツモツモ切り。
次巡、瀬戸熊さんはツモ打。
日向さんはツモツモ切り。
仲林さんはツモツモ切り。
次巡、瀬戸熊さんはツモツモ切り。
日向さんはツモツモ切り。
松ヶ瀬さんは
リーチツモドラ裏ドラ松ヶ瀬手牌
最後のツモで最後の8枚目をツモ。
リーチ・ツモ・ハイテイ・三暗刻・裏3の倍満、4000−8000。
子と20000点差、親と24000点差つける大きなアガリを決めた松ヶ瀬さんのトップ。
松ヶ瀬 +59.1
仲林 +1.7
日向 −19.5
瀬戸熊 −41.3
劇的なアガリが勝因となった一局をお送りしました。
今回のまとめ
・自信のある待ちほどリーチ
松ヶ瀬さんはホンイツの仲林さんんい遅れてテンパイ、即リーチ!
ドラ松ヶ瀬手牌
松ヶ瀬さんは4枚を独占し、他家は、、メンツを作れず、の外側は山にありそう。
・変な捨牌ほどトイツ手
松ヶ瀬捨牌
松ヶ瀬さんはから切られて一色手(ホンイツ、チンイツ)を否定、下家に鳴かれるかもしれないを温存しつつを先切り。
トイトイや三暗刻の人はトイツやアンコそばの牌を早く切る傾向がある。(今回の)
ドラ松ヶ瀬手牌
トイツそばの、アンコそばの切りが特徴。
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2024年05月08日
ちょっとだけMリーグ#312
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は猿川 真寿プロです。
まずは動画からご覧ください。(動画7:59)
https://www.youtube.com/watch?v=wdoc179EAfk
※今回は動画0:00〜3:53の一局だけ取り上げています。
2024年3月15日 第2試合
東3局 ドラ
東家 猿川 真寿 22000
南家 松本 吉弘 38000
西家 内川 幸太郎 20000
北家 醍醐 大 20000
(敬称略)
松本さんが二着目に16000点差つけていますが、いくらでも挽回できる点差です。
最初に親・猿川さんの手は
ドラ猿川手牌
ドラ2+赤でリーチでも満貫。
ピンズ2メンツ+ソウズ2メンツ+雀頭でなんとかなりそう。
ツモ打
次に南家・松本さんの手は
ドラ松本手牌
トイツのメンツ手3シャンテン。
赤もドラも無い安手(1000〜1300点)になりそうなのでいつでもオリられる準備はしておきたい。
ツモ打
続いて西家・内川さんの手は
ドラ内川手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
19字牌を処理すればタンヤオ、変化によっては456三色までありそう。
ツモツモ切り
最後に北家・醍醐さんの手は
ドラ醍醐手牌
第一ツモでイーぺーコー完成、赤1のメンツ手2シャンテン。
既に役ありで567三色やピンフもありそうで満貫〜跳満になりそう。
ツモ打
次巡、猿川さんは
ドラ猿川手牌
2枚必要な2シャンテン。
ソウズの待ちになると良さそうなのでピンズを何とかしたい。
次巡、猿川さんは
ドラ猿川手牌
2枚目の赤を引き、リーチ・ツモ・ドラ2・赤2の跳満もあります。
同巡、松本さんは
ドラ松本手牌
受け入れの1シャンテン。
また同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
受け入れのチートイツ1シャンテンでメンツ手の2シャンテン。
次巡、猿川さんは
ドラ猿川手牌
これでドラ3+赤2の跳満〜倍満もありそうな2シャンテン。
同巡、松本さんは
ドラ松本手牌
受け入れの1シャンテン。
また同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
受け入れの1シャンテンでチートイツなら受け入れの1シャンテン。
次巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、猿川さんは
ドラ猿川手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、内川さんは
ドラ内川手牌
テンパイ即リーチ、カン待ち。
内川捨牌
を切って内川さんは中スジ待ち、いわゆるひっかけリーチ。
待ち
この直後、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
テンパイ、どちらかを切る選択で切りリーチ、タンキ待ち。
待ちは山に2枚。
切られたを猿川さんがチーして打。
チードラ猿川手牌
タンヤオ・赤2・ドラ3、跳満テンパイ、カン待ち。
待ちは山に3枚。
同巡、松本さんはツモ打。
2巡後、猿川さんはツモツモ切り。
の変則待ちに変えられますがツモ切り。
同巡、醍醐さんはツモ切り、ロン。
ロンチードラ猿川手牌
タンヤオ・赤2・ドラ3の跳満、18000点。(リーチ棒+2000)
今局、親っぱねをアガり、トップ目に立った猿川さんはリードを保ってトップ。
猿川 +77.1
内川 +3.7
松本 −21.1
醍醐 −59.7
今回のまとめ
・ドラや赤がたくさん見えるほど押しやすい
ドラ3巡目猿川手牌
↓
ドラ4巡目猿川手牌
猿川さんは3巡目にドラ2+赤2、4巡目にドラ3+赤2が見えているので他家にドラや赤は1枚までしか入らないのでリーチが入っても一発や裏ドラを除いて最大満貫くらいまで。
実際、他家のリーチは
ドラ醍醐手牌
ドラ内川手牌
醍醐さんはリーチ・チートイツ・赤の6400。
内川さんはリーチの1300。
どちらも満貫未満なので放銃してもさほどダメージは大きくない。
こんな時は押しやすくなる。
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