2024年05月17日
ちょっとだけMリーグ#315
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は園田 賢プロです。
先に動画からご覧ください。(動画8:00)
https://www.youtube.com/watch?v=mcech4Uej-k
2024年3月21日 第二試合
東3局
東家 園田 賢 36600
南家 萩原 聖人 22000
西家 菅原 千瑛 21000
北家 魚谷 侑未 20400
(敬称略)
親の園田さんがトップ目で三人はほぼ並び。
16000点ほどリードしている園田さんですが、他家の満貫直撃や跳満ツモで追いつかれる程度の差なのでもう少しリードを広げたい。
最初に親・園田さんの手は
ドラ園田手牌
トイツの3シャンテン。
赤もドラもない手なのでポンしてもほぼ1500点。
ツモ打
単なるペンチャンはずしならから切るので引きや引きフリテンやタンヤオ意識があるのかもしれません。
次に、萩原さんの手は
ドラ萩原手牌
ドラ1のメンツ手5シャンテン。
トップ目の親なのでこれ以上加点されたくない子は親流ししたい状況。
萩原さんの手ではピンフや役牌を重ねてポンくらいしかなさそう。
ツモ打
続いて西家・菅原さんの手は
ドラ菅原手牌
赤もドラもないメンツ手4シャンテン。
現状は役らしきものは見えませんが、を切ってのんびりタンヤオかピンズが増えれば遠めのホンイツなどは逃したくない。
ツモ打
最後に北家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
赤1、場風トイツの3シャンテン。
ポンできればポン材はポンしやすい部類でドラやが使える形なので鳴いて進めるのも良さそう。
ツモ打
次巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
1、2巡目と縦ヅモが続き3トイツ、4トイツになればチートイツも意識したい。
次巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
打のペンチャン落としで動きやすい形にしたいようです。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
1メンツ完成した3シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
ドラ2の4シャンテン。
次巡、園田さんは
ドラ園田手牌
これで園田さんは2シャンテン。
同巡、菅原さんは
ドラ菅原手牌
タンヤオで鳴ける3シャンテン。
また同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
シャンポンやカン部分は触れないと見たのかから先切り。
次巡、萩原さんは
打ドラ萩原手牌
萩原さんが切ったを園田さんがポンして打。
ポンドラ園田手牌
バック(後付け)の1シャンテン。
同巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
ドラ3で勝負したい手になりましたが場に2枚切れ、1枚切れ、1枚。
また同巡、菅原さんはツモ打。
園田さんの鳴きたいが出ない形。
更に同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
赤+ドラの2シャンテン。
次巡、菅原さんはツモ打と園田さんの現物切り。
次巡、園田さんはツモ打。
魚谷さんがポンしたいを園田さんが切らない形。
菅原さんはツモ打のトイツ落とし。
次巡、園田さんは
ポンドラ園田手牌
ツモ打して高くなった1シャンテン。
同巡、菅原さんはツモ打とこれも園田さんが通した肺。
次巡、菅原さんはツモ打のトイツ落とし。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
を鳴きたい2シャンテン。
次巡、萩原さんは
ドラ萩原手牌
受け入れの1シャンテン。
萩原さんから4枚見えで待ちになれば強そうですがは山に0でを引きたい。
同巡、菅原さんはツモ打と前巡、魚谷さんが通した牌。
また同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
4枚目を引いた2シャンテン。
園田さんが鳴きたい、魚谷さんが鳴きたいをお互いに持ち合っていて、どちらが先に切るのか?もポイントになりそう。
次巡、園田さんは
打ポンドラ園田手牌
捨牌が三段目に入り形式テンパイも意識したのか打。(チー、チー、ポン)
切られたを魚谷さんがポンして打。
ポンドラ魚谷手牌
受け入れの1シャンテン。
切られたを園田さんがポンして打。
ポンポンドラ園田手牌
・赤2900テンパイ待ち。
待ちは山に1枚、は0の計1枚。
同巡、萩原さんはツモツモ切り、これを魚谷さんがポンして打。
ポンポンドラ魚谷手牌
・赤・ドラ、待ちテンパイ。
待ちはが山に1枚、が3枚の計4枚。
次巡、園田さんは
打ポンポン園田手牌
ツモ打オリ。
萩原さんはツモツモ切り。
菅原さんはツモ打。
魚谷さんはツモツモ切り。
次巡、園田さんは
ポンポンドラ園田手牌
トイツ落とし。
萩原さんはツモツモ切り。
菅原さんはツモ打。
魚谷さんは
ツモ ポンポンドラ魚谷手牌
・赤・ドラをツモ、1000−2000。
魚谷さんにツモられたものの、ほぼ最小失点に抑えた園田さんの一局でした。
今回のまとめ
・かわし手以外の鳴きは子3900〜(親5800〜)が基準
かわし手なら子1000点〜で良いが、打点が欲しい時は3900〜で鳴きたい。
例:役牌・ドラ2、タンヤオ・赤2、一気通貫・ドラ2、タンヤオ・三色同順・赤2など
ロンポンドラ例1
ロンポンドラ例2
・放銃した時や流局した時のマイナスを考えてみる
@魚谷さんへ放銃した時
これは親流しの鳴きというよりも打点で鳴いていると見えるので−3900点以上と思われる。
A魚谷さんがツモアガリした時
魚谷さんが出アガリ3900点の手ならツモって1000−2000で園田さんは−2000点。
B魚谷さんが他家からロンした時
これは園田さんに関係のないアガリなので±0点。
C流局した時
テンパイしてそうなのは魚谷さんだけに見えるので流局なら魚谷さん一人テンパイとすると−1000点。
@〜Cを比較すると放銃した時のマイナスが一番大きく、ツモアガリされた時が二番目にマイナスが大きいが、ツモアガリは基本、防げないのであきらめてオリで良さそう。(流局なら−1000点で済む)
・単独トップ目になった時の意識
二着目以下を大きく離したトップ目になったらこの二点を意識。
@今以上のリードを広げる
跳満ツモで届かない点差(自分が子15100点差〜、自分が親18100点差〜)を維持しつつアガリを拾う。
A致命的な放銃を避ける
染め手(ホンイツ、チンイツ)、ドラポンなど高いのが見えている相手への放銃は避ける。
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